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イアペタス擬似カラーモザイク画像

2007-09-18 01:09:21 | オリジナル画像
No.278 2007/9/17作成

Iapetus False Color Mosaic

拡大画像はこちら↓(Credit:NASA/JPL/new_petty75)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/79/cf5c9704474aa861f38478b9ea1c218b.jpg

NASAの土星探査機カッシーニが9月10日に土星の衛星イアペタスに接近しました。
この画像は、そのとき赤外線、緑色光、紫外線で撮影された画像を擬似カラー合成し、さらに複数の擬似カラー画像を組み合わせて作ったモザイク画像です。
一部モノクロ画像も使っています。

イアペタスの地表は、明るい物質(氷)で覆われた部分と、表面に黒い炭化水素のちりが降り積もっている部分からなります。
よく見ると、この画像の中央から上側にかけて見られるクレーターでは、上側の斜面に黒い物質が堆積しており、下側の斜面は白い氷が露出しています。
ところが、画像の下側の地域に見られるクレーターでは逆になっています。
この画像のほぼ中央を赤道が通っており、黒い物質の分布と何らかの関係があると思われます。

イアペタスは直径1436kmで、土星の衛星の中では3番目に大きな衛星です。
イアペタスには赤道に沿って一直線に走る巨大な山脈があり、イアペタスの内部が冷えて収縮したときにできた地形だろうと考えられていますが、詳しいことはまだよくわかっていません。

元の画像:NASA/JPL提供


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