お家でベトナム料理が食べたい!

日本にある材料で簡単に作れるベトナム料理のレシピを、在日10年のベトナム人が紹介します。

フエ風海老でんぶ蒸し巻き

2007-05-10 09:20:05 | Weblog

ベトナム風団子

2007-05-09 10:32:54 | Weblog
暑くなりました。30分で簡単に作れるベトナム風団子。

帰省中につき・・・orz

2007-03-16 20:26:32 | Weblog
 せっかくYahooに登録されたというのに、ただいまベトナム帰省中につき、新しい記事がUPできません!

 現地のPCで日本語が扱えないため、4月12日まで更新をお休みいたします。戻ったらまた頑張りますので、どうぞお楽しみに・・・

ベトナムのTET(II)

2007-03-16 13:19:11 | Weblog
ベトナムのTET(II)

・5種の果物

 TETのお供えで一番大切なものは五種の果物です。ベトナムは農業の国であり、この習慣は農家から始まったものなので、今でも非常に大切な習慣です。

 五種の果物は五行星と呼ばれ、火、水、木、金、土に対して供える意味があります。元々は五種の穀物でしたが、代々受け継がれるにつれ、代わりに五種の果物に変化し、五種から十種以上になり、地方によって果類も変わります。北部では五種の果物の中に絶対青いバナナを入れますが、南部でバナナを使ったら、新年は一年中悪いことをして社会から逃げなければならないという意味なので、大変です!その他、オレンジを入れたら一年中我慢することが必要という意味なので、南部人は、オレンジもお正月の五種の果物に入れません。これら北部と南部の差は、それぞれの言葉の発音の違いによるものです。例えば:バナナは北部で「chuoi」と発音しますが、南では「chui」と言います。そして、「chui」は「逃げる」や「隠す」という意味になります。でも、私は個人的に、気候の差も影響しているのではないかと思います。五種の果物はお仏壇でお正月中ずっと飾ります。北部でお正月は一番寒い時期なので、青いバナナが長持ちします。一方に南部では一年中暑いので、青いバナナを使ってもすぐに臭くなるからです。
 
 5種の果物盆を作る規則もあります。硬くて重いものは下に置く。軽くて、色は明るい種類は上に乗せる。形も塔のような形に決まっています。伝統を厳しく守る人は、五種の果物盆なら絶対5種類しか入れません。逆に現代では、若者達は五種の果物盆を作る時に、できるだけ大きく盛り付ければ、来年は幸福がたくさん来ると信じています。昔、穀物を使っていたと書きましたが、今ではベトナムの典型的な果物を供え、さらに輸入品の果物を使うことも珍しくありません。どんな果物を使っても、何種類入れても、仕事の神様と先祖に感謝し、五種の果物盆を供える意味は代々全く変わっていません。

ゴマとココナッツのおこわ

2007-03-08 16:15:47 | おこわ類
ベトナムにいた頃、毎月旧暦の一日と満月の日には母と一緒にお寺にお参りに行きました。行く前にお花や線香、果物やお菓子などを買って行きます。お寺に着いてからお供えを色々なお皿に乗せて供えます。そのあと、供えた物は一部分を除いてお坊さんにさし上げる。お礼にお坊さんがよく色々な物をくれます。ベトナムのお坊さんは精進料理しか食べられないので、お返しも美味しい精進料理になります。その中でいつも一番のお気に入りはおこわです。なぜなら、お寺のおこわは家で作ったおこわと、全然違うからです。暑いうちに可愛い形に盛って、ジャックフルーツの葉やバナナの葉の上に乗せて、大仏に供えた後で、お客さんに配ります。いつもお寺のおこわを食べるとき、モチモチ感、お線香の香が付いて非常に美味しかったです。お坊さんは毎日おこわを作るから上手になったのか、それとも大仏様からの幸福がたくさん込められているからでしょうか。

今日本でおこわを作る時、子供時代の思い出がたくさんよみがえります。色々なお寺からもらったおこわの中で一番好きなのはゴマとココナッツおこわです。作り方も簡単なので、ぜひやってみて下さい。とても美味しいです。

ゴマとココナッツのおこわ
材料
もち米 …………………………………500g
白い炒りゴマ ………………………….100g
乾燥ココナッツ(ケーキ用)………….50g
塩 ……………………………………….小さじ1
砂糖 …………………………………….大さじ4

作り方
1.乾燥ココナッツは砂糖大さじ1を入れた水1/2カップに漬けて、一晩置きます。・・・(A)
2.もち米を良く洗って、一晩中たっぷり水につけます。次の日、ざるに入れて、もう一回洗って、水を捨て、塩小さじ1を入れて、よく混ぜて、充分に湯気の立っている蒸し器に入れて、中火で20分蒸します。20分後、蒸し器のふたを開けて、(A)を入れてよく混ぜます。そして、また10分蒸します。最後にゴマ50gをすったものと砂糖大さじ3入れて、よく混ぜて、また5分蒸します。
3.出来たてのおこわはすぐにお皿に乗せて、残った白い炒りゴマ50gを振って、暖かいうちに食べます。

TETについて(2)

2007-03-05 23:59:18 | Weblog
TET(2)

家を飾る
竈神の日のあとで、皆家を掃除し、飾りをはじめます。TETでは、ベトナム人は非常に多くの花を使います。そのため、12月中旬から花の市場が開けます。市場である決まった道路がTETの時期だけ、花の市場になるのです。花市に行って、花を買う人がいますが、ただTETの気分を感じたい人も多くいます。そこに、正月的な雰囲気があると考えるからです。花の市場では、花を売るだけではなく、鳥、金魚、懐かしいおもちゃなどが売られています。南部の人は、TETによく金柑や黄梅を使う一方、北部の人は桃の花や金柑がないと、家に正月が来ないと思っています。TETの1~2ヶ月前花畑に行き、まだ青い金柑を選び、木を予約しておく人もいます。竈神の日ごろ、花畑の主人が予約しておいた金柑を家まで運んで、鉢に入れてくれてから、お正月が始まります。桃と梅の花は長く飾れるので、お正月の2,3日前に買います。ベトナム人は、お正月しか桃の花を飾りません。桃の花は濃いピンクから、薄いピンク、一重から、八重まで人々の趣味によっていろいろあります。お線香の香と桃の花の香、大きな四角いちまき、玄関先に残った薄いピンク色の爆竹の燃えかすを見ると、人々はベトナムのTETを実感するのです。

ハノイ名物:ブンタン(Bun Thang)

2007-03-01 16:27:44 | 麺類

TETについて

2007-02-26 23:42:52 | Tet料理
今回はレシピからちょっと離れて、ベトナムの習慣について紹介します。

ベトナムのTET(I)

毎年、TET(テト)が来る度、故郷の思い出で胸がいっぱいになります。TETというのは、旧正月に行わせるベトナム伝統の新年祭のこと。ベトナム育ちの私は、日本に暮らす今もベトナムの習慣が染みついています。10年ほどベトナムから離れていても、TETは毎年一年中で一番特別な時期。

TETでは、単に家族や親戚間の新年会としてだけではなく、神様への感謝をこめた習慣がいくつかあり、大変重要な意味を持っています。
一つは、仕事の神様への挨拶。昔各家庭は別々の仕事を持っていて、その代々伝わる仕事を一番最初の先祖に教えてくれたのは仕事の神様と信じられています。
二つ目は、土地を守ってくれる神様や台所の神様などへの挨拶。
また、先祖の霊が家に帰るため、美味しいおせちや果物などを供えます。

今日は、竈の神について紹介します。

竈の日(かまどの日)
旧暦の12月23日、竈の日から、TETの雰囲気が盛り上がります。昔、竈を使ってご飯を炊いていたベトナム人は、竈の神が3人いると信じていました。これは2人の男性の神と一人の女性の神で、一年中で仲良く三宝(現代のガスコンロにも見られるなべやフライパンを支えている部分)のつめの部分にそれぞれ立っていて、人間を手伝い、この神様のおかげで毎日美味しいご飯を作ることができると言われました。
このお礼に、12月23日の早朝から市場に行き、生きている鯉を三匹買い、ボールに用意した水に入れて、お仏壇に供えます。この時、鯉は元気で泳げる鯉で、しかも黒い鯉2匹、黄色い1匹でなければいけません。なぜなら、女性の神は黄色が好きだから。
買った鯉と、前日竈の神のため買った紙の帽子や紙の靴、紙の服などを一緒に仏壇に供えます。またお供えの料理も欠かせません。竈神のおかげで、一年中ご飯を食べられるので、感謝する意味です。お供えした後で、料理を食べる前に、神の服3セットを燃やし、3匹の鯉を大きい池や湖に放流します。竈の神が新しい服を着、帽子をかぶり、靴を履き、鯉に乗って天国まで帰るので、非常に遠くて、時間がかかるので、それぞれの家庭は明るい内に急いでやります。それが終わったら、供えた料理を食べながら、前年の食生活を家族で皆は話し、見直して、また来年に向け気持ちを新たにします。

次回はTETの装飾について紹介します。お楽しみに・・・

ベトナム風大根サラダ

2007-02-24 17:29:50 | ベトナムのおもてなし料理

ベトナム風揚げ春巻き

2007-02-23 15:57:45 | ベトナムのおもてなし料理