SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

うどん

2009年01月09日 17時09分18秒 | 日常


軽井沢は久々の本格的な雪。



我が車は雪に埋もれ、



謎の動物の足跡もあった。

そして雪とは何の関係もないが、正月ふらっと入った本屋で買った池波正太郎の『食卓の情景』


この中に次のような子母沢寛の『味覚極楽』という本の引用があった。
「……鍋に湯をたぎらせ、これに豚肉を二百匁ほど入れ、ぐたぐたと煮立てた中へ、うどんをさっと入れ、玉がくずれてさらさらとなったところをつまみあげて下地へつけて食べる。……」
池波氏はうどんを醤油1,みりん1、昆布だし4の割合にととのえたものへつけて食べる、と子母沢氏から直接教わり、やってみたところ「まことにうまい」のだそうだ。

ここまで材料が単純なら味の想像は付く。これでまずいわけがない。
実際にやってみることにした。さっと入れて玉がくずれてさらさらとなるというのは、うどんは乾麺ではないだろうし、讃岐うどんのような腰のある本格的な麺でもないだろう。やはりなべ用に売っているゆでうどんであろうから、それを1玉買ってきた。
水を入れた鍋に切り昆布を1本投入し、火をつける。同時にうどんを入れる鍋にも水を入れて、火をつけた。
昆布の鍋が沸騰したら火を止め、うどんの鍋には豚肉を入れ、色が変わった頃にうどんを入れる。ネギも入れたらまたうまいだろうと思うが、文豪メニューの真似が目的なのでここは我慢だ。「うどんの芯まで熱くなっては駄目」とあるので、うどんがほどけたころに引き上げ、これを上の分量で作ったつゆにつけて食べる。

味はだいたい想像通り。それよりも2人の文豪のおっさんがこんなものを作って喜んでいたとは、何ともほほ笑ましい。そしてそれを真似して喜んでいる自分も。

煙噴出

2009年01月08日 17時53分17秒 | 日常


雲と渾然一体となって判然としないことの多い浅間山の噴煙だが、今日ははっきりしていた。いや~、実に見事な噴煙。見ていると、もくもくと煙が噴き出していることがわかる。

気象庁地震火山部の平成21年1月8日16時00分の情報によると、噴火警戒レベルは2で「噴煙高度は火口縁上300~400メートル」、「火山性地震は引き続きやや多い状態が続いて」いるということだ。噴煙高度は前日の情報では200メートルだったので、今日は高く上がっている。

浅間山はこのくらいの噴煙が似あうなぁ、と能天気に思っている場合でもないかもしれないが、人間がどう思おうが、これはお山の都合なので、どうにかなるわけではないし、どうにもならないなら状況を面白がった方がいい。

発地の石仏

2009年01月05日 22時14分08秒 | 軽井沢の史跡


軽井沢・発地の風越山のふもとに石仏がまとまって置かれている場所がある。
もとは女街道沿いに点々と置かれていたものだが、盗難が多いからという理由でまとめてここに置かれたものだ。かつてはこの場所の東側に置かれていて、このあたりは地蔵ヶ原と呼ばれていたという。



地蔵ヶ原というが、実際には聖観音、十一面観音、千手観音など観音菩薩も多い。



ただ南無阿弥陀仏と書いてある石碑や二十三夜塔のものもある。



道を挟んだ反対側にも数体が置かれている。
手前は馬頭観音の石碑、奥の二体は地蔵菩薩だろう。



この石仏が置かれていた場所はこっちの方向にあったものだという。

なお、写真に草が青々と生えているのが写っているのは去年の7月に撮影したものだから。。。

女街道・発地石仏群

今年はどんな年にしてやろうか

2009年01月04日 23時33分46秒 | 日常
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

毎年、年の初めにはその年をどんな年にしてやろうかと妄想するのを常としている。
まず決まっている予定から。
この本の奈良編の出版。
今年の秋に出る予定だ。原稿書きは半分程度を完了。これをもってガイドブック系のもの書き活動は終わりとするつもりなので、その集大成としたいと思っている。

・自宅の新築
こちらは今年の春に完成の予定。主暖房は薪ストーブとなるので、私生活では薪割りやチェンソーなど強烈な初体験の連続となりそう。

やりたい/やりそうな予定は
・iPhone/iPod touchアプリの開発
去年iPod touchを手に入れ、どんな感じかを見ているところ。その前に回り道になるが、その前にMacアプリの開発を手がけるかも。

・物理系コンピュータシミュレーションの関係
実はこう見えても(どう見えても?)大学では物理を学んでいた。が、卒業後はそちら方面とは縁がなく、同窓会で会う人間は大学の教授やら准教授だったり、就職組もほとんどが物理に関係していて宇宙関係だったり半導体や光学レンズの設計をやっていたりする。以前はそういうのを見るたびに引け目を感じていたのだが、最近は他人は他人と思えるようになってきたし、そっち系のことをやることももうないだろうと思っていた。
それがそうでもなさそうになってきたのは、同期の人間で去年、独立して会社を作ったある男の存在があったためだ。独立に関して2年ほど前から時折相談を受けたりしていたが、去年の秋についに会社を起こした。
ATHENASYSという。
業務内容をウェブから抜粋すると

半導体製造プロセス(CVD ・PCVD・Etching)で必要となる反応炉・装置を始めとし,表面改質技術に関わる装置の数値解析技術,及び,その解析技術に関わるコンサルティングサービスを提供します.また,プラズマのシミュレーション等で必要な反応モデルに関するデータベースの調査・構築をお手伝い致します.

この説明でピンと来た方は是非ATHENASYSにご連絡を。

この男とは大学の学科以外に天文研究部というサークルでも一緒だった。その天文研の部長もつとめた経験もあって男気があり、その責任感の強いことも良く知っている。
すぐにお金になることは期待していないが、末永い関係が築けたらなと思っている。そんなわけで読んでおくといいと言われて、今読んでいるのが気体放電という本。
頭の再起動には時間がかかりそう。。。