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2159m地点
カーブミラーが所々に設置されており、あり日の林道を偲ばせていますがカラマツがほぼ占拠しつつあります。
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右側手前の大きな山のピーク(2229m)は別当代山へ続く尾根でしょう。
遠く奥に聳える山が、今日目指す笹山です。
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東俣へ下る林道と北へ少し伸びる林道を進むと、右側に奈良田越に着く。
林業がまだ盛んだったころのワイヤーやウインチなどの、残骸が放置されています。
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製造年月日昭和46年11月 築地索道工業株式会社のネームプレイとが赤茶けた鉄板に時の流れを刻んでいます。
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そこには東海フォーレストが設置した奈良田越えの比較的新しい標柱が立っていました。
この地点より(2009m)ほぼ真北へ続く尾根筋を280mほど登りあがった場所が白剝山です。
結構しっかりした踏み跡があり道迷いはないでしょう。
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尾根筋に入り12分ほど進と廃墟となった建物に辿りつきます。林業の盛んな時代、作業小屋として利用されていたんでしょう。
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14:35 白剥山到着
点名 笹山 種別等級 三等三角点 地形図 甲府-鰍沢
緯度 35°33′10.0721 経度 138°15′34.5293 標高 2237.16 m
面白いことに点名「笹山」です。
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手前は蝙蝠尾根から続く徳右衛門岳、奥は千枚岳でしょうか。
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笊ヶ岳も見えています。
転付峠から辿った尾根筋もよく見えています。手前中央には東俣へ下りる林道の線もよくわかります。
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霧雨が虹を作ってくれました。明日の天気が心配ですね・・・。
笹山頂上は風が心配で笹山すぐ手前の樹林帯へテントを張ることに決めました。(後で分かったことですが、笹山頂上は風
も凌げるしよいテント場が何か所もありました。大門沢小屋のご主人は富士山の眺望も絶景だとのことでした。)
2009/8/22
●テテント撤収(5:22)---笹山(6:01)---白河内岳(7:55)---大籠岳(認識せず通過してしまった。)---
広河内岳(09:50)---大門沢分岐(10:20)---大門沢小屋(12:36)---奈良田バス停(15:50)
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夜半から雨が降り始め、雨だれの音で何回か目が覚めました。
薄明るくなってからテントを出ると、霧が立ち込め風も少しあります。今回の山行、雨は想定がいでした。残念
テント内で合羽に着替えテントをたたみいざ出発です。雨が上がるとよいのですが。
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霧で周囲は真っ白です。これから辿る山頂のルートファインディング心細いな~。とくに山頂の広い白河内岳の通過・・・
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点名 広河内 種別等級 三等三角点 地形図 甲府-大河原 所在地 山梨県南巨摩郡早川町
緯度 35°34′11.6232 経度 138°14′44.6333 標高 2717.62 m
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笹山三角点北西方向地点に「笹山北峰」がある。標高は2733mでこちらの方が高い。
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白河内岳に到着
霧で何も見えない。霧がなければおおよその踏み跡が分かるのだが何も見えない。
ペイントのマーキングもなく頼りになるのは、ケルンだ。ケルンといっても立派なものでなく、石の上に一つでも石がのってい
ればそれが道しるべとなる。こまめに地形図にコンパスを当てコースを出しケルンを探す。
この繰り返しで白河内岳を通過した。
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それにしても風が強く手足が冷たい。リュックと体が離れると背中に風が入り込み身震いする。
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ここに着て時折霧がサーっと消えてはまた被ってくる。
霧が消えるとわずかながらトレースが見て取れる。チャンスとばかりに歩を早める。
そんなことで、大籠岳を見落とし通過してしまっていました。
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辿ってきた山々が見える。この調子だと午後からは天気が回復しそうだが、大門沢の下りでしょう。
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大籠岳と思いきや何と広河内岳に到着です。でも無事広河内岳に着きホッとしました。
以前来た時は360度パノラマで飽きるほど周囲を眺めていましたが、本日はただ通過するのみです。
霧で真っ白なため大籠岳側からくると南西の尾根に入りやすいのでコンパスで確認です。
コンパスで確認すると崖側に進路方向がが示されますが、よく見ると黄色いマーキングが示されています。
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大門沢の分岐に到着しました。鐘を連打し無事到着の喜びを味わったのです。
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大門沢小屋のご主人が覚えていてくれました。この間来た方だねと、麦わら帽子のスタイルは印象に焼き付くのでしょう。
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天候が回復し山並みが良く見えています。欲を言えば半日早く回復してほしかったものですよ。
奈良田発身延駅最終便(16:50)のバスに乗り込み、昨日の出発点田代入口までバスで戻り山旅の終わりです。
次の山行計画が頭を巡りだしています。
転付峠~笊ヶ岳を通過し布引山から老平へ下るというものです。カラマツが黄葉する秋また来ましょう。完
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