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シャープの第10世代LCDパネルと太陽電池の新工場(境市)の概要

2007年08月20日 | ガンバレ日本企業(その他)

SHARP

シャープは、大阪府堺市に第10世代のLCDパネル工場と薄膜太陽電池を量産する太陽電池工場を新たに併設すると発表した。同社では、敷地内に両工場に関連するインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致し、「21世紀型コンビナート」として展開する計画。

 コンビナートでは、新たなLCDパネル工場に隣接してインフラ関連施設や装置メーカーの工場に加え、マザーガラスやカラーフィルターなど複数の有力部材メーカーの工場を誘致。ガスや電気などインフラの共用化により、生産性の向上を図る。
また、亀山工場で構築した、LCDパネルからLCDテレビまでの「垂直統合型」の事業展開をさらに川上まで推し進め、「企業の垣根を超えた垂直統合型」を目指すという。これにより、物流コストの削減、生産計画などのオペレーションの一元化などを推進する。さらに、部材・装置メーカーとも緊密に連携を図ることで、知識やノウハウを融合して新たな技術革新を図るとしている。

 新設するLCDパネル工場は、現在稼働中の亀山第2工場(第8世代)の約1.6倍となる第10世代(2850mm×3050mm)のマザーガラスを採用する。これにより、1枚のマザーガラスから、60型クラスのパネルが6枚、50型クラスは8枚、40型クラスは15枚取れることが可能になる。
新工場の全土地代を含む投資額は約3800億円。2007年11月に着工し、2010年3月までに生産を開始する予定という。

 一方の太陽電池工場では薄膜太陽電池の量産を行う。
新工場での薄膜太陽電池生産量は、年間1000MW(100万kW)規模を計画している。投資額などについては検討中だが、稼動時期はLCDパネル工場と同時期を予定しているという。

 薄膜技術の水平展開について同社は、TFT-LCDと薄膜太陽電池は同じ薄膜技術をベースにしており、材料やユーティリティなどの共用化が可能であり、薄膜太陽電池はLCD技術の応用によって生産性向上が期待できるとしている。

<新工場の概要>
所在地:大阪府堺市堺区堺浜地区(大阪府堺市堺区築港八幡町)
敷地面積:127万m2(38万5000坪)


<LCDパネル工場>
投資額:約3800億円(新工場の全土地代含む)
着工:2007年11月
稼動開始:2010年3月まで
主な生産品目:40型、50型、60型クラスの大型TV用LCDパネル
マザーガラスサイズ:2850mm×3050mm(第10世代)
投入能力:7万2000枚/月(稼動当初は3万6000枚/月)

<太陽電池工場>
稼動開始:2010年3月まで
生産品目:薄膜太陽電池



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