犬の飼い主、探しています。

　家に帰ったら、家の中に犬がいました。かわいいポメラニアン。
動物好きの娘はもう嬉しくてしょうがない様子。動物嫌いの息子も、さすがにうれしそう。2人でミルクをあげたりなでなでしたり、犬もやけになついてる。

っていうか、どうしたのこの犬！？

友達の家に行った帰りに、ふらふらしているところを娘が見つけたらしい。そばにいた人に聞いても誰も飼い主ではないという。困っていたら「持って帰っちゃえば？」とおばさんに言われた、ということでした。

すでに家の中には段ボールで作ってある犬小屋とトイレがかわいらしくしつらえられており、「ラッキー！ラッキー！」と呼ばれている。娘いわく、「こんなワンちゃんに会えるなんて、ラッキーだなーと思ったから」ラッキーという名前にしたそうです。

しかし、首輪も綱もついたままの明らかに誰かの飼い犬。きっと飼い主は探しているでしょう。
とにかく警察に電話をして、捜索願が出ていないか調べてもらうことにしました。

捜索願は出てないとのことですが、本来は保健所に連絡しなければならないとのこと。そこで飼い主が見つからなければ、処分されてしまうそうです。かといって、人の犬を勝手に飼うわけにもいかないし。あっという間の出来事でしたが、犬は警察に引き取られていきました。

娘は結構平気そうな顔をして我慢していましたが、しばらくするとやっぱり涙が出てしまって、しくしくと泣いていました。とにかく、飼い主が現れてくれることを祈ります。

鴨宮の賀茂神社近くの坂道で見つけたポメラニアンです。首輪はベージュの革製。お心当たりの方は鴨宮の派出所へご連絡ください。