浪人中のアルバイトは、私も経験がある。二浪目に少しだけやっていた。だが、大失敗であった。勉強のぺースを乱したのである。だから、早く辞めてしまった。だが、今考えると、アルバイトしながらでも勉強はできたように思う。その反省も含めて、浪人中のアルバイトについて注意点を書きたい。
まず前項でも述べたが、「短時間」のアルバイトを「毎日」行うこと。これは生活のリズムを作り出す上で大切なことだ。私の場合は「長時間」のアルバイトを「不定期に」行っていた。最悪のパターンである。しかも、肉体労働だったこともあり、アルバイトのあった日は全く勉強が手に付かなかった。それどころか、その疲れは数日間続き、アルバイトがない日にまで悪影響を与えてしまった。
やはり、「長時間で不定期に」バイトすることは絶対に良くないのだ。
「毎日」が良い理由は、それが日常化するからである。一方、週に二回ぐらいだと、その「二回」が特別に辛い日になってしまう。
アルバイトの日程の組み方には十分に注意しよう。
次に、もうひとつ注意――心掛けに関することについて書こう。
浪人していると、自分がまるでマジメな苦学生のような感覚におちいることがある。大袈裟にいえば「自分は悲劇の主人公であり、それを邪魔するものは全て敵だ」というような感覚だ。だから、「アルバイトも敵」ということになり、なるべく楽しようとしてダラダラとやる。
だが、こういう考えは良くない。
アルバイトはアルバイトで、きっちりとやるべきだ。たとえば、仕事が忙しいときに、店長から「残業してくれないか」と頼まれることがある。そんなときに、勉強のことを考えて断るのではなく、喜んで残業するぐらいの気持ちがあった方がいい。バイト先の人に気に入られるような、積極的な仕事ぶりを発揮しよう。
不思議なことに、「なるべく楽しよう」とか、「バイトより勉強が大事だ」というような考えで仕事していると、必要以上に疲れる。むしろ、積極的に頑張った方が、疲れないのだ。
私は、大学在学中に多くのアルバイトをしてきたが、その中で学んだのは、「正社員と同じ気持ちで仕事した方がいい」ということだ。
楽しくやれば、アルバイトの時間はすぐに過ぎる。四時間のアルバイトでも、体感時間では二時間程度しか経っていない。だが、ダラダラとやっていると、八時間くらいに感じる。だから、終わった後に一気に疲れが押し寄せてくる。
世の中には、時間では換算できないものがあることを知るべきだ。自分の時間ばかり大事にする者は、結局自分の時間を奪われる。「疲れ」という魔物が、自分の時間を奪うのである。
まず前項でも述べたが、「短時間」のアルバイトを「毎日」行うこと。これは生活のリズムを作り出す上で大切なことだ。私の場合は「長時間」のアルバイトを「不定期に」行っていた。最悪のパターンである。しかも、肉体労働だったこともあり、アルバイトのあった日は全く勉強が手に付かなかった。それどころか、その疲れは数日間続き、アルバイトがない日にまで悪影響を与えてしまった。
やはり、「長時間で不定期に」バイトすることは絶対に良くないのだ。
「毎日」が良い理由は、それが日常化するからである。一方、週に二回ぐらいだと、その「二回」が特別に辛い日になってしまう。
アルバイトの日程の組み方には十分に注意しよう。
次に、もうひとつ注意――心掛けに関することについて書こう。
浪人していると、自分がまるでマジメな苦学生のような感覚におちいることがある。大袈裟にいえば「自分は悲劇の主人公であり、それを邪魔するものは全て敵だ」というような感覚だ。だから、「アルバイトも敵」ということになり、なるべく楽しようとしてダラダラとやる。
だが、こういう考えは良くない。
アルバイトはアルバイトで、きっちりとやるべきだ。たとえば、仕事が忙しいときに、店長から「残業してくれないか」と頼まれることがある。そんなときに、勉強のことを考えて断るのではなく、喜んで残業するぐらいの気持ちがあった方がいい。バイト先の人に気に入られるような、積極的な仕事ぶりを発揮しよう。
不思議なことに、「なるべく楽しよう」とか、「バイトより勉強が大事だ」というような考えで仕事していると、必要以上に疲れる。むしろ、積極的に頑張った方が、疲れないのだ。
私は、大学在学中に多くのアルバイトをしてきたが、その中で学んだのは、「正社員と同じ気持ちで仕事した方がいい」ということだ。
楽しくやれば、アルバイトの時間はすぐに過ぎる。四時間のアルバイトでも、体感時間では二時間程度しか経っていない。だが、ダラダラとやっていると、八時間くらいに感じる。だから、終わった後に一気に疲れが押し寄せてくる。
世の中には、時間では換算できないものがあることを知るべきだ。自分の時間ばかり大事にする者は、結局自分の時間を奪われる。「疲れ」という魔物が、自分の時間を奪うのである。