No.178 2006/5/2作成
4月29日にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星の小衛星ヤヌスです。
ヤヌスは直径約180kmで、いびつな形をしており、表面は大小様々なクレーターで覆いつくされています。
今回はこれまでで最も近い2百数十kmの距離から撮影されました。
さらに今回は、紫外線から赤外線まで幅広いチャンネルで撮影されたので、それらの画像を使ってカラー画像を作ってみました。
まず中央の画像は、紫外線、緑、赤外線に、それぞれ青、緑、赤を対応させて作った擬似カラー画像です。
オレンジ色の帯状のものは土星のリングで、その上方に浮かんでいるのがヤヌスです。
左上はそれを拡大したもの、右上はさらに色を強調したものです。
この画像をよく見ると、赤道付近、つまり中央の高さ辺りが青っぽいことがわかります。
恐らくこの部分はより純粋な氷で覆われているのでしょう。
そのような表面の物質の分布は、ヤヌスがどのように形作られてきたのかを物語る手がかりとなるはずです。
また、左下の画像は可視光線(青、緑、赤)で撮影された画像を合成したもので、人間の目で見たのに近い色となっています。
右下は色を強調した画像です。
緑の画像が少しずれているために(カッシーニが移動しながら撮影しているためです)やや見にくいですが、やはり赤道付近、特に中央やや右寄りに見える大きなクレーターの下側が青っぽく見えます。
元の画像:NASA/JPL提供
4月29日にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星の小衛星ヤヌスです。
ヤヌスは直径約180kmで、いびつな形をしており、表面は大小様々なクレーターで覆いつくされています。
今回はこれまでで最も近い2百数十kmの距離から撮影されました。
さらに今回は、紫外線から赤外線まで幅広いチャンネルで撮影されたので、それらの画像を使ってカラー画像を作ってみました。
まず中央の画像は、紫外線、緑、赤外線に、それぞれ青、緑、赤を対応させて作った擬似カラー画像です。
オレンジ色の帯状のものは土星のリングで、その上方に浮かんでいるのがヤヌスです。
左上はそれを拡大したもの、右上はさらに色を強調したものです。
この画像をよく見ると、赤道付近、つまり中央の高さ辺りが青っぽいことがわかります。
恐らくこの部分はより純粋な氷で覆われているのでしょう。
そのような表面の物質の分布は、ヤヌスがどのように形作られてきたのかを物語る手がかりとなるはずです。
また、左下の画像は可視光線(青、緑、赤)で撮影された画像を合成したもので、人間の目で見たのに近い色となっています。
右下は色を強調した画像です。
緑の画像が少しずれているために(カッシーニが移動しながら撮影しているためです)やや見にくいですが、やはり赤道付近、特に中央やや右寄りに見える大きなクレーターの下側が青っぽく見えます。
元の画像:NASA/JPL提供
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