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IQ144の軽度発達障害の4歳の子 1

2008-05-06 16:36:44 | 学習障害児の親子レッスンから
(私のミスで、IQの検査結果の書き間違いがありました。130→144でした。)

☆くんは4歳の男の子。
2歳前に「軽度発達障害の疑いがある」と診断され、
4歳になるこれまで、療育教室に通い、
保育所や家庭で、楽器演奏や学習などさまざまな取り組みを
してきたそうです。

検査のために測った知能指数は、病みあがりの体調が悪い時に受けさせたため
途中できちんとやらなくなったにもかかわらず、
IQ144というかなり高い数字だったそうです。
「これからどうした点に注意して育てていったらよいのか、ヒントをもらいたいと」
遠方から親子レッスンにいらしてくださいました。


☆くんとは、はじめ、積み木やロックンロールプラスといったおもちゃを使って、ピタゴラスイッチに似た遊びをいっしょにしました。
☆くんの遊ぶ姿からは、さまざまな場面で、
IQの高さがうかがえました。
ただ単にビー玉転がしという遊びを超えて、
傾斜を工夫したり、先を予測したりして、熱心に組み立て続けます。
まるで物理の運動の研究をしているように、遊びを展開していました。

「ピタゴラス」という「9歳~」のゲームを教えたところ、
すぐにルールをマスターして、
楽しく遊べました。
また小学校受験の問題も、
中でも難問に分類されるものを、てきぱき答えていきました。

☆くんは、おだやかで優しい性質で、
保育所でもお友達と遊べているようですし、
虹色教室でも、私と協力しあいながら遊べています。
強いこだわりや、感覚過敏も見られません。
会話もごく普通の4歳児です。
多動もみられず、集中力は一般的な4歳児より高めです。
「心の理論」も理解できている様子です。

なら、どこが発達障害…??
と疑わしいような様子なのです。
☆くんの母さんのお話では、
1~3歳の時は、いっときもじっとしておらず、
高いところにのぼっては、陶器の皿などを割っていったり、
療育の場でも、ひとりだけ落ち着きなく動き回ったり、と
とにかく限度を超えた多動があったようなのです。
他にもたくさん発達障害の兆候があったそうです。

☆くんは、早期の療育等のおかげで、
良くなったのでしょうか?
今は問題がないのですから、普通の子として育てていけば良いのでしょうか?

少し長くなったので続きは次回に書きますね。


 
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