消防設備士試験情報NBS-BLOG

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甲種1類合格手記(NBS-W)

2008-06-26 12:55:06 | 合格手記
NBS-Wこと渡部です。あまり、この試験情報ブログには、登場しませんが、今回甲種1類に合格いたしました。

実は、「水系は難しそうだからなぁ~」というのが本音で、試験から遠ざかっていました。が、会社のメンバーがどんどん資格をとっていくのに触発され、試験を受ける事にしました。

[試験勉強]
消防設備士としての経験から、屋内消火栓やスプリンクラーなど、水系消防設備の設置基準や点検内容等は頭に入っているものの、水に関する基礎知識が不足していて、勉強開始当初は苦戦していました。そんな時、社長から「水の気持ちが解らないと甲種1類は受からないよ」と言われました。
「水の気持ちなんて…どうやったらわかるのか」と諦めぎみでいましたが、何度も何冊も参考書を読み返すうちに、少しづつですが社長の言っている意味が理解できるようになりました。

勉強時間ですが、自宅では子供が寝るまで騒いでいて集中できない為、今までの復習を行い、朝はいつもより1時間早く起きて新しい場所の勉強を進めていきました。


[試験当日]
筆記試験は、やや自信がなく、実技はなんとかいけるだろうという手応え。
同僚が続々合格しているので、発表までは正直とても不安でした。

[合格して]
今回の試験で自分が思っている以上に、筆記試験の点数が悪かったのですが、実技試験が8割近くとれていたのでホッとしました。
一番嬉しかったのは、会社のメンバーが自分の事のように喜んでくれた事です。

残念ながら今回の試験には、必死で勉強したベルヌーイやトリチェリーやキャビテーションなどは出題されませんでしたが、試験勉強で得たこうした知識が、今後の点検・工事に活きる時があると思っています。

次は甲種2類に向けて努力していきたいと思います。

※この日の出題問題は資格試験出題問題のカテゴリーをご覧ください。


甲種1類試験問題(平成20年6月8日)

2008-06-26 12:53:59 | 試験出題問題
<試験日 平成20年6月8日 /試験場所 東京 / 受験者 NBSスタッフ 結果/ 合格>
※思い出すことが出来た範囲ではありますが、試験問題の一部を記載しております(順不同)

【筆記試験】
●関係法令
 (1)屋外消火栓が必要な建物は?
 (2)非常電源が自家発もしくは蓄電池でなければならない建物は?
 (3)水噴霧消火設備の排水設備について

●基礎知識
 (1)仕事率について
 (2)力のモーメントについて
 (3)焼もどしの効果について
 (4)応力とひずみについて

●構造・機能
 (1)消火栓箱の表示について
 (2)開閉弁の高さについて
 (3)立ち上がり管の太さについて
 (4)スプリンクラーヘッドの放水量について
 (5)一斉開放弁の圧力について


【実技試験】
●消火栓開閉弁の名称を問う問題
●配管用支持金具の名称を問う問題
●点検するにおいて、差込式結合金具の注意点を2つ述べる問題
●いくつかの図面が出ていて、予作動式はどれか

【製図】
●予作動式の図面を完成させる
●呼水槽がない理由を述べる問題
●屋内栓の図面があり、全揚程を問う問題
●ポンプの吐き出し能力を問う問題
●水源水量を問う問題