1990年代、日本動漫(アニメ・漫画)「セーラームーン」が中国の少女たちを“変身”させていたちょうど同じころ、中国の少年たちは「スラムダンク」に夢中だった。
90年代初頭、「週刊少年ジャンプ」誌上で連載がスタートした井上雄彦作のバスケットボール漫画「スラムダンク」は、日本国内で大ヒットし、アニメ化されるとさらに人気が加速。スーパースター、マイケル・ジョーダンを中心とする米国のNBA人気とあいまって、一大バスケブームを巻き起こした。
その余波は、なんと中国にも伝わっていたわけである。1996年、中国で「スラムダンク」がテレビ放映された辺りから、中国における日本アニメブームは全盛期を迎えるようになっていた。(中略)
「『スラムダンク』が放映される夕方の時間帯には、みんな必死で家に戻ってテレビの前に陣取りましたよ」
「見そびれた場合は、昼間の再放送を狙うんです。中学校の近くのテレビが置いてある食堂に駆けつけたものです。食堂はいつも『スラムダンク』を見たい生徒たちで超満員。授業のあと、ダッシュで走っていかないと席がなくなっちゃう。店の主人も、生徒たちの熱気に押されて、立食しながらの視聴を許してくれました」(中略)
当時、若者たちは「スラムダンク」のコミックを、「青春の教科書」と呼んだという。
1995年にスタートしたCBAという、中国のプロバスケットボール・リーグで活躍している選手に、「江蘇南鋼」というチームの名手・孟達(もう・たつ)がいる。
彼は2002年に開催されたCBAの試合で、満身創痍の江蘇隊を、ライバルの浙江隊との闘いにおいて、みごとに勝利に導いた青年として知られている。この試合により、彼は一躍名選手として名を馳せた。
そして、その彼が、ここまで生き残り這い上がるのに、実は日本アニメ「スラムダンク」の力があったという報道が、2005年1月6日の「南京報業網(ネット)―金陵晩報(夕刊)」に載っているのを見つけた。
「『スラムダンク』の、どんなところに惹かれましたか?」
「ストーリー性とか、闘う精神とか、バスケに関する専門的な知識とか……、本当にあらゆる面で惹かれました」(中略)
「そうですか……。『スラムダンク』のキャラクターの中では誰が一番好きでしたか?」
「仙道!」
「どうして仙道なの?」
「あの風格がいい(注:中国語で風格とは、日本語の風格以外に精神とか態度とかを指す)。それに技術。パスの技術とか。ふだんは飄々としているのに、いざ試合となると、すごい腕前を発揮する。そういうところがカッコいい」
「なるほどねぇ。それでは日本動漫では、『スラムダンク』以外に、どういうのを見ましたか?」
「NARUTO-ナルト-、聖闘士星矢(セイントセイヤ)、名探偵コナン、それからドラゴンボールかな」
「うわあ、いろいろ見てらしたんですね。こうした動漫を生んだ日本に対して、どういうイメージを持っていますか?」
「そりゃあ、すごいと思ってますよ。こんなすばらしい動漫を生み出す国だから」
記事全文(中国”動漫”新人類)
今見るとかなり時代を感じるアニメだけど何回も見入ってしまうのはやはりストーリーが抜群におもしろいからだろうね。日本マンガ独自の主人公(不良)成長ものの名作。
やはり見所は下記の動画、44話からの「湘北VS翔洋」かな。桜木、三井、流川の描き方が特にいい。
また前後に流れる曲がいいため全体的に番組がしまっている。
そして主人公以外のキャラクターの個性や生き方が実に多様性があるため自分に似たキャラクターを見つけることでよりいっそう感情移入しやすい。
これは中国の若者を虜にするはずだよ。彼らが親になったら子供に日本式の名前をつけるのが流行りそう、同じ漢字圏だしね。
<!-- Slam Dunk 44 part 1 -->
見れない場合はココ→ http://jp.youtube.com/watch?v=G5tslDZCGqY
<!-- Slam Dunk Movie 1 part 1/3 -->
見れない場合はココ→ http://jp.youtube.com/watch?v=ardLEdt64jY
<!-- スラムダンク あれから10日後(改) -->
見れない場合はココ→ http://jp.youtube.com/watch?v=nkrOTwG1yr8
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僕が思うのは、頭の悪いやつほど争う・・・
頭の悪いやつほど思い込みがある・・・
頭の悪いやつほど国粋主義・・・
だと、感じてるんですけれどねw
これは、国の東西を問いませんねw
万国共通w