アスペルガー症候群の子…わからない…わかってもらえない ４

☆くんについて、病院でＡＤＨＤの診断名がついているのに
医者でもない私が異議を申し立てるのはおかしいのですが、
☆くんが検査を受けた頃というのは、まだ軽度発達障害と
診断されること自体がめずらしかったころなので、
現代の検査方法とずいぶん違っていたようにも思えるのです。

☆くんがアスペルガー症候群であるかどうかの真偽のほどは
いったん脇において置いて…

私は☆くんの就職について悩むうちに
☆くんのようなコミュニケーションが苦手な子
広汎性発達障害を持った子は、
一昔前、親の農業や親戚の工場なんかで働く子が多かった時代には、
それなりにきちんと仕事に就けて
社会に貢献していたはずなのに…と悲しくなりました。

☆くんはやれと言われたことはこなすし、
仕事を途中で放り出したりもしない、
働く意欲がないわけでもないのです。

ただ、雇う側がアルバイトを選ぶのにさえ、
一定の基準の人間関係能力を要求するような世の中になったので、
とにかく働くスタート地点でつまずいてしまうのです。
安全さや快適さや完璧さを求める
昨今の消費者のニーズは、
そうした基準を満たすのが難しそうな子を職場からはじき出してしまうのです…

本当に政府は何をしているんでしょうか！！

ニートやフリーターの対策をするのだったら、
甘えとか育て方とかあれこれ論じたり、
技術を身につけさせて何とかしようとするよりも、

コミュニケーション能力が生まれつき弱い子がいる現実を理解して、

そうした能力が弱くてもまじめなら働ける
相手の気持ちを察しにくい子でも
まず雇ってはもらえる

という支援をしてもらいたいなぁと思うのです…よ。

話がずいぶんわき道にそれてしまいましたが、もう少し続きます。
　
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いつもどうもありがとうございます。