Natural Angler

取り巻く自然にも目を向け、ゆったりとフライフィッシングを愉しんでいます。

山岳夏アマゴ  その2

2013-08-08 12:09:25 | FlyFishing

アマゴが釣りたい!

そんな気持ちが通じたのか、前回は意外なところで素晴らしいアマゴに出会うことができたが、

やはりもっと山岳らしい流れで出会いたい、そんな気持ちから
毎年一度はよねさんと出かけているあの上流を目指してみることに。

今年は残念ながらよねさんが先行アタック時に負傷してしまいご一緒ならず。
そこで今回は仲の良いルアーマンをお誘いしたところ、F氏が行けるとのことで、
二人でのチャリアタックとなった。

車止めから20キロのアタックとなるので、出発はまだ暗い時間だったが、
山間に入る頃が日の出 の時間
こんな景色も久しぶりだ。

 車止めに着くと、早速MTBの準備だ。
いつもは20インチのコンパクトなものだが、
今回は未踏のエリアまで行く予定なので、26インチのレギュラーサイズ。 

早朝とはいえ、アップダウンのダートを走るとすぐに汗びっしょりになる。
十分に用意したつもりの水分がどんどん減ってゆく。


F氏は非常に久しぶりの川ということで、休憩を数度挟んで記念写真も。

 

しかし、還暦過ぎた親父二人にはややきついが、F氏は伊豆半島一周など
普段から走っているようで、体力的には問題ないようだが、
こちらはたまにしかチャリには乗らないので上りはきつい。



ようやくよねさんポイントに到着。
二人で記念写真を。

しかし今回はまだまだこの先数キロを目指す。

シーズン中の前半は雪代による増水でほとんど釣りにならないこのエリアだが、
この時期は適正な水量となり、魅力的な渓相を見せてくれる。


しかし通常は車では入れないので、ロッジに泊まって送迎バスを利用するか、
今回のようにチャリまたは徒歩ということになる。

ただし、増水期間が長い影響か、魚影は決して濃くは無い。
20キロ以上の過酷な努力に見合う釣果が期待できるかというとそこは難しい。

今回も早々にイワナのアタックがあったが、全体としては
二人ともほとんどアタリもなく、ルアーにいたっては追いも見られない時間が続いた。



そろそろ早めに切り上げ、場所の移動を考えた直後、

プールの中でフライを追いかける小さな魚影が見えた。
7寸くらいの魚もフライをつつくが銜えない。

CDCアントまで流してみたが、見に来るだけだ。
次に結んだのは、先日巻いてみた、オドリバエにも見えるアントパターン。
沈み岩に沿ってゆっくりと流すと、底から「ガバッ」と出た。

29.5センチ、見事な泣き尺アマゴだった。

あのゴウゴウとした雪代に耐えてきただけに、パワーは申し分ない。

F氏も早々に小型だがアマゴをヒットさせていたのでなんとかボは免れたが、
2キロも体重が減るくらいの釣行ではあったが、
目的の山岳夏アマゴに出会えてよかった。

しかしリスキーな釣りだ。
何度も行くにはちょっと躊躇するかな。


それでも帰宅してからのビールのうまさは、この夏1番だった。

 


コメント (14)    この記事についてブログを書く
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロングサイクリングお疲れ様でした(^^ゞ (ルアーマンM)
2013-08-08 16:52:44
ご一緒できなくて残念でした(ToT)
泣き尺アマゴ素晴らしい魚体ですね♪
20キロの苦労の賜物だと思います(^^)v
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Mくんへ (カズ)
2013-08-08 21:06:59
ご一緒できなかったのは残念でしたが、なかなか労報われない釣りでした。
魚はいるはずなのにね。
シーズン後半、また出かけましょう。
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ぎょぎょ! (八兵衛です)
2013-08-08 21:28:34
20km+α・・・驚きです
29.5も凄いが20+αはアポロ15号以来の衝撃でした

お爺はたしか3~4kmでダウン&パンパン

改めてダイエットを検討します
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行きたかった! (よねさん@鱒美)
2013-08-09 11:08:39
林道ロングツーリング、敢行されましたね。
青い橋から数キロ先までは、登り道でかなりキツかったと思います。
20インチでコケたから言うわけではありませんが、悪路が続く林道ですから、26インチMTBの選択は正解でしたでしょう。
全体的には渋い釣りだったようですが、このアマゴをデジタルキープ出来たのなら、厳しかった事を含めて全ての事が良い思い出になりますね。
おいらも素晴らしい出会いを夢見ながら、怪我の回復に努めたいと思います。
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八兵衛さんへ (カズ)
2013-08-09 12:29:58
時々下りもありますが、基本的には上りなので、坂のキツイところでは降りて押します(^^)でも八兵衛さんの走った区間はほぼ平地ですよ。タイヤは重くても太いMTB用でないと、下りが厳しいです。
でもこんなアマゴに出会えればしんどさも忘れます(^^)
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よねさんへ (カズ)
2013-08-09 12:39:48
よねさんのリベンジも兼ねて頑張ってきました。橋の先の登りは確かにきつかったですが、この時期だけのあの渓相は釣れなくても許せる気がしました。アマゴは前回が姫、今回は殿といった感じでしょうか。
最近はツキもあるようです(^^)
無理せずジックリ治してくださいね。
早くご一緒できることを祈っています。
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じぇじぇ!? (goo~)
2013-08-10 08:15:58
20km・・、20キロ・・・、信じられない!
これ岡部の我が家から藁科の実家迄に近い、しかも
上りのガレ道でしょ?気が遠くなりそうですよ。
艱難辛苦の末に釣ったほぼ尺、記憶に残るだろな~。

お盆休みは今年最悪の酷暑だそうですね。無理せずに
乗り越えましょう。
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GOOさんへ (カズ)
2013-08-11 08:37:08
仕事で車で入る時、どこまで行けそうかイメージトレーニングしていましたが、実際走ると上りはやはりキツイです(^^)
でもあの渓相にあのアマゴ、充分思いでに残ります。Gooさんのネットは良いアマゴに縁があります(^^)
盆が明けたら何処か行きたいですね。
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精悍ですね。 (フィッシュアウル)
2013-08-11 21:48:45
こんばんは。
あの距離を走ってから釣りをされるのは尊敬の一言です。
例の事故があってから、店舗でも話題に上がることが増えて来ましたが、小屋泊で釣りをされる方も増えているようですね。
噂で耳にした話ですが、あの区間をフィッシングリゾートにするような話も出ているようですが、もうそう言う時に来ているような気がします。
それにしてもオスの精悍な顔をした素晴らしいアマゴですね。
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フィッシュアウルさんへ (カズ)
2013-08-12 11:07:14
何歳まであの区間を走れますかね(^^;
実は仕事の関係で車で入ることがあり(勿論釣りはできませんが)
あの渓相なのでなんとか釣りをしたいと思っていました。
行程は確かにキツイですが、運よく思い出に残る1尾に会えました。
あれだけの渓相ですから、確かにもう少し楽しめるといいのですが。
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