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虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

シン・シティ (2005/アメリカ)

2005年10月20日 | 映画感想さ行
SIN CITY
監督: フランク・ミラー 
    ロバート・ロドリゲス
    クエンティン・タランティーノ (スペシャルゲスト監督)
出演: ブルース・ウィリス    ハーティガン
    ミッキー・ローク    マーヴ
    クライヴ・オーウェン    ドワイト
    ジェシカ・アルバ    ナンシー
    ベニチオ・デル・トロ    ジャッキー・ボーイ
    イライジャ・ウッド    ケビン
    ブリタニー・マーフィ     シェリー
    ルトガー・ハウアー    ロアーク枢機卿
    パワーズ・ブース    ロアーク上院議員

 シン・シティ(罪の街)を舞台に、3人の男たちの愛と戦いを描いたコミックをハリウッドスター総出演で、原作者のフランク・ミラー、ロバート・ロドリゲスが映像化。クエンティン・タランティーノがスペシャルゲスト監督として参加している。

 笑いました。時々声をこらえるので背中がつりそうになりました。
 あたりまえにグロくて、ほんとに面白かったです。それに、この映像の質感と色の使い方は好きです。しょっぱなのパートカラーの赤がぐっと来ました。原作まったく知らないけれど、この世界の感覚にぴったりと思った。
 アクションが、また脳内で効果線入れちゃうようなアクション。好きだわ!
 邦画の「ある殺し屋」で、主人公の殺し屋のあまりのかっこよさに、あわよくばその殺し屋の金を乗っ取らんと思っていたチンピラ兄ちゃんが、すっかり感化されちゃって、映画のラストで「俺もああいう風に孤高にスタイリッシュに行くんだ!」とばかりにやたら肩いからせて思わず笑える、でも感情がシンクロしちゃうシーンがありました。成田三樹夫が最高に良かったのですが、この映画は「男の子」のそういう部分の妄想の集大成みたいで馬鹿馬鹿しさに片足突っ込んだ、そこでこそ輝けるかっこよさに満ち満ちて、グロさに体力消耗したけど、時々うれしくて飛び上がって笑いたくなりましたよ~~~

 なんたって演じてるほうがやたら楽しそう。
 一番はベニチオ・デル・トロ、次がイライジャ・ウッド、御年なのに元気なミッキー・ローク(久々大拍手!!!)。ちっとも老けないブルース・ウィリス。
 車は飛び上がって登場するし、日本刀の凄腕さんはタランティーノ監督がかんでるとなれば出てきて当然ですね。原作でもこうなのかな?
 この世界を、この映像化は大成功でしょう。


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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楽しめましたね! (arudenteな米)
2005-10-20 18:51:25
笑う気持ちもよくわかります。

男の自分としては溜息でるような場面も多かったです。

帰宅時に肩で風を切りたくなる映画。

リアルでなくデフォルメされているからかっこいい。
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ブルース・リーにはなれない (ningyo)
2005-10-21 08:31:51
「燃えよドラゴン」を見たときに

かっこよくて昂奮はするけど

ブルース・リーにはなれないのは

私はやっぱり女だからだろうな、と思ったものです。

一緒に見てた10代高校生の男の子は

すっかりブルース・リーになっていましたのに。



この己の美学に生きる男たち、

悪役含めてすべてがイキイキしていましたね!
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素朴な疑問 (arudenteな米)
2005-10-21 13:15:31
シン・シティとは若干離れてしまいますが…



男は幼少時からごっこ遊びに始まり自分を主人公と重ねることがあったと思ってます。



女子の方々の映画の主人公に憧れる部分は自分が見聞きしたかぎり大きく分けた生き方とかでなくお洒落だったり恋愛感覚だったりのような気がするんです。

「こんな恋愛してみたい」とかみたいな行動に憧れてといいますか…



自分の好んでみるホラーやSFだと女性はパニックになるものが多いので憧れる人がいないのはわかるのですが女性は「主人公がかっこいい女性」の映画を見た時に男がブルース・リーや高倉健に気分的になりきる様にそのキャラに憧れなりきれるものなのでしょうか?



なんか上手く質問できていない気もしますがご容赦ください。
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そのスメル (現象)
2005-10-21 15:12:51
映像化、僕も成功だと思います。

デル・トロ良かったですよね!

男くささがツンと鼻にきました。
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感情移入 (ningyo)
2005-10-21 21:40:12
arudenteな米様

 私個人でいうと、ごっこ遊びは紙の上で自分の創作した人物にやってもらっていました。自分で登場人物に重ねるということはなかったように思います。

 かっこいい女性は映画や本でいっぱい出会いますが、自分を重ねるというより、ただ憧れます。男の人に憧れるのと同じように憧れます。「エイリアン」のリプリーにも憧れますが、自分を重ねるのは荷が重いなあ、とか腰が引けます。

 

 私の経験でいうと、映画を見終わったときに「(ヒーローに)なっている」のがわかるのは男の人だけです。

 見ればわかっちゃいます。



女の人については難しいので少し考えます。
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本当に楽しそうで (ningyo)
2005-10-21 21:43:25
スタッフにも、役者にも

この世界を愛情を持って作り上げているのが

感じられました。



これだけのビッグネームをそろえて

コミックをそのまま作っちゃうなんて

アメリカ映画の凄さですね。
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うすうす (arudenteな米)
2005-10-22 14:06:59
やはり女性から見てもなりきるのは男性だけなのは確定そうですね。

ウッディ・アレンの「ボギー俺も男だ」みたいに男の行動は世界共通ですよねぇ。

女性にとって男性のそれに当たるような映画ってどんなものなんでしょう? 疑問はつきません



女性側も解答も密かに楽しみにしてます
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難しい宿題 (ningyo)
2005-10-22 17:32:19
ウッディ・アレンの「ボギー俺も男だ」も

私には最初から最後まで笑えて、

最後は少し物悲しい、男のかっこつけやせ我慢がいとしい映画でした。

これも男女で見方が違うのでしょうね。



私は実は、主人公にならなくても

さあ、がんばっていくか!と気分更新になるのは

サバイバルものなのです。

「エンデュアランス号漂流」とか「運命を分けたザイル」もそうです。



それにしても難しい宿題です。
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