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世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

ロベルト・コッシーのサッカー部長日記(38)

2016年01月15日 | サッカー部長日記

12月16日(水)  

いよいよ全日本大学選手権の始まり。すでに、明治は2回戦(1回戦はシード)で、中京大を3−0で破り、準々決勝も、順天堂大との3-3の死闘をPK戦で勝ち抜き、きょうの準決勝に齣を進めた。場所は、大宮アルディージャのホーム、大宮ナック5スタジアム。とてもきれいなサッカースタジアムだ。  

相手は、夏の総理大臣杯決勝で、苦杯をなめさせられた関西学院大学。FWの呉屋という全日本大学代表選手がいる強敵である。  

控え室のホワイトボードにも、「リベンジ」「やるべきことをやる」の文字が踊る。  

試合は、前半開始直後に1点、さらに20分すぎに、注意していた呉屋選手に入れられて、いきなり重たいハンディを背負う。しかし、そんな逆境に力を発揮するのが今年の明治の特徴。25分すぎに、キャプテン和泉竜司(政経4)から逆サイドの裏についた室屋成(政経3)にロングパスが出て、そのまま室屋がゴール近くまでドリブルで運び、見事な左足のシュートを決め、1点差に。これで勢いづいた明治は、その10分後にも、今度は和泉がゴールを決めて同点に。その後も、柴戸海(政経2)や藤本佳希(文4)の惜しいシュートがあったが、追加点は奪えずに、ハーフタイムに突入。前半の初めは関学のペース、後半は明治のペースだった。  

後半に入り、先に3点目を取ったほうが有利に試合を進めることができるはずだが、関学がカウンターから6分に呉屋にゴールを決め、またもや明治は追う展開に。藤本や和泉がシュートを放つも、GKやディフェンスに弾かれて、同点ゴールはならず。栗田監督は、16分すぎに瀬川祐輔(政経4)に代えて、河面旺成(政経3)を投入。30分すぎには、道渕諒平(農3)に代えて金原唯斗(農2)、差波優人(商4)に代えて土居柊太(政経2)を投入。打開をはかる。必死に攻めつづけるも、ゴールは遠い。逆に、アディショナルタイムに、だめ押しのゴールを決められて万事休す。  

こうして振り返って見ると、この試合では、全体的に心身のコンディションがよくなかったような気がする。それは、前半と後半の直後に失点を喫したところに見られる。でも、それは後づけの部外者の感想で、選手たちは精一杯の戦いをしたのである。順大戦で、余計なパワーを使いすぎたのかもしれない。  明治は「堅守」が持ち味である。順大の攻撃が素晴らしかったとはいえ、3失点したところで、すでにほころびが出始めていたのかもしれない。   

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