山に癒されて…♪

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御利益願うも楽では無い! 鈴鹿の奥座敷は 遠かった…

2016年05月17日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2016年5月14日(土) 鈴鹿の奥座敷 お金岩・クラシ北尾根経由・イブネ 周遊の旅




朝明渓谷駐車場


先週も私はここにいました…


その時は 鈴鹿の中でも 
前庭的ハライドへお邪魔する為でした



その時…心配していたチチの足も
疲労性のもののようで 
休めば大した事にはならず すぐに回復したようです


なので…今日は 
鈴鹿奥座敷といわれる所にお邪魔する為に
再び 同じ場所にいるというわけです


先週と少し違うのは…1時間ほど早く来た事…
そして…早く着いても 帰る時間は 
先週より遅くなってしまった事…でした



さて 鈴鹿の奥座敷 どんなところでしょう~♪
イブネクラシへの道のりが楽しみな私です







一時間早く駐車場に着いても すでに多くの車が停まっており 
団体さんが早々に出発しておりました


今日も訪れる人は多そうです…


少し薄曇りの空が
お日様の目覚めと共に 明るさを取り戻しつつある中
早々に準備をして 出発します

今度は先週と逆の方向に向かって出発です…
そう…ちょうど 下山してきた方向へと歩を向けて歩きだします



 タニウツギ



タニウツギのお花が目に留まります
新緑の間で 頬を染めて迎える姿が目を惹きます



 朝明渓谷

根の平峠からの道との合流点



先週はここから出てきたんだよとチチが手で示します

今回はこの横を通り過ぎて なお奥へと進んでいきます



 朝明砂防学習ゾーンの水車小屋を見ながらさらに進みます 
 標識が 右側に見えてきます これは見落とさない様に!



標識を見ながら左へ下る道へと進むと
朝明川の河原にでます





ここが中峠への入り口です
ここから ロング山歩きが始まります





コースタイム


7:20 朝明渓谷駐車場 7:50 → 8:25 曙滝 → 8:52 中峠 8:55 → 9:20 大瀞 10:15 → 
10:35 お金岩出合 → 10:50 お金岩(お金明神)780m 10:55 → 11:13 お金峠 855m → 
11:15 塔ノ峰 874m 11:25 → 11:55 作ノ峰 948m → 12:05 高岩 965m 12:10 → 
12:12 ワサビ峠 855m → 13:19 クラシ分岐 → 13:21 クラシ 1154m 13:36 → 
13:52 イブネ北端 → 14:00 イブネ 1160m 14:15 → 15:12 コクイ谷出合 → 15:30 上水晶谷出合 → 
15:46 タケ沢出合 15:53 → 16:18 根の平峠 16:25 → 17:17 朝明渓谷駐車場


総距離:16.64Km
山行時間:7時間41分
休憩時間:2時間09分
所要時間:9時間50分

※休憩時間には 道を探すために要した時間が含まれています


コース状況


今回のコースは渡渉個所が数か所あり、
天候によっては渡渉不可能になる場合も考えられます


朝明からお金岩

一般の登山道で特に危険個所はありません
3日前の雨で水量が多く大瀞では靴を脱いで渡渉せざるを得ませんでした
情報では ヒロ谷出合でも靴を脱いで渡渉したらしいです
水量によっては 危険な場合もあります


お金岩からクラシ

クラシ北尾根はアップダウンが多く 体力が必要です
クラジャンと呼ばれている所では 岩が脆く注意が必要です
標布テープはありますが ある程度ルートファインディングが必要です
初心者は、熟練者の同行が望ましいと思われます


クラシからイブネ

大まかな道標はありますが ガスれば厄介かもしれません
台地の景色は素晴らしいです♪


イブネから上水水晶谷左岸分岐

イブネ南尾根は一般的では無く、入口も分かりにくいです
千草街道にでれば 問題はないようです


上水水晶谷左岸分岐から朝明

上水水晶谷出合からタケ谷出合間の神崎川右岸を 
鈴鹿の上高地と呼ばれています
地図上では左岸に道が付いていますが、右岸に踏み跡があります
今回は右岸を通りました
タケ谷出合手前の神崎川渡渉個所から 
根の平峠に向かう標布テープを辿りながら峠に向かいます







イブネ・クラシは 鈴鹿の奥座敷と呼ばれるほど
奥まったところに位置し 取り付きからも 遠くにあるため
中々 行きにくいお山です
そのため 色々な思いを絡めて 初挑戦するのですが…


最初の方で 躓くことになろうとは…


 ジシバリ




中峠への入り口を下り 最初の渡渉です 
朝明川を渉り 山道へと入って行きます



 静かな山道 テクテクと
 堰を超えて ホッチラと
 急な石の石段を登ります



曙滝


見事な滝が姿を現します
轟々と響く 滝の音 すがすがしいほどに心地よい





しかし…滝の巻道は 必ずと言ってよいほど 半端なく急な道
そして そんな 喘ぐように登る急坂には 
可憐な花がよく咲いております


 イワカガミ



なおもつづく 急な坂 
垂れたトラロープが恨めしい…


 サラサドウダンツツジ



峠までの道のりは さぞや厳しかろう…
そう思ってはいたけれど…半端ないものでした

この当たりのシロヤシオの花は終盤になり
その白い花弁を地に落し
白い絨毯となっている所もあります

急な斜面で上を見る余裕はありませんでしたが
地面と睨めっこしながらも
シロヤシオの存在を感じつつ登っていきます

そして 道は 
ぐんぐん高度を稼ぐように 沢から離れていきます






スカイラインが見えてきました

あそこが峠でしょうか…
峠であってほしい…

長く暗いトンネルから 漸く抜け出られるような
そんな嬉しさがこみあげてきます



シロヤシオの大木

峠に出る時に 最初に迎えてくれたのは
シロヤシオの大木でした
その見事な枝ぶりには 迫力すら感じます

ここはシロヤシオの宝庫のようです
終焉の時を迎えながらも 見事に咲いておりました



中峠


十字の峠…
今回はそのまま直進です…


 シロヤシオ

中峠から 銚子ヶ口



丁度 正面に銚子ヶ口を望みながら 下水晶谷へと下っていきます



 深い溝となった樹林帯の道を下っていきます
 下水晶谷登山道の標識 大瀞へ向かいます
 深い落ち葉がカサカサと音を立て進路の邪魔をします





沢の音が近づき 沢沿いに歩きます


 木漏れ日の中の樹林帯  何処までも深い樹林帯



大瀞の標識


大瀞の標識が見えてきますが…
ここで道が二手に分かれているのを見ます

チチは迷うことなくの方へ向かいます…でも 
標識には…迂回するようになっています


チチはどうも 橋の確認をしたかったようです

…というのも 
鉄橋が壊れているという情報を 知っていたからのようです



 鉄橋通行止めの看板



お見事…
どう見ても 渉る事は 難しいようです


やはり標識通り
迂回して 渡渉するほかないのでしょうか…?


確認したチチは さっさと引きかえし、
標識の所から先に伸びる踏み跡の道を 進みます







踏み跡ははっきりしているものの
小さな谷を渡ると 踏み跡が二手に分かれています
川へ下るのか、そのまま山側の道を進むのか…と
いうところでチチの姿が見えません


川に降りる道よりも
まだ 山側の右の方が 踏み跡がしっかりついているため 
そのまま進んでいきます …と
蜘蛛の糸が顔に当たり
まだ誰も通っていない感じ…


チチはどこに ちち~!


引き返しながらチチを呼びます


もしかして…谷に落ちた…
まさか…!



そんな一抹の不安もどこかに湧いてきて 
必死でチチを呼びます


すると
ひょっこり谷間の道からチチの姿が…

ホッとすると同時に 
言い知れぬりが湧いてきます


返事ぐらいして下さいな!


あぁ~
下に偵察に行っていたんだけど…
チョッと水が多いな



チチは 渡渉箇所の偵察に行っていたようです
地図を見ながら 地形を確認して
何やら考えるチチ


どうも… 
渡渉箇所で もう少し楽に渉れるところがないか
考えていたようです

水量が多いから、お前には しんどいかも
もう少し先だと 河原があるからそこを下れれば渡れるはず…



他に渡れるところを探そう…


結局そのまま 他を探すために
下流を偵察しに行く事となり 
山側の道を迂回するように歩きます







途中まであった踏み跡は
完全に分からなくなってしまいます

それでも 地形を確認しながら 
急な斜面を木にすがりながら登ってみます…






どんなに歩いても 登る事で
私的には 沢から離れているようにしか感じません

下るはずが なぜ登るの…と ポツリ呟きながら登ります…







目的の地点から 離れていませんか?
違う谷に入ってしまうのでは?



山腹を撒くような急な登りに 不安を感じてチチに尋ねると


離れてはいないけど…
下りるには急すぎる…




懸垂でなければ下れそうもありません…



チチと顔を見合わせます



私! 靴を 脱ぎます!



そうだな 戻ろうか



そして 最初確認した渡渉箇所まで戻る事にしました


戻ると言っても
下りの方か危険かも…








慎重に下っていきます
こんな時は、チチはあまり 私との距離をあけずに
様子を見ながら 下っていきます


ふと…チチ一人なら 懸垂で下ったのかも…
そう思いながらも 必死でチチの後について 下っていきます

 
途中…チチが太めの落ち枝を拾って 適応な大きさに折っています
そして棒状にした二本の落ち枝を 両手に持って歩き始めます


何をするのかしら…?



これは これから行う渡渉での必要アイテムになるとは
この時は知る由もなく
邪魔な倒木を片付けているのかと思っていた私でした…



神崎川


チチは 河原に着くなり 靴を脱ぎ始めます
私も続いて靴を脱ぎます 

 
今回 靴はザックの中に入れた方が良いよ と
チチに声を掛けられ 手に持つ事はせず
ギュウギュウにザックの中に押し込みます


その間に チチは再度 渡渉する箇所確認しに行きます


その父の手には 先ほどの落ち枝があります
もう1本の落ち枝は 私の横には 置いてありました





上から見ると ちょいちょいと渉れそうに見えましたが
傍まで来ると… やはり無理そう…


俺が渡ってしまってから 渡ってきなさい


そういってチチは 川の中に入って行きます
手に持った落ち枝は 川の深さを確認するための もののようです

何か 魔法使いが杖を突いて渡っている感じの雰囲気ですが…


お~い!渉っておいで~


チチの声で 今度は、私の番です






冷たい!
滑る!
深い!



なるべく浅瀬を探して渡りますが
大腿あたりまで 浸かってしまうところも…

なによりも 水がまだ 冷たい!
滑りやすく 流れに逆らう気力すらなくなることも…

チチの作ってくれた棒は
私にとって 有難い杖の役目もしてくれます

山姥 川渉る…って感じでしょうか…



大瀞


渉ってしまえば 何のその
穏やかな空間に包まれ 神崎川の美しい水に癒され
暫し 清涼たる流れを見ながら 冷えた足を温めます



ちょっと ここで 楽にわたれる箇所が他に無いか
下流を偵察しに行くのに時間をかけ過ぎてしまったようです
直ぐに覚悟を決めて 徒渉箇所で徒渉すればよかったと思いますが
これもまた一興…良い経験でした

しかし…
これが無ければ1時間は早く帰れたでしょう…


まだまだ始まったばかり
目的の所にはこれからです…



所で…
この河原で 石を見つけました






ここは鉱山としても知られております
この石、 持つと ずし~っと重いのですが
どちらの石が重い石でしょう…

まるで鉄の塊の様な感じでした…


さて… 一休憩して 身体もぬくもりました
クラシ北尾根へと 向かいましょうか…



つづく





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4 コメント

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Unknown (May)
2016-05-18 21:06:28
スゴイ川渡りですね。
チチさんがんばって安全に渡れるところを探したのですね。
山に行って「だったら、さっきの方がよかったよね」という
ことが、たくさんありますね。
でもほんと、やってみないとわからない良い経験です。
杖?も二人分用意して、何事にも代えがたい夫婦の絆になりましたね。
返信する
こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2016-05-18 22:46:41
3日前の雨で増水していたためですが
次の日に同じ所に行った人のブログでは
水はかなり引いているようでした

でも、綺麗な水なので
気持ちはいいのですが…とても冷たかったです・・・(笑)

本当に さっきの方が良かったね…よくあります
それでも、やってみないと本当に分かりませんもの
May様には 分かって頂けて嬉しいです♪

転ばぬ先の杖とでもいいましょうか
ありがたい事でした
感謝ですね♪

所でMay様 トラちゃんお元気ですか?
我が家の茶々も 歳の所為か…少し心配なところが…
いつまでも元気でいてほしいものですね…


コメントをありがとうございます♪

返信する
Unknown (山帽子)
2016-05-19 20:53:33
こんばんは

登山靴、脱いでの渡渉でしたか!

久しぶりで緊張感あるのを見せてもらいました。
若かりしころは えい!~何のそのと、いつぞやはやりきったものですが、・・・
もう これだけの深い渡渉は オイラはもうすぐに
心臓マヒとレスキューのお世話にならないといけません。

いや~なんだかんだとはおっしゃいますが、お二人とも
凄い体力と脚力の主なのですね。
返信する
おはようございます♪ (nanekobi5963)
2016-05-20 07:45:14
まぁ~ 嬉しいお言葉
私 とても恥ずかしいです

だけど、やはりへタレの私
チチの足を引っ張ってばかりですが…(汗)

確かに…水はまだとても冷たく
心臓麻痺起こしかねません…
ちょっとの間の渡渉にも関わらず
足の先はマヒしてしまっていました
心臓は…うふふ 毛が生えておりますので
大丈夫の様でした(^m^)

ただ…渉ってしまえば そのことを忘れさせてくれるほど
綺麗な水と 渓谷の素晴らしさを味わえました
自然の織りなす風情は 言葉になりません

自然は本当にいいですね
山帽子様の所でも 自然のお花満開で
いつも楽しませて頂いております
見たくて見れないイチヤクソウ
本当に愛らしいお姿ですね


コメントをありがとうございます
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