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公聴会(続編)

○国会法第51条

委員会は、一般的関心及び目的を有する重要な案件について、公聴会を開き、真に利害関係を有する者又は学識経験者等から意見を聴くことができる。

総予算及び重要な歳入法案については、前項の公聴会を開かなければならない。但し、すでに公聴会を開いた案件と同一の内容のものについては、この限りでない。

○参議院委員会先例録219

委員会において公聴会を開くことを決定したときは、公聴会開会承認要求書を議長に提出する

○参議院委員会先例録222

公聴会は、おおむね10日前に公示するのを例とする


9月15日午後、安保法案を審議する参議院特別委員会で公聴会が開会されます。ニュース等では、中央公聴会と呼ばれています。

既に何度も紹介しているとおり、公聴会とは、常任委員会や特別委員会が一般的関心及び目的を有する重要な議案について、利害関係者や学識経験者等を公述人として呼び、意見を聴き、質疑を行うものです。

公聴会は、先例により、当該委員会で議決後に、議長の承認を経て開催が決定し、官報公示後、開会までの期間は概ね10日と規定されていますが、実際のところ、5日前後となっている場合が多くなっています。

なお、開会までの期間は、議長承認の翌日から起算します。

で、今回の安保法案を審議するための参議院特別委員会における公述人は、6人です。

うち、与党推薦公述人は2人、野党推薦公述人は4人です。

6人の公述人が、それぞれ15分ずつ意見陳述を行い、その後、特別委員会を構成する11会派が15分ずつ質疑を行います。

余談ですが、今回の公述人公募にあたっては、過去に例がないほど、相当数の方が申出をされたとのことです。それだけ、関心の高いテーマである、ということなのでしょう。
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