さらに日が進み、
遠的用100cm「大的」を使っての練習になりました。
6人立ちの射場でしたが1番的と2番的は高校生が練習で使っていました。
3番的から6番的までが「大的」が設置されてました。
「(これだけ大きければ丸の中にはいるだろう。)」
と考えていたのですがいざやってみるとは入られないんですよ。
「(う~ん、的が大きくても入られないんだなぁ。)」
そしてある日の「大的」練習で、
「はい、こちらへどうぞ~。」
「あ、いきま~す。」
と移動しながらふと思いました。
「(あれ、こっち大的あったっけ?)」
良く見たら、1尺2寸の近的用でした。
「(大的で当たらないからこれなんか当たらんだろうな。)」
言われるまま引きながら、
「ちょっと形がおかしいですけどそのまま引いて下さい。離して良いですよ」
と言われるままに離すと安土の方から当たる音が聞こえました。
すると指導してくださった方がそばの高校生に向かって、
「おい、いま隣の的に狙っただろ?」
「俺じゃないですよ。」
と俺の方に視線が向けられました。
「(俺が当てたのか。)」
後で別の先生が、
「すごいじゃないですか。ど真ん中に当たってるじゃないですか。」
「(え~、ど真ん中に当たってたのか。)」
夜なので矢がどの辺に飛んでるのか分からないんですよね~。
ちなみにその時に指導してくださった方は実は弓連の会長さんでした。