おじさんの信州日記

故郷へのリターンで田舎暮らし。
さてさてどんな生活が待っているやら。

こんなとこまで とんびが

2008-02-29 12:16:44 | Weblog

今日の猫 小山内保夫作 わるねこ
わるねこのページ


昨日は、ホームページのわるねこのページを作り直した。大分売れてしまった物が出て来たし、小山内さんが新しく持ってきてくれた物も増えて、お客さんにいっぱい有る所を見てもらおうという次第だ。でも数が多すぎて写真撮影に苦労し、その整理も大変、それでもなんとか3時間ほどで終了。アップすると今朝さっそく注文が入っていた。絶えず見てくれている人がいるのだ。

でもやる事が有る内はいい。ホームページの更新が終わると、急にする事が無くなる。この暇な時期ではお客さんも殆ど入って来ない、いつもならパソコンゲームで遊ぶのだが、それも毎日していると飽きてしまった。仕方なく外の通りを歩く人々を眺めるだけ、もしかしたら誰か殊勝な人が猫を買いに来てくれるかと思ってはいるが、世の中そんなに甘くないようだ。

歩道を若いカップルが通る。彼女の方は近くのスナックで買ってきたコロッケか何かを食べている。すると突然物陰が飛んできて、彼女のコロッケを奪って飛んで行った。思わず「ヒー」と悲鳴を上げる彼女、それは驚くだろう。物影の正体はとんび、主に海岸にいて、観光客の食べ物を狙っているのだが、冬になり海辺も人が絶えたと見えてこの頃ここ大仏様の近辺まで出没するようになっている。

海岸にも注意書きが書いてあり、この辺の住人ならだれでもとんびの被害については知っているが、他所から来ている観光客は知らないので、突然被害にあうとびっくりする。そういえばこの前被害にあったのも若い女の子、とんびも若い女性が好きなのだろうか。コロッケを食べて歩く恥ずかしい人は圧倒的におばさんが多いが、不思議に狙われない。

もしかしたらとんびも物を食べ歩いても平気なおばさん達の恐さを知っているのかもしれない。持っているコロッケを奪おうとして飛びかかった瞬間ぶん殴られたりして。その点おじさんと意見が合うかもしれない。そう思うと傍若無人のとんびに愛情を感じたりして。いずれにしても恥ずかしげも無く、物を食べ歩く連中が悪い。

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さて今日からはと思ったが

2008-02-28 10:54:50 | Weblog

今日の猫 塚本さんの絵手紙より


2月は早々の日曜日大雪が降ったり、ジョーワン君の目の状態が悪く獣医さんに何度も何度も行ったりと、落ちつかない日が続いた。店のほうも開けたと思ったらすぐ閉めて飛び出したりと、大雪の日以外は休んでいないが、朝遅かったり午後早めに閉めたりと、もしかしたらお客さんに迷惑をかけてしまっているかもしれない。

今週も月曜日から、またまたジョーワン君の閉じたまぶたが開いてしまい、昨日再び閉じる手術をしてもらう。専門医の先生によると、眼圧が下がっていれば、一旦まぶたを閉じた手術は成功しているから、無理に開いた物を閉じなくていいと言うが、こちらはやっぱり心配で、ジョーワン君に痛いめをさせるが、もう一回縫ってもらった。でもいつまでもつか、もう2回も開いてしまって、今度また縫った所が開いたらそのままにしておこう。これ以上ジョーワン君に負担をかけるのはかわいそうだ。

だが悪い方の目は着実に回復してるらしい。眼圧も下がってるから目も痛くないだろう。こうなればあせらずに根気良く治療していくしかない。健康的には問題なさそうなので、獣医さんの所でトリミングもしてもらった。目が悪くなってから約2ヶ月、毛は伸び放題で、どこに顔があるやら、手足も熊の手ではないかと思われるほど、毛が伸びて大きくなり、爪も伸び放題。2時間かけて刈ってもらったジョーワン君、丸坊主にされ、身体が今までの1/2になってしまった。

そんな事で今週もあまり店を開けられなかったが、今日からは真面目にやろう。やっぱりおじさんは、ねこやに来ているのが一番だ。そしてジョーワン君もねこやで寝ているのが一番いいらしい。去年の春から秋は、田舎に行ったりしたので、一ヶ月に2~3日は休んでいた。でも12月からは大雪の日に休んだだけ、自分が休む事など思い出せないほどいろいろあった。

でも働ける事はいいことだ、世の中には働きたくても仕事が見つからず、辛い思いをしている人がいっぱいいるというのに。今の内精一杯仕事をしよう、もう何年かたつと、おじさんだって毎日が日曜日、好きなことをして過ごせるようになる。その時に「あ~、もっと働いておけばよかった」と後悔しないように。

そんな事を思って、今朝も張り切って店を開けたのに、外人さんが来て500円買ってくれただけ、後は誰一人入って来ないし、通りにも人影が無し。そうだったんだ今はまだ2月、一番暇な月だったのだ。それに気が付くと、店を開けたり閉めたりして、落ちついて売れなかったことも、しょうがないかと思える。でも今日の売り上げが500円では困る。

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なんで猫を売ってるのよ

2008-02-25 14:21:00 | Weblog

沖縄では、はやつつじが満開
悪天さんが写真を送ってくれました


ロス疑惑再現。報道によると、三浦和義氏がロスアンゼルス警察に逮捕されたという。日本では決着がついたこの事件、「なんで今頃」と思うのはおじさんだけだろうか。事件当時、毎日毎日テレビや週刊誌などが大騒ぎしていたが、おじさんは内容も良く知らず、たいした興味もあったわけでもない。それでも何十年もたった今再びこの事件のことが取り上げられたのには驚く。

昨日の朝は日曜日だったので、いつものコンビには多分大混雑で入れないだろうと、家の近くのSに行く。いつも店主のお父さんがカウンターで日経を読んでいるコンビニだ。最初は感じが悪い店だなと思ったが、この頃なれて、そのお父さんとも挨拶くらいはするようになっている。お互いに何回も顔を合わせていれば親しみも湧く。

お弁当を買ってタバコを買って、スポーツ新聞を買うと、お父さん「三浦さん捕まっちゃったですね」と言い、突然声をかけられてびっくりしたが、「そう、びっくりしましたね」と返事する。お父さんは「三浦さん、今は平塚に住んでるけど、この前までこの近くのマンションに住んでたんですよ。それでうちにも何回か来てくれてたんだけどね」とおじさんが驚く事を言う。

そういえば買ったスポーツ新聞の一面にはでかでかと「三浦和義逮捕」と言う見出しが躍っている。お父さんはそれを見て声をかけてきたのだろう。声をかけるのにはちょうどいい相手、あまり若すぎるとその事件のことなど知らないし、この白髪頭の男なら知ってるだろうと思ったに違いない。それにしても、あの有名人がおじさんの家から何百メートルも離れていない所に住んでいたとは。

おじさんは知らない人からも良く声をかけられる。近所を歩いていると必ず「○○アパートはどこ」とか聞かれるし、「駅はどう行ったらいいの」と聞く人も多い。駅への行き方くらいはこの頃では知っているが、引っ越して来たばかりに聞かれた時はまいった。着いたばかりで右も左も分らない時、「こっちが聞きたいよ」と言い返したかった。

そんなに親しみを感じる顔なのだろうか、それともいかにも人の良さそうな顔をしているのだろうか。いずれにしてもそんな顔をしている事は、商売をやる上には武器になる。店員が恐そうな顔をしていれば話し辛いのだから。その点おじさんなら誰でも気軽に声をかけられる。でもそれが返って仇になることも。

前の湘南日記にも書いたが、あるゴールデンウイークの最中、外の特価品を買ってくれたおばさんが、「すいませんけどトイレを貸してくれない」と言う。多少でも買ってくれたお客さんだから、愛想良く「どうぞどうぞ」と答えたが、その瞬間そのおばさん外で待つ仲間に大きな声を上げ「貸してくれるって」と叫んだ。

それからが大変、連休で混み合う店内に、仲間のおばさん4~5人が、我も我もと入って来て、トイレの順番を待つ。ただでさえ混んでる店内がそれでいっぱいとなり、歩くにも苦労する状態になってしまった。その混雑の原因が買いもしないおばさんたちだとは。今から思えば、「いい加減にしろ」と言ってやればよかったのだが。

最後の一人が用事を済ますと、最初に声をかけてきたおばさんが、「ありがとう、人の良さそうな顔をしてたから頼んでみてよかった」と言いながら出て行った。その頃はもう怒る元気もなくなっていたおじさん、ただその姿を呆然として見送った。やっぱり時々は恐い顔もしてないと。

この商売を始めてもう8年、今ではそんな事をしそうなおばさんたちもだいたい分るようになってるから、店に入って来ると恐そうな顔をしてるつもりだが。それでもおばさんたちは気にもしないで「あんた~、猫が好きだからこの店をやってるの~」とか、「なんで猫を売ってるのよ」とか言ってくる。いずれにしてもこの人の良さそう顔をしてるおじさんには、勝てる相手ではないのだ。

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今度も金曜日

2008-02-24 11:09:38 | Weblog

今日の猫 おつたさんの絵手紙より


朝、ゆっくり新聞を見ていると、下の方から「ワン」と言うジョーワン君の吠える声が。やれやれおじさんが降りていくのを待ちきれなくなったようだ。仕方なく散歩に連れ出す。今日のジョーワン君はとても元気、この頃行かない畑の中の散歩コースの方におじさんをぐいぐい引っ張って行く。

さすがに冬の最中で畑の中に育つ緑は少ないが、その中をぐいぐい進み、以前野良猫が住んでいて所に来ると止まる。そして一生懸命かいで回るが、もう既にそこには野良猫の姿はない。誰かがどこかに連れ出したのかもしれない。ここまで500mくらい、ずっと元気に歩いてきたジョーワン君、今度はじっと立ち止まり、おじさんが抱っこしてくれるのを待つ。いいよな帰りに歩かなくてもいいのだから、どこまでも行ける。

それでもジョーワン君が元気にしてくれてるのは嬉しい。一昨日の夜悪い方の目を見ると、いつのまにか閉じられていたまぶたが開き、中の目が見えていた。手術した所が開いてしまったのだ。そして昨日「これは先生の所に連れてかなくては」と朝早めに家を出て、獣医さんの駐車場で開院するのを待っていた。

するともうすっかり顔なじみとなった看護士さんが顔を出し、「どうしましたか」と聞くので、「この子の目がおかしいので、先生に診てもらおうと来ましたが、まだ早いから待ってます」と返事する。看護士さんは、「先生はもう来てるから聞いてみますね」と言ってくれた。もちろん目のことも心配だったが、それとは別にジョーワン君が早く家を出ようとうるさいから、早めに連れてきただけだったが。

まもなく先生が出て来て「どうぞ」と中に導いてくれた。開院が9時だというのにまだ8時半、30分も早く押しかけてしまった。先生はジョーワン君の目を覗くと、「あっ、開いちゃってる」と言う。「やっぱりですか、どうしちゃったんでしょうね」。本当に手がかかる子で、こうなると先生もおじさんもただ笑うしかない。

先生は絶好のチャンスとばかり、目を覗き込み「大分良くなって来てますね」と言う。目が閉じられていては中の様子が伺えないので、まさに開いてる時が経過を観察するのには好都合なのだ。そして「さっそく今日の午後に再手術して塞ぎますね」と言ってくれた。

「1時頃始めるから、12時過ぎに連れてきて欲しいんですが大丈夫ですか」と先生が言うので、おじさんは躊躇する。今日は土曜日ねこやが忙しい日だからなと。それを見ていた先生が「それともこのまま預かりますか」と言ってくれたので、おじさんは少し喜んだが、「でもこの子はケージに入れるとおとなしくしてないからな~」と言う次の言葉に、「大丈夫です、その時間に連れて来ます」と返事する。ケージにおとなしく入っている事が出来ないジョーワン君、超過保護の犬にも困りものだ。

そのまま家に帰り姉さんの所に電話をする。困った時の姉さん頼みで、今日ねこやの店番をしてもらわなければならない。姉さんはすぐ引き受けてくれ、今から鎌倉に向かうと言ってくれた。でも八王子からなのでそんなに早く来れない。こっちも12時まで時間が有るので、ジョーワン君と一緒にねこやに向かい、姉さんが到着するまで店を開けている事にした。

11時頃現れた姉さんとバトンタッチをして再び獣医さんに向かうが、大風が吹き、土曜日と言うことで道が渋滞してなかなか車が進まない。やっとの事で到着し、ジョーワン君を預け再びねこやにとんぼ返り。疲れるけどしょうがない。

店に着いてしばらくすると若い獣医さんから電話が有り、「手術は無事終わり、院長先生が迎えの時間は5時でいいと言っている」と言うから安心していた。するとまもなく今度は院長先生から電話がかかって来て、「この子をケージに入れたらすぐ目を覚まし、やっぱり暴れて手術した所を少し傷つけてしまった」と言い、そして「悪いんですが早めに迎えに来てくれませんかね~」と言う。

「ご迷惑をかけます、すぐにそちらに向かいますが、一時間はかかりますがいいですか」と返事すると、「大丈夫ですよ、今は点滴をしてますから」と先生が言ってくれた。さ~早めに飛び出さなければ、早く行かなければ、院長先生か誰かがずっと抱っこしてなければならない。まったく困った犬だ。

急いで獣医さんに行くと、院長先生がさっそくジョーワン君を抱っこして出て来た。手術の事など先生が説明し、手に巻いた包帯をはずしてくれている最中、ジョーワン君は興奮して唸り続ける。お金を払っててもうるさい事。余程今日の手術が応えたのだろう。先生はまぶたを閉じるだけだから簡単ですよと言っていたし、事実すぐに終わったというのに。

家に連れて帰ってからもジョーワン君は唸り続け、それでもお腹がすいたか、餌を欲しがるので、「これはチャンス」とばかり、無塩ハムに毎日飲ませなくてはいけない錠剤を挟んで飲ませると、興奮してるからいとも簡単に飲んでくれた。「やれやれ今日は楽だった、毎日の飲ませるのは大変なんだから」。それにしても手術後だというのにすごい食欲だこと。

本当に昨日も疲れた一日、毎週金曜日の夜になると何かが起り、土曜日には忙しく動き回ることが続いている。今週は大丈夫かな。

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できる事から始めよう

2008-02-22 11:13:33 | Weblog

今日の猫 小山内保夫作わるねこ
小山内さんのブログ


昨日のテレビ、NHKのクローズアップ現代で地球温暖化による、オーストラリアの旱魃について放送していた。今年の旱魃はものすごくて、川は干上がり、小麦は大凶作らしい。そしてその旱魃を予想したのは、オーストラリアでなく日本の研究者だと言う。インド洋の海水温が上昇した事により、対岸のアフリカケニアでは大雨、オーストラリアでは旱魃、そしてはるか離れた日本の夏が暑かった原因もそこにあるらしい。まさに地球規模で災害が広がる。

帰りのラジオでも今週のテーマは地球温暖化、聞いていると温暖化防止に日々努力している人が多いのに感心する。なんて偉い人たちだ、それに比べておじさんは、努力一つせず、毎日二酸化炭素を垂れ流している。少しは反省して出来る事をせねば。

電気をなるべく使わないようにする。電気器具のコンセントをこまめに抜く、理屈では分るが「そんな面倒なことできるか」。一々抜き差ししていては、何をするのも時間がかかる。冷暖房の温度に気をつける。夏は28℃冬は20℃、おじさんは夏は25℃冬は26℃、全然協力してない。人一倍暑がりだし寒すぎてはジョーワン君がかわいそうだ。そしてウォームビズにも心がけていない、一年中同じ服装で、冬はシャツの上にセーターを一枚ひっかけるだけ。これでは暖房温度が下がらないわけだ。

水を節約する。これには自信が有る、風呂はカラスの行水であっという間に出てくる。外の掃除にも水は絶対蒔かない、ねこやの周りには毎日ジャブジャブこれでもかと蒔いて掃除をしている人もいるのに。水だって買って飲んでいる、水道水なんか殆ど飲まないで、飲むのはなんとかの天然水とお~いお茶。そんな事を自慢している場合か、それを作って送ってくるのにどれだけの二酸化炭素が排出されているか、水道水を飲めばいいのだ、水道の水を。

車の運転をやさしくする。この性格では難しそうだ、人がのろのろしてるとすぐ腹を立てるし。毎日ねこやにも公共交通の電車バスで通えばいいものを、それではジョーワン君がかわいそうだと毎日車で通う。

買い物にはエコバックを持参する。近くのコープではレジ袋をくれないから、仕方なくねこやで使い古した紙袋を持って行く。そしてそれは今にも破れそうだが、面倒で替えない。ぼろぼろの紙袋を抱え、「どうだ俺も温暖化防止に協力してるぞ~」と鼻高々だ。でも違うスーパーに行くと堂々とレジ袋をもらい、反省もしない。たまに袋を余計くれると、嫌味たらしく「一枚多いよ」とか言ってレジ係りに返すことも有るが。

そんなレジ袋を毎週いっぱいごみにして捨てる。本当にもったいない話だ、ちょと気をつければ言い事なのに、面倒だと言ってやらない。そしてねこやでも、過剰サービスしてビニール袋や紙袋をどんどん渡す。店内の照明も蛍光灯は嫌だと言って普通の電球にする。でも蛍光灯じゃあな~、品物が良く見てないよ。

でもおじさんだって温暖化防止に協力しなければ。他人事ではない、自分のためにもだ。先ず最初にできる事から始めよう。毎日の買い物に必ずエコバックを持って行こう、それが出来たら次の対策だ。でもエコバックを持ってないし、買いに行くのも面倒だ。とりあえずねこやで使っている紙袋を提げて行こう、古くなったら取り替えればいいし。

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おそれいりました

2008-02-21 13:55:56 | Weblog

今日の猫 宮本清美さんの新作ゆのみ


さっそく「神奈川新聞を見た」というお客さんが来てくれた。ありがたいことです本当に。


昨日、宮本さんが納品に来て、新作を持ってきてくれた。この新作はおじさんが形状大きさなどを指定して、宮本さんに作ってもらった物。でもその新作を見ると全然イメージが違う、それは完全に宮本清美作手作り陶器に仕上がっていた。

いつもながら生意気なおじさんは、口にこそ出して言わないが、「まあしょうがないか」と思う。いずれにしても売れればいいのだ、そして売れれば宮本さんの作った商品であり、売れなければおじさんと宮本さん協作のだめ商品となる。

宮本さんが帰り、おじさんは「売り場も空いてるし、もしかしたら売れるかもしれないから」と、さっそくその新商品を並べる。するとどうだ、まもなく店に入って来た青年が一目で気に入り、「これ下さい」。「え~どこがいいんだろう」と思えど、一々聞くわけにもいかず、袋に入れて渡した。まあその日はそれだけだったから、「まぐれまぐれ」とおじさんは自分を納得させる。

でも今日になると、午前中に若い女の子が「これが一番かわいい」と言って買ってくれ、「もしかしたら若者が気に入る商品かもしれない」と意見を変えるおじさん。でもしばらくすると年配のご夫婦連れが、「これがいいわね」「うんそれが一番だよ」と相談しながら買って帰った。ついに本物になったのである、これで「一般的にかわいい商品」という事が確定したのだ。

さっそく宮本さんに電話して「売れたよ、売れたよ」。宮本さんも喜び、「いっぱい作らなくちゃ」と張り切る。でも沢山作れるか、おじさんも宮本さんの陶芸教室の生徒だから、そんなに作れない事を知っている。生徒の作品を窯で焼く間をぬって品物を焼くのだから大変だ。

まあそんな事はさておいて、「恐れ入りました」。宮本さんの商品はお客さんに良く買ってもらえる。絵がいいのだろうか、ちなみに彼女は今度の新作を「ちょいわるねこ」と呼んでいる。別にどんな名前でもいいのだが、なにか名前をつけなくては都合が悪いので、そんな呼び方をしているのだ。彼女にとっては「おお悪ねこ」と呼ばれても、「にやけ猫」「半端猫」「性悪ねこ」と呼ばれても、そんな事はどうでもいいのである。


こんなゆのみも


スープ皿 これはおじさんも気に入っている


トレー 宮本さんによると、これは子供に食べさせるのにはいいと言う。 彼女は独身のはずだが


前から有ったこのはしおきも良く売れている

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頑張れ~神奈川新聞

2008-02-20 12:02:02 | Weblog

今日の猫 荒井詳子さんの押絵額より


突然神奈川新聞の記者さんと言う人から電話がかかってきた。なんでも2月22日の猫の日にちなんで、ねこやを新聞の情報バザールというコーナーに掲載してくれるらしい。もちろん大歓迎だ、資金不足のねこや、ただで新聞に掲載してくれるというなら、断わる理由などあるものか、このチャンスを逃してはならない。それに今まで猫雑誌やテレビ局の取材はあったが新聞社は初めてだ。

約束の日記者さんが現れ、例によって店の中に犬が寝ているのに驚く。お客さんも驚くが、記者さんだったらもっとびっくりするはずだ、自分は猫の事を取材に来ているのに、よりによって犬がいるとは。でも気を取り直したようで、店のこと商品のことお客さんの事を聞かれ、最後に名前と年齢を聞かれる。「え~なんで氏名年齢が必要なの、関係ないのに」と今度はおじさんが驚く。

でも人の良さそうな記者さんには逆らえず、正直に申告する。「まあ今更そんな事がばれてもどうって事など無い」と自分を納得させるおじさん。ねこやにとっては地元の神奈川新聞に掲載される事は大きい。お客さんの多くは横浜や近郊の人なのだから。

今朝が掲載された新聞の発売日、いつものようにコンビニSによりさがすが、なぜか神奈川新聞は置いてないという。どうしても買いたかったので、仕方なく違うコンビニに行って手に入れた。そしてねこやに来てからさっそく広げてみる。なかなか読みやすいし記事も充実していて良い新聞だ。「神奈川新聞さん頑張れ~、早くSにも置いて貰えるようにおじさんも応援するよ」といつものように口ばかりのおじさん、そんなことより一ヶ月でもとってやればいいものを。

ねこやの掲載記事を見るとやっぱい名前と歳がかかれ、なんと「動物好きがこうじてねこやを始めた」と書かれている。まあたしかに動物好きだし間違いではない。記者さんだって苦労するさ、店の中には犬がいるし、なんといっても店主が素直でないし。


記事の中に書かれているが、今日からねこやに「神奈川新聞を見てきた」と言ってくれば5%引きになります。読まなくても言って下さいね、深く追求はしませんから。




萩工房さんも一緒に掲載されている。いつも一緒だ。


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ねぜてやりたい

2008-02-19 11:28:01 | Weblog

今日の猫 宮本清美さんの招き猫
厄除けの黒招き猫、世の中の犬猫を悪い病気をから救ってくれ



今日は茅ヶ崎おばさんが休みの日。ジョーワン君にも休養を与えなくてはいけないので、家に置いてきた。昨日の夜からジョーワン君に「明日はお留守番だからね」「起きだしても一緒に行けないからね」と良く言い聞かせておいたのに、朝出かけようとすると大急ぎで寝床から飛び出して来て、尻尾を振っていた。

仕方なく散歩に連れ出し、帰ってきて茅ヶ崎おばさんの部屋に入れたのだがすぐに戻って来てしまい、玄関でおじさんをじっと見つめる。見えている片目だけで。でも今日は連れて行けないから、意を決して玄関の戸を閉め車で出かける。何回も獣医さんに連れて行き、辛い思いをさせたと言うのに、まだいつでも一緒にいたいジョーワン君。

ねこやにくると、日記のコメントにNさんのワンちゃんの病気の様子が書かれていた。この病気は根治がむずかしようで、おじさんはとてもショックを受ける。ここにも辛い思いをされている人がいた。ジョーワン君の緑内障のことで毎日悲しい思いをしているおじさんからすると、とても他人事ではないのだ。

なんでこう辛い思いをする犬猫や飼い主が多いのか、みんなみんな健康でいてもらいたいのに。今はNさんの家のワンちゃんの病気が少しでも進まないように祈るだけだ。おじさんにできる事はただそれだけ、そしてジョーワン君の手術が終わったら一緒に尋ねて行って、なぜてやりたい。

昨日Nさんが住む同じ新潟県の十日町から、猫好きのご家族がねこやに来てくれた。招き猫をいくつか買ってくれたが、今は飼ってていた猫が亡くなってしまい、一匹もいないとという。娘さんが「でもその内どこかで拾ってくるよ、うちはそういう家だから」と言っていた。世の中の捨てられた猫はみんなこの家の前に行けばいいのに、きっと拾ってくれ大事にしてもらえるよ。

「雪深いところからよくぞ来てくれました」とお礼を言うと、「それだから美味い米が出来る」と言われた。名刺をくれたので、ホームページを見てみると、有機栽培でお米を作っていて、販売されているようだ。あのお父さんが作るお米ならきっと美味しいだろうと欲しくなったが、おじさんの家では殆どご飯を食べない。たまに食べてもパック入りご飯で十分間に合ってしまうから、「購入してもな~」とあきらめた。そして十日町のコシヒカリを食べ損なった。

商売している人と思われる人が、車に乗ってわざわざ招き猫を買いに来てもくれた。ねこやで売っている一番大きな招き猫を買ってくれ、おじさん大喜び。平日でも「招き猫を買うならねこや」と来てくれる人がいる。これじゃあ暇だからとさぼってもいられない。当てにして来てくれるお客さんがいるなんて、そんなありがたいことはない。

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湘南 冬の海

2008-02-18 11:16:32 | Weblog

今朝の鎌倉七里ガ浜海岸



昨日あたりからジョーワン君の食欲も回復してきて一安心、今朝の散歩も元気良く歩く。こうなると飼い主も多少余裕が出て来て、周りの景色を見るようになる。いつもの散歩コースからは雪化粧した富士山や箱根の山々が良く見え、快晴の空の下歩くのはとても気持ちがいいこと。

家を出て海岸沿いの国道に入ると、なぜか今日は車がゆっくりゆっくり走ってなかなか進まない。「先頭の車がいけないんだ、他人迷惑を考えずにのんびり走る車がいるから」と怒りながら運転していると、その内先頭にパトカーが走るのが見えてきた。「これが原因だ、おまわりさんも仕事だからしょうがないが、なにも朝の通勤時間帯に出かけなくてもいいじゃないか」と勝手な事を思っていると、まもなくパトカーは交差点を左折する。

「やれやれ良かった事」。その瞬間どの車もすごいスピードで走り始める。今まで我慢していたのを取り返すように。まあこちらもおまわりさんがいては、制限速度を守るしかないし、反対におまわりさんの方も、みんなが見てるからスピード違反をするわけにもいかない。どこに行っても、周りを囲まれてさぞかしうっとおしい事だろう。

それにしても今日はいい天気だ、空は快晴、七里ガ浜海岸の写真を撮って見てもらおう。


雪化粧した富士山



相模湾の向うには伊豆半島が



よく分らないかもしれませんが、はるか彼方に伊豆大島が見える。
以前この島が噴火した時は、湘南海岸からも見えたと言う


ついでに夕景色も


夕焼けの中の富士山



夕方の七里ガ浜海岸

さあ、今日も頑張るぞ~

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ものみな値上げ

2008-02-17 12:17:24 | Weblog

今日の猫 おつたさんの絵手紙より


ねこやでは包装用品を柏のパッケージ屋さんに頼んでいる。近くにもそんな店はいっぱい有りそうなものだが、ねこやの開店前に用意を始めたので、最初買ったのがこの店、つまりその頃の自宅の傍だ。どこで買っても値段は大差ないし、店を留守に出来ないおじさん、いずれにしても送ってもらわなければならない。そんなことで8年立った今も柏のこの店に頼んで送ってもらっている。

長年取引していると、一回しか会った事も無い相手なのに気心も知れて、何でも相談できるようにもなり、今では店で使う殆どの文具用品を頼むようになった。ところがこの頃紙袋やビニール袋を注文すると、「申しわけありません、これが値上げになってしまいました」と言う連絡が度々入るようになってくる。相手の事は十分信用しているので、余計儲けようとして値上げしてない事は良く分る。それだけ値上げの嵐がねこやにも迫ってきているということなのだろう。

ガソリン代や包装用品に今の所は止まっているが、その内家賃の値上げ、発送運賃の値上げ、販売する商品の値上げと言う事になってしまったら、ねこやも存続の危機を向かえる。物みな値上げされる今日この頃、報道によると原油の値上がりとバイオ燃料の生産で穀物相場が上っているのが主な原因らしい。

今朝いつも行くガソリンスタンドの前を通ると、レギュラーガソリンが144円になっていた。昨日まで141円だったのにまた高くなった。それでも全国平均価格よりは安い。このスタンドでは今まで150円を超えたことがないので助かる。なんとかガソリンの値段が安くならないものか、そうすれば値上げの嵐も少しは静まるのに。

それには手っ取り早いのが税金の値下げだ。なんとか暫定税率延長を阻止して欲しい。民主党の若手議員で構成するガソリン税値下げ隊頑張れ~。道路特定財源として使われていると言う、暫定税率の25円分、まだ日本に新しい道路が必要なのか。

前にも書いたが、おじさんの田舎信州に行って見ると、車一台も通りそうも無い所に立派な道が開通していて、歩道まで付いている。使うのは回りの畑や田んぼを作っている人だけだろうに。ラジオでどこかの大学教授も話していたが、この人の故郷である山形でも、こんな所までと言う所に道路が開通しているらしい。もしかしたら日本全国に無駄な道路が出来ているのではないか。

もう道はいらないと思うのは都会近郊に住む人だけだろうか。アンケート調査によると、地方の人たちの大部分も、道路より税金の値下げだと考えているらしい。それなのにまだ道路だけに使う税金に拘る議員、だれのためにやっているのやら。そんなことより、早く25円安くしてくれ~。

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