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民主党の懲りない面々・その26

2011-09-12 00:45:12 | 様々な話題
今回は民主党に付いて書くのだが、「民主党の懲りない面々」シリーズは先日「その25」を書いたばかり、で、今回「その26」と言う事は、それだけ民主党に関連するネタが多いって事だな。
野田ドジョウ内閣が発足して、まだ日も浅いと言うのに、色々な事が有り過ぎて何から書こうか迷ってしまう。

先ずは野田佳彦首相に付いて書くとするが、菅直人前首相が財務相だった頃に「空きカン」と命名した財務官僚が、野田首相の事を「使い勝手よし彦くん」と呼んでいるそうだ。
野田首相は財務相就任前に、「天下りや無駄遣いのカラクリを残したまま消費税を上げても、砂漠に砂を撒くのと同じ」と、良い事を言ってたのだが、それが急に増税派に転向したのも財務官僚の入れ知恵と言う訳だ。
財務官僚からすれば、野田佳彦と言う政治家は扱い易いって事なんだろう。

次は大臣に就任して僅か9日で辞任した人の話。
鉢呂吉雄経済産業大臣は、野田総理大臣と共に福島県の被災地を視察した8日の夜、都内の議員宿舎に戻った際、記者の体に触れるような仕草をしながら「放射性物質が移った」と発言した。
これに付いて鉢呂は、「厳しい福島原発の現状と作業員の懸命な努力の様子を、記者団と共有したいと言う思いだった。誤解を与えたのであれば、自分の本意では無い」と釈明。

更に鉢呂は9日の記者会見で、被災地視察に付いて「東京電力福島第一原子力発電所の周辺の町村の市街地は、人っ子一人居ない、まさに「死の町」と言う形だった」と発言。
その後、「死の町」と言う表現が批判され、改めて記者会見し「被災者の皆さんに誤解を与える表現だった」と述べ、発言を撤回した上で陳謝した訳だ。

これね「福島は死の町」ってのは、誰もが思っている事で、福島が原発事故により高濃度の放射能に汚染され、何故かセシウムしか主に報道されて無いが、様々な放射性物質がバラ撒かれて、酷い状態なのは本当の事なんだよ。
当ブログの福島原発の半径20キロは人も家畜も住めないや、福島の野菜を食べさせるのは可哀想を読んで頂きたいが、事実を現実として受け止めなければならない。
当ブログは放射能汚染の危険性に付いて、上記エントリの他にも色々と書いているので、読んでみて下され。

放射能汚染関係では、何故か正論を述べたら叩かれる空気が有るよね、実際に子供の甲状腺からセシウムが検出されたり、子供の小便からセシウムが検出されたり、母乳からもセシウムが検出されたりと、マスコミは大きく扱わないが、それらは異常な事だよね。
放射能汚染で放射性物質が撒き散らされている事を書いたら、きりが無いので本題である民主党の懲りない面々に戻すのだが、大臣としての立場を考えたら暴言なのかも知れないな。

鉢呂の話の次は、胡散臭い会社から献金を貰っている人達の話。
小宮山洋子厚生労働相の政治団体「小宮山洋子後援会」が、東京都から行政処分を受けた訪問販売会社の社長から2007年に10万円の献金を受けていた事が7日に判明。
社長は小宮山のパーティー券50万円分も購入していたが、後援会は09年9月に全額を返金。
小宮山の事務所は「退職した秘書を通じて支援を受けたが、政治資金に関する倫理、道徳上、(行政処分を)把握した時点で返金した」とコメント。

この訪問販売会社(閉鎖)は「浄水器や掃除機を使わないと癌やアレルギーになる」等と不正な勧誘をしたとして03年、特定商取引法(不実の告知)等に基づき、都から改善指導の行政処分を受けている。
都によると、同社に関する相談が約190件あり、契約金額は平均約40万円だったと言う。
後援会の収支報告書によると、社長は06年、都内のホテルで開かれた小宮山氏のパーティー券50万円分を購入、翌07年に10万円を個人献金している。

胡散臭い話をもう一つ、マルチ山岡こと山岡消費者相がマルチ商法(連鎖販売取引)の業者やその業界団体から計254万円の献金を受けていた問題に付いて、山岡は8日の定例記者会見で、「合法的に運営されたビジネスと認識しているが、(最近は)誤解されないよう献金を受けていない」と述べた。
山岡は、マルチ商法業界に関する「流通ビジネス推進議員連盟」の会長を務めていた経歴にも触れ、「後輩議員から頼まれて引き受けた」と説明した。

野田ドジョウ内閣の面々と言うか、民主党の面々は言葉が軽い奴、胡散臭い団体との付き合い、何より半日的な議員が多くて、はっきり言って酷すぎる。
外交、財政、経済、内政と、担当する大臣の顔触れを見れば、どれを見ても酷すぎるだろう。
野田佳彦首相は、党の一致団結を求めるあまり、適材適所に人材を置くのでは無くて、派閥の力関係を重視して組閣した事が最大の誤りだった訳だ。

次は、マニフェスト詐欺と言われる民主党に付いて、元首相の小泉純一郎がこう語っている。
小泉元首相は5日、「今後は財政難で政権与党が苦しい時代が続く。与党になれば苦しい事を、ようやく民主党議員が判ってくれて政権交代は良かった」と述べ、マニフェスト見直しに苦慮する現状を皮肉混じりに批判。
小泉元首相は、民主党がマニフェストに掲げた高速道路無料化に付いて「一切税金を投入しない制度で民営化したのに、民主党は無料にしてしまった。どうやって道路公団の借金を返すのか?。税金で自動車を使わない人にも負担を取らせる制度だ」とも批判。

「民主党は政権を取れば、16兆円の財源なんて簡単に出せると言った。見直さないで遣って貰いたい」と強調。
また、民主党内に根強い日米中「正三角形」論に対しても「中国は経済的にもっとも重要な国だが、安全が確保されていない限り、如何なる政策も進められない。あれだけの戦争をして領土を全部返した米国と、沖縄・尖閣諸島を自分の領土だと主張している中国と同じ関係で良いと言う議論は私は取らない」と語り、日米同盟堅持の重要性を力説した。

更に、脱原発依存を進め、再生可能エネルギー拡大により国内の技術革新を後押しすべきだとし、「民主党も自民党も原発依存度を下げて行こうと言うのが多数派であり、脱原発で解散しようと言う首相が何処かに居たが、争点にならない」と指摘した訳だ。
小泉元首相に付いては賛否両論あるのだが、約1年短期政権が続く今の日本を見たら、長期政権を成し遂げた小泉内閣は、政権の安定と言う観点で見れば、優秀な政治家だったのかな。

今回のエントリは民主党の懲りない面々と言う話なので、小泉政権に付いては差し控えるが、今の民主党の体たらくをみていたら、政権交代は失敗だったと思う。
失敗だと思うのだが、昨今の自民党による政権運営に失望して、民主党に託した人々も多い訳で、それらを踏まえて考えれば、日本の政治家のレベルと言うか質が下がっている証左なのかも知れない。

為政者の質が下がれば、迷惑を被るのは市民(国民)と言うのは今も昔も変わらない。
政治家は市民(国民)のレベルを写す鏡と言う言葉があるが、我々も政治に目を向け、政治に関心を持ち、政治の悪い所は悪いと声高に言わなければ、日本の政治のレベルは上がらないのかも知れないな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】