鉄道車両アラカルト

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貨物鉄道博物館に「シキ160形」展示

2007年08月24日 | 国内旅行

貨物鉄道博物館
「シキ160形を展示」
大型変圧器輸送に活躍

 三重県いなべ市の三岐鉄道丹生川駅近くにある貨物鉄道博物館で5日、大型変圧器の輸送に活躍した大物貨車「シキ160形」の展示開始を祝うセレモニーが行われた。2003年(平成15年)9月の開館から丸4年を迎える同館に、これまで最大の展示物が加わり、世界でも珍しい貨物鉄道専門の博物館がさらに充実した。

 シキ160形は変圧器を運搬してきた貨車で、自重39・5トン、全長23・5㍍。車体が前後2つに分かれ、その中央部に変圧器を挟み込み、つり掛ける形で輸送する。変圧器を積載すると全長は30㍍を超えた。

 今回展示された車両は、1955年(昭和30年)に当時の富士電機が日本車輌製造で製造。延べ約200台の大型変圧器を全国に輸送するなど活躍したが、9年ほど前に役目を終え、富士電機などの変圧器部門を引き継いだ日本AEパワーシステムズ(東京都、加納孝社長、略称・AEパワー)が同社千葉事業所(千葉県市原市)で保管していた。

 貨物鉄道博物館での展示はAEパワーが、産業遺産として貴重な同貨車を一般の人にも知ってもらいたいと同館に寄贈したことで実現。同館への運搬費用は同社が負担したほか、展示用軌道の設置には三岐鉄道が全面協力した。

 セレモニーには、岩沙克次館長(JR貨物特別顧問)、吉岡心平副館長、AEパワー変圧器事業部の天野直樹副事業部長をはじめ関係者、ファンなど約50人が出席。最初に岩沙館長が「シキ160形は世界的にも珍しい車両で、当館に寄贈していただいたことを光栄に思う。末永く保存していく」とあいさつしたのに対し、天野副事業部長が「日本経済の発展を縁の下から支えてきた歴史的な車両を一般の方々にも見ていただきたいと考えていた。末永くかわいがってください」と述べた。

 この後、除幕や譲渡・譲受書類の交換、吉岡副館長による各種貨車の説明会などが行われた。

 同館はボランティアによって運営されており、毎月第1日曜日(1月のみ第2日曜日)に開館している。シキ160形は同館の展示物としてはこれまでで最大。屋外に展示されているため、開館日以外でも見学できる。

貨物鉄道博物館があったなんて知りませんでした。今度是非見に行きたいと思います。貴重な車両を提供してくれたメーカーさんもすごいけど、こういう車両を後世まで残そうと言う取り組みはすごく大切な事と思います。今後もいろいろと展示品が増えて、もっと内容が充実すればいいなと思いました。



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