チャレンジャー・ナオミの日常

小田原市議会議員の佐々木ナオミです。よろしくお願いします。

青木議員追悼

2009-05-30 | Weblog
本日の臨時議会では4月に亡くなられた青木議員の追悼が開会直後に行われました。傍聴席の最前列には、青木議員のご家族の方が座られ、生前同じ会派で社民党の谷神議員が追悼の言葉を述べられました。

議員になってすぐのころ、右も左も分からない私に、青木議員はいつも温かく声をかけてくださって、「新人なんだから、どんどん好きなことやりなよ!」と励ましてくださいました。初めてお会いした時は、「ちょっと怖そうな方だな」と思いましたが、目が合うと、いたずらっぽく笑って冗談を言って下さって、私の緊張をいつもほぐしてくださるのでした。

一般質問でも教育のことなど丁寧に取り組んでいらして、質問の進め方などたくさん学ばせていただきました。

最後にお会いしたのは3月議会でしたが、とても顔色がお悪くて、でも私を見るなり、「よっ!元気?がんばってる?」と声をかけてくれました。初めての予算委員でちょっと疲れていた時だったので、気にかけてくださったんでしょう。

お葬式にも参列させていただきましたが、ご家族はもちろんのこと、その優しいお人柄ゆえにたくさんの方に愛されていることがうかがえました。

多くの人との出会いと、それからやってくる別れ。
この数カ月、何人か親しい人との別れがあり、遠く離れていくだけでもさみしくて、近くにいたときには思わなかったような愛おしさを改めて感じる機会がありました。そうした中で、死という、永遠の別れは、やはり辛い。

青木議員とは議会の中だけでのお付き合いでしたが、それでも、何気ない言葉のやり取りがたくさん思い出されました。

たくさんの学びを本当にありがとうございます。
願わくば、これからもっと青木議員からたくさんのことを学ばせていただきたかったです。未熟者の私を、いたずらっぽく「しっかりやれよ!」と励ます天国からの声が聞こえてきそうです。

心から、ご冥福をお祈りします。











日本大学エコキャンパスを見学に行ってきました!

2009-05-27 | Weblog
 今日は「エネルギーカフェ おだわら」のメンバーと、藤沢にある日本大学のエコキャンパスに行ってきました。小田原で実現可能な、地域性を生かした循環型自然エネルギーを探るべく、参加型のワークショップを開こうということで、日本大学生物資源科学部教授の糸長浩司教授を訪ねつつ、エコキャンパスの取り組みを糸長教授に説明していただきました。

建物自体がアースチューブによる循環型の空調になっていて(つまり、建物にチューブを入れて外気や地熱を利用して、夏は涼しく冬は暖かくなるということです)
気持ちイイ。
壁面には、藤、サルナシ、ブドウ、キウイなどが育ち、壁面緑化と自給自足を兼ねていたり、畑にはさまざまな野菜が、無農薬で育てられています。おもしろかったのは古タイヤを利用したジャガイモづくりをしている方がいて、ジャガイモが育つにつれて、古タイヤを重ね、土を盛ってゆきたくさん収穫するんだそうです。今はまだ一段目ですが、高く積み上げられた古タイヤを見てみたい!

こうした実例を見ていくと、もう夢は膨らみまくってしまいますね!とにかく、気候にも水にも恵まれた小田原は、エコビレッジにはもってこいの場所です。エコ対策といえばどうも太陽光発電ばかりが注目されていますが、もっと身近でお金もかけないで楽しくできるエコってたくさんあります。できれば小田原にその実践例となるようなエコロジー施設ができたらおもしろいとおもいます。

六ヶ所へ行って原発に頼らない暮らしを実践するしかない!と改めて実感している私ですが、楽しくておいしくて気持ちイイエネルギーを一緒に探っていきましょう!

写真は糸長教授と壁面緑化のキウイです。




六ヶ所村に行ってきました!!

2009-05-18 | Weblog
 ついに、六ヶ所村へ行ってまいりました!
 日本原燃の施設内の見学もしてきました。
 
 とにかく、凄い施設でお金もかかっている。プルサーマルとエネルギーの自給というのは、そう簡単な話ではないことを実感しました。危険な放射性物質を安全に取り扱うための途方もないセキュリティー。ここまでしても、再処理工場でMOX燃料が自給できれば、これまでの赤字はすべて黒字に転じるそうです。
六ヶ所村は、原子力施設で成り立っている村で、電源三法による国からの支援で建てられた立派な施設がなんだか不似合いでした。
 
 昨年2月の六ヶ所ラプソディー上映会からこの問題をずっと追いかけてきました。六ヶ所村関連の様々な取り組みが日本中で起こっていますが、この村に住む人たちにとってはどう映っているのでしょうか。再処理を問題視する場面には出会いませんでした。
 
 そもそもこの構想を支えているのは増え続ける電力消費量にどう供給していくかという点。私たちが使うエネルギーの絶対量を圧倒的に減らすこと以外、この問題を解決する道はなさそうです。まさにここが、日本のエネルギーの要なのです。
 
 写真は映画の舞台にもなった「花とハーブの里」の朝。ちょうどチューリップ祭りの最中で、六ケ所村で無農薬の野菜と美しい自然を守ることで、静かな抗議を表しているこの活動を支援する人たちが全国から集まっていました。
太平洋側の東北地方に吹く北東風ヤマセによって、霧深く幻想的な風景が現れます。ここでとれたおいしい無農薬野菜が朝ごはんでした。