take your own way...

気の向くまま、心の感じるままに・・・

salaありがとう④(フラットコーテッドレトリーバーとの出会い・別れ)

2012年02月07日 | sala
もう10年以上前のことだから細かな日付なんかは
覚えていないけど、salaが小さな身体で手術に
耐えてから更に1ヶ月半ほどの入院があった・・・。

手術自体は無事に成功したんだけど、フラットの
場合には術後に膝に体液?が溜まってしまうことが
多かったり、せっかく膝のお皿がいい位置にあっても
またすぐにずれてしまう事が多かったりという事で、
かなり慎重だったんだ・・・。

経過も良く退院の許可が出て迎えにいった時には
うれしい気持ちと、不安な気持ちが混ざって結構
複雑だったな。
手術を受けた左脚は、右脚に比べて細くなっちゃってさ。

それからリハビリの毎日が始まったわけです。

最初のうちは散歩も歩く距離や時間も制限させて、
膝に負担がかからないようにしてた。
ボール遊びなんてもっての外だったね。
もちろん走るのも絶対ダメ。

膝に爆弾を抱えながら、それが爆発しないように
注意しながらの生活だった・・・。

そんなことを続けながら少しずつ歩く距離が伸びて、
時間が増えて、歩くテンポも早くなっていった・・・。

定期的に病院に通いながら経過を追いながら
少しずつ前進したんだよね。
そして、歩き方には多少の違和感は残るものの、
気が付けばsalaは歩くことはもちろん走れるようにも
なったんだ。

好きなボール遊びも出来るようになり、他のワンコと
一緒に走り回れるようにもなった。
海や川で泳ぐことも出来るようになったんだよ。

何の疾患も持たないワンコ達と全く同じという訳には
いかないけど、それでもsalaは元気になった。

よく頑張ったね  sala.

次回に続く

salaありがとう③(フラットコーテッドレトリーバーとの出会い・別れ)

2012年02月05日 | sala
1頭の子犬に決めた僕は、その子にsalaという
名前をつけた。
特に名前の由来はなし・・・女の子だからという事と
名前の響きで決めたんだ。

そしてついに我が家にやって来たsalaと僕との生活が
始まった。

一応大型犬だから最低限の躾はしっかりしておかないと
あとが大変という事で、sit(おすわり)、down(ふせ)、
stay(まて)それから歩く時は必ず僕の左側に沿って
歩くようにした。

あとはトイレの躾かな。
トイレシートに連れて行ってピッピと言えばおしっこで
1,2(いちにいちに)と言えばうんちみたいな感じね。

そして生後何カ月か経ったある日、salaの躾をしている時に
ふと気になる事があったんだ・・・。

左足を少し引きずるように歩いたんだよね・・・。
庇っているような歩きかたかな。

すぐに病院に連れて行って診てもらった結果・・・
膝蓋骨脱臼という診断だった。
簡単に言えば膝のお皿が外側に外れてしまう疾患。
そして、これの殆どが先天性の疾患であるという
事実もこの時知った。

しかもフラットコーテッドレトリーバーはこの疾患を
患う子が非常に多いという事も聞いたし、尚且つ、
手術の必要があるということ・・・。

正直、一瞬耳を疑ったよね。

術後の経過次第では走ったりすることが出来なくなる事も
あるなんて・・・そんなの考えもしなかった。

病院を出た後にsalaをぎゅっと抱きしめて、ずっと
一緒にいるよ  と言った事を今でも覚えてるよ。

そして salaは小さな身体で手術に耐えた・・・。

次回に続く・・・。




salaありがとう②(フラットコーテッドレトリーバーとの出会い・別れ)

2012年01月31日 | sala
(写真は成犬になってからのsala)


今から11年以上前になるのか・・・。

道を歩いていたら一台の車が目の前にあって
荷台から毛色の黒い大きな犬が飼い主に
促されて降りて来たんだ。

見てみるとゴールデンレトリーバーにしては
色が黒だし、ラブラドールレトリーバーにしては
毛足が長いし・・・とてもきれいな犬だった。

なんていう犬種なんだろうかと気になって仕方
なくて、飼い主さんに聞いてみたんだ。

僕はこの時初めてフラットコーテッドレトリーバーと
いう犬種が存在する事を知ったんだよね。
衝撃的だったよ・・・こんなにきれいでカッコいい
犬がいるんだ~としばらく見とれてた・・。

この時から僕のフラット探しが始まったんだ。

ブリーダーを調べたり、お店を調べたり・・・
時間があれば探してたっけ。

そしてあるお店に行きつき、速攻で訪問・・・
そこには何頭ものフラットの成犬がいて、もう勝手に
気分が盛り上がっちゃったのをよく覚えてる(汗)・・・。

そして子犬が産まれるという話を聞いたら  もう
止まれなかった・・・。

約束した日にお店に訪問してみると、確か5頭くらいの
子たちがまだ飼い主が決まっていなくて、どの子でも
選べると言う話だった。

その中でどうしても気になって仕方のない子犬が
いたんだけど・・・それがsalaとの出会いだった。

次回に続く・・。

salaありがとう①(フラットコーテッドレトリーバーとの出会い・別れ)

2012年01月29日 | sala
このところ、しばらくブログのアップが出来なかった・・・。

ちょっとバタついていてね・・・書く時間が無かったと
いうよりも、書く気持ちになれなかったというほうが
正解かな。

ちっと悲しい事があってさ~。
少々凹んでたんだよね・・・。

今日の写真はね・・・僕の相棒でもあるsalaです。

このsalaがさ、2012年1月26日の早朝・・・
静かに逝ってしまいました。

正直たまらないね・・・。

2000年7月19日生まれだから、11歳と半年か・・・。
長いようで短かった・・・salaは自分の人生をあっという
間に駆け抜けて行っちゃったよ。

生後間もなくして僕のところにやって来た
フラットコーテッド・レトリーバーという犬種の
真っ黒でやんちゃな女の子。

異変に気付いてから二週間ちょっとだった。
腎不全でした。
すでに治療の施しようがない状態だった。

もっと早く気付いてあげる事ができたら・・・そんな
ことを考えても、もう戻ってはこない。

いつでも自家発電が出来そうなほど千切れんばかりに
尻尾を振り回して、人間大好きだったsalaの定位置は
いつでも僕の左側か股の間だったな。

海や川で一緒に泳ぎ、大きな広場でボール遊び・・・。
オーストラリアで一緒に暮らしたこともありました。

サラは一生懸命に生きました。

最期まで尻尾振ろうとしていました。

そして、まるで寝ているかのような、とても優しい顔で
逝きました。

sala・・・僕のところに来てくれてありがとう。

おまえのことは絶対に忘れないよ。

次回もsalaとの想い出を少し書いていこうかなと思う。