議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

衆参のちょっとした違い-国会事務局の定員

2016-06-24 | 雑感
第189回国会、平成27年4月17日の委員会や本会議で、衆議院、参議院事務局職員定員の件が諮られ、それぞれ定員が変更されました。

この際、衆議院では議院運営委員会のみで決定し、参議院は議院運営委員会で諮った後、本会議でも諮られました。

衆議院と参議院の本当にちょっとした違いですが、個人的に気になるのは、参議院本会議の本件に関する以下のくだりです。

[平成27年4月17日 参議院本会議]

○参院議長
この際、参議院事務局職員定員規程の一部改正に関する件についてお諮りいたします。議長は、本件につきまして議院運営委員会に諮りましたところ、議席に配付いたしました参議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案のとおりとする旨の決定がございました。

これでは、参議院会議録を読んでも内容がさっぱり分かりません。もちろん、前段の議院運営委員会の会議録を読めば分かりますが、「議席に配布いたしましたとおり」という文言を会議録に残すのはどうかな、というのが従来からの疑問点ではあります。

で、平成27年4月17日に決定された現行の衆参の国会事務局職員定数は、衆議院事務局:1,615人、参議院事務局:1,212人です。

衆議院のWebページを見ると、「職員数は、約1,650人です。」となっており、これまた個人的に気になる点です。

人事異動を行うにあたっては、異動に馴染まない部署を除した人員で行う必要があるとは承知していますが、色々難しいですね。

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