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音楽の話題を日々徒然に。

関白宣言

2015-06-28 14:43:16 | その他の音楽♪

少し前にNHKで有名人が自分の「人生を変えた10曲」を語る、みたいな番組がありました。
「人生を変えた」とまではいわないけれど、私のこれまでの人生の中で重要なインパクトを持つ10曲ってなんだろうと考えたときに真っ先に浮かんだのがこの曲。

さだまさし『関白宣言』

ウチの親兄弟、親戚一同を見回しても音楽や芸術に興味がある人間はおらず(どう考えても一族の中で私が突然変異 笑)、子供の頃に周囲に流れている音楽はといえば、テレビの歌番組、すなわち演歌かアイドル歌謡オンリーでした。

「関白宣言」がヒットしたのは私が小学2年生か、3年生・・・だったでしょうか。どういう経緯でヒットしたのかは知りませんが、おかげでテレビの歌番組で聴く機会があったわけです。 着流し姿でこぶしを回す演歌歌手とも、派手な衣装で踊る下手なアイドルとも違う。色白でひょろひょろのメガネ、中途半端な長髪姿のお兄さんがギター抱えてボソボソ歌ってる。なんだこりゃ?

フォークソングだのニューミュージックだのという言葉は知る由もありませんでした。が、これは私が知っている音楽とは違う。そのことだけはわかりました。「あ、なんか好きかも」とも。歌詞の意味もわからずに、ね(笑)

こんな歌もあるんだ!どうやったらこういう音楽を聴けるんだろう?と思いつつも、FMラジオもLPレコードも知らない子供です。教えてくれる家族もいないし、学校の友達だってアイドルしか知らない。ひとりで歌番組を熱心にチェックして、この「メガネのお兄さん」を探すしかありません。 当時はなぜだか毎年父親が年末の紅白歌合戦をラジカセで録音しており、その年の紅白出場がなった「関白宣言」をせがんで録ってもらいました。それを擦り切れるほど聴いた覚えがあります。

それから数年して、オフコースと電撃的に出会うわけですが、何を隠そう私の下地は実は”さだまさし”だったというお話。 ではなぜそのまま、さださんのファンにならなかったのか?それはおそらく・・・私が「面食い」だったから、でしょう(爆)さださん、ごめんなさい!

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4 コメント

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Unknown (大吟醸)
2015-06-28 17:29:54
お久しぶりです。
この記事を読んで私の遠い遠い記憶がよみがえりました。それは小学3年生の時友達から「面白いレコードを
買ったから聴きにおいでよ。」と言われ行ってみると
ステレオから流れてきた音楽が関白宣言ではなく・・・
雨宿り・・・でした。子ども心に面白い歌詞に語りのような独特の歌い方!当時のインパクトは相当なものでした。
その4年後に私もオフコースに出会うのですがその過程が似ていたもので思わず書き込んでしまいました。
音楽の右も左もわからないころに確かに「さだまさし」
さんは私の中にも存在していました!
大吟醸さんへ (nanori)
2015-06-29 08:37:51
さださんで音楽に目覚めてからのオフコース・・・同じような方がいらっしゃるとは!
「雨宿り」、ですか。それはたしかに”面白いレコード”ですね21(笑)

YouTUBEやストリーミング配信がある現代とは違って、当時は音楽に接する機会が限られてましたし、まだまだ”かしこまって”聴くものだと思ってましたから、さださんの自由すぎる曲(爆)のインパクトって子供には大きかったのだと思います。

大津あきら (moto)
2015-07-01 14:23:19
さださんではないのですが、昨日、仕事で山口県長門市に行ってきました。日本海側の小さな街です。
時間調整で止めた駐車場を降りて歩いていると、そこには「大津あきら」と書いた歌碑がありました。yassさんのアルバムでも楽曲を提供されていましたよね。長門市は大津あきらさんの出身地でした。歌碑には「輝きながら」の詩が載っていました。
大津あきらさんというとyassさんの「アコースティック」を思い出します。「ソフィーの青空」なんて詩のイメージがこれまでのyassさんと違っていたので、作詞者を見ると大津あきらと書いてあり、詩って書く人によって違うもんだなと、思ったことを覚えています。また、yassさんの曲もきれいで、離れかけていたyassさんとも、この「アコースティック」でまた繋がった感じがしました。
仕事で訪れた小さな街でのちょっとした出会い。
なんだかいいもんだな、という気持ちになりました。

motoさんへ (nanori)
2015-07-02 12:07:00
大津あきらさん。
といえば、私は杉山清貴『さよならのオーシャン』が真っ先に浮かぶ世代です(笑)
『輝きながら』も大津さんでしたか。
大津さんの書く爽やかな詩は、『アコースティック』当時のヤスさんのイメージや声に、良く合っていたたように思います。私も好きなアルバムです。
あとは、『憧れという汽車』ですかね。ヤスさんが今も大事にしている曲。若くして亡くなられたのが惜しい才能です。
そういえば、YassBOXのブックレットだったかな?どこかでヤスさんが大津さんの思い出に触れていた記事があったように思うのですが・・・すいません、思い出せません(苦笑)

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