子守唄？

どういうわけか、小さい頃から寝つきの悪かった私。
夜眠るときは今も昔も音楽が必須です。大昔はウォークマンのでイヤホンをつけて。最近はiPhoneを枕元に置いて音楽を聴きながら。気が付けば眠りに落ちているというのが理想

そんな「子守唄」はその時々で違っていて、沖縄民謡だったり、Norah Jonesのアルバムだったり。
ゆったりした穏やかな曲を選んでいたのですが・・・。

最近、意外な曲が子守唄にベストマッチなことを発見しました。

それは・・・尾崎豊（爆）

尾崎豊、で眠くなるのか？？？
日本広しとはいえ、尾崎の曲を子守唄代わりにしているのはきっと私くらいなものでしょう（笑）
とうてい眠りに誘ってくれそうにない熱い歌声！
なのになぜか私はすっと眠れるんですよね～。

ということで、ここ数か月の私の子守唄プレイリストはこんな感じ。

１．シェリー
２．ドーナツショップ
３．街の風景
４．失くした１／２
５．十七歳の地図
６．誰かのクラクション
７．僕が僕であるために

だいたい３曲目の『街の風景』で、遅くとも４曲目の『失くした１／２』で意識を失います。
たまに７曲目で一瞬だけ意識が戻ったりしますが、５～６曲目を聴く機会はほとんどないという・・・。この２曲、好きなのに聴けないジレンマ

彼の歌を良く聴いていたのは高校生の頃。さしてファンだったわけではないけれども、気になるアーティストのひとりでした。
盗んだバイクで走ったり、夜の校舎の窓ガラス壊してまわったり。
そういうのとは真反対の、いたって穏やかな青春を送っていた分、自分の知らない世界を歌う彼に多少の憧れがあったのかもしれません。

あれは『卒業』のＰＶでしたか。彼が松葉杖姿だったのは。ステージから飛び降りて骨折したというニュースに、なにかザワザワとした気分になったのを覚えています。自分とは縁のない世界だけれども、無鉄砲にダイブするしかない彼のそのやるせない閉塞感に、同じ若者としてどこかで共感していたのでしょう。

歳とともに、もう聴くこともないだろうと思っていたのに、今はその熱い歌声に癒されている自分が不思議です。