にこにこ日記

原因不明の病気で寝たきりの長女ののこ、8歳年下の次女ニコ。二人の娘の成長、毎日の小さな小さな喜びを書き留めています。

最後の授業

2008-03-12 02:17:45 | ののこ


3月10日。
今日は4年生最後の授業です。
そして、今日で4年間担任を持ってくれた森田先生最後の授業です。

ののこは授業の間、穏やかでいい顔していました。
途中眠そうになったけれど頑張って起きていました。
ニコは散歩に出るのを嫌がり、ずうっと先生とののこのそばから離れませんでした。

森田先生、4年間本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
言葉に言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
先生がののこに(おまけにニコにも)注いでくれた愛情は
時には親の私たち以上にも思えるほど。
ここまで可愛がってもらえて、ののこは本当に幸せです。

4年前、入学するときは学校ってどんなところ?
訪問の先生ってどんな人?
どうやってどんなふうに接してくれるの?
などなど、私もおそらくののこも不安でいっぱいでした。
だけど、入学式で初めて会った時の森田先生は
真っ直ぐにののこだけを見つめてくれて、
「ののちゃん、初めまして。森田です。」
と語りかけてくれたのを覚えています。
いままでの不安が期待やドキドキに変わった瞬間でした。

1年生の頃は私もののこにべったりくっついて最後まで3人で授業していましたよね。
今思えば、さぞ先生は授業しづらかったでしょうね。
我ながら恥ずかしいくらい子離れしていない母親だったと思います。
2年生になって気管切開の手術があったりと、入院も多い年でしたね。
病室でも授業を続けてくれたり、頻繁にお見舞いに来てくれたり、
ニコが産まれてからは、
実家にまで授業しにきてくださってありがとうございました。
3年生になるころからののこは体が大きく重くなってきて抱っこも
大変だったと思います。緊張が強い日も多かったけれど
先生の授業になるとののこは緊張しながらでもいい顔で授業を受けて
いましたよね。
4年生になって、ニコがどんどん先生と授業に割り込んでいって
先生の授業もやりずらい日も多かったかも知れません、すいません。
それでも、ニコが居ない時をねらって作った紙粘土作品が4年連続で賞を
いただけたのはひとえに先生のおかげです。

4年間、ののこの体調を第一に、次に私たちの気持ちを大切に考えてくださった先生。
先生のおかげで、ののこの母親としての自信もつけさせて頂けたような気がします。
本当に、ありがとうございました。
まだまだ思い出は沢山たくさん、書ききれないほどありますね。

週に3日、朝先生が鳴らす「ピンポ~ン♪」をウチの娘達は楽しみに待っていました。
(遅刻常習犯の私はあせっていました・・・。)


  

4月からはののこも5年生。新しい先生、新しい授業、宿泊研修もあります。
そしてニコも保育園へ・・・(ちゃんと行けるかな?)
これからも新しい楽しい思い出を沢山、沢山作るよう頑張ります。