熱帯果樹写真館ブログ

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おきなわ花と食のフェスティバルに行ってきました(2007年2月4日)

2007年02月06日 | イベント
 2007年2月3~4日に那覇市奥山運動公園で開催されていました「おきなわ花と食のフェスティバル」に行ってきました。

 このイベントは、昨年までは宜野湾市のコンベンションセンターで開催されていましたが、今年から開催場所が変わり、一般の出展店舗数が2倍に増えたとのことです。

 会場に到着しますと、一般参加の出店が多数立ち並んでいます。
 「沖縄製粉」の出店では、サーターアンダギーが3個100円で売られていたので、とりあえず購入します。
 サーターアンダギーを齧りながら歩を進めると、ハムやソーセージ、精肉等を販売しているテントがありました。
 そこで試食品をいただていますと、隣のテントでは子ども向けイベントを執り行っているらしく、声が聞こえてきます。

 どうやら「魔法戦隊マジレンジャー」のマジレッドが子ども達と○×クイズを楽しんでいました。
 司会のお姉さんとの掛け合いも軽快です。

 お姉さん「問題!マジレンジャーの兄弟で一番上のお兄さんの名前は○○である。○か×か?」
 マジレッド「マジレンジャーが大好きな皆ならわかるよな!」

 みたいなやりとりで会場も盛り上がっていますが、マジレンジャーを見たことがない私には難しい問題です。

 そうは言ってもヒーローが来ているのなら見ない訳にもいきません。
 人だかりを避けテント脇から覗こうとしていると、次の質問はマジレッドから子ども達へ問いかけることになった模様。

 そして、マジレッドが出した問題は、



 マジレッド、今までの問題の流れと違い過ぎます!!
 お前の赤さは「体をつくる赤の食べ物の赤か?」と問いたくなります。

 そんな素敵ヒーローを後に、私はメイン会場である陸上競技場へ向かいます。

 その途中に気になる出店を発見。
 毎年チェックしている果樹苗木屋さんです。

 今年の看板果樹はインドナツメでした。
 100円玉と比較すると、その大きさがよくわかると思います。



 売り場の方に「品種は何ですか?」と質問してみましたが、「台湾の品種で、一番大きなものです」としか答えてもらえませんでした。
 昨年あたりから沖縄県内でインドナツメが結実した、出荷された等という話をちらほら聞くようになりましたので、果実の品質次第では今後注目の果樹かもしれません。

 そして、いよいよ辿り着きました陸上競技場。
 立ち並ぶテントも園芸色が濃くなってきました。
 農林高校や農業大学校の店先には、花や果実が付いたパッションフルーツの鉢物(1,500円/鉢)も並んでいました。



 そして一際大きなテントの中では、花、野菜、果樹の品評会出展物の展示が行われていました。
 今年の果樹品評会(タンカン品評会)は、事前に沖縄本島北部地域で別途開催したらしく、会場には入選品のみが展示されていました。
 また、その横には沖縄県内で収穫された果実が幾つか展示されていました。


>


 昨年と比べると果実コーナーは、かなりコンパクトになってしまった感じがします。
 それでも果樹好きには結構面白いイベントでした。

 また、昨年までは最終日夕方に行われる即売会ではタンカンしか販売されていなかったのに対し、今年は野菜の即売袋(500円/袋)の中に果実が1つ入っていた様です。
 アテモヤは1果で500円以上しそうですから、アテモヤが入っていた袋は大当たりです。
 そういう意味ではサービス向上かもしれません。

 今年も名護市から駆けつけて急ぎ足で見て回ったので、詳細なレポートにならなかったかとは思いますが、「沖縄県の2月には、おきなわ花と食のフェスティバルがある」と皆様の意識の片隅に残れば幸いに思います。

○参考サイト
 ・「沖縄県農林水産部流通政策課
 ・「沖縄製粉
 ・「テレビ朝日 魔法戦隊マジレンジャー


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2 コメント

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インドナツメ (AYA)
2007-02-07 21:13:24
わ~~!マジレンジャーのかっこ好さに惹かれて出てきてしまいました~~(^^ゝ

ところで西岡直樹氏のインド花綴りにインドナツメの話が出ていたのを思い出しました。ページのタイトルはイヌナツメですが、横に<インドナツメ>と書かれているので同じ果物なんだと思います。作者の話では、インドではこの実を黒砂糖と香辛料で煮てアチャールというなめものを作るとか。
台湾で育ったインドナツメ、インドでもバザールに出るイヌ(インド)ナツメには2種類あるようです。
丸い普通サイズのものと、大きくてヤシの実のように
先がくぼんだものだそうですが品種については記述がありませんでした。。
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Re:インドナツメ (ねこがため)
2007-02-11 21:30:48
>AYAさん
 台湾省農業試験所特刊第33号として1991年に刊行されました「台湾果樹彩色図説」には、インドナツメの品種が4品種掲載されています。

 その品種とは、「碧雲」「阿蓮円種」「特龍」「肉龍」です。
 このうち最も果実重が重いものは「肉龍」で平均果重は86.1g、糖度が最も高いものは「碧雲」で平均糖度14.6度と記されています。

 このほか、薛聰賢編著「台湾蔬果實用百科3」.2001年.台湾普緑出版部.には、上記以外に「大葉種」「白皮種」「呆種」「泰國蜜棗」「金龍種」「王冠種」「黄冠種」「五十種」「高朗2號種」が紹介されています。

 また以前に私が石垣島を訪れた際に「廿世紀」という品種を見せていただきました。

 こんな風に台湾だけでも数多くの品種がある様なので、「どれが日本人の好みのものか?」をよく見定めて栽培しないと苗木屋さんだけが儲かる品目になるかもしれません。
 
 やはり珍しいものは自分で食べて惚れ込めるものを栽培したいものです。
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