masamuneさんお疲れさまでした!さっそく、クリックしてから後半戦いってみましょう!
後半は「免疫のメカニズム(抗体抗原反応)」、「B細胞のDNA組換え機能」、「組換え機能の二面性」についてです
まずは免疫のメカニズムから
抗原が体内に侵入すると、体内の細胞にとりつき機能を破壊します。
マクロファージはその細胞を見つけ出し食べてくれます。と同時にマクロファージは抗原のタンパク質の一部を表面に提示します。
提示しているとマクロファージに同種の抗原が近づいてくるようになり、抗原を食べることができるようになります
この提示されたたんぱく質の情報はB細胞にも伝えられます。
この情報を元にB細胞は抗原にくっつくような抗体を作成し、抗原にくっつけていきます。抗体のついた抗原をマクロファージやT細胞が近づいてきて抗原を食べてしまう。これが抗原抗体反応と呼ばれています
抗原退治が終わると、B細胞の一部は記憶B細胞としてリンパ節で休眠し、次にまた同じ抗原が侵入してきたときに備えます。
では次に、B細胞のDNA組換え機能についてです
体内で重要な役割を果たしている抗体ですが、B細胞はどのように抗体をつくりだしているのでしょうか
B細胞は、マクロファージが提示した抗原の情報を元に、抗原の表面にくっつきやすいタンパク質を作り出します。
その方法は、遺伝子の組換えによって何万もの抗体パターンを模索するのです
その中のうち抗原にくっつくことができる1種だけが抗体として機能します。
他の役に立たないものは体内で処分されます。
これがB細胞のDNA組換え機能です。
しかしこれには二面性があります
体内では免疫細胞と共生することで免疫機能が働いています。B細胞のような機能の細胞がいれば、なんだか完璧なシステムのように感じられますが・・・
他の体細胞との大きな違いがあります。それはB細胞が作り出す抗体は他の細胞に比べて変異度が非常に高い!!ということです。
そしてウィルスも変異度が非常に高い!!ということです。
だから、抗体が変異すればするほど、ウィルスも変異し新たなウィルスがつくられてしまうシステムなのです
つまり、B細胞が抗体をつくってもすぐにその抗体が効かない変異したウィルスが生み出され、そのウィルスに対抗するためにまた新たな抗体がつくりだされる・・・
さらには、B細胞が抗体を作る過程で繰り返す遺伝子組換えで発生した大量の不適合の抗体、これが全て処分されているかというと必ずしもそうとはいいきれません。処分されなかった遺伝子が組み替えられた抗体が新たなウィルスとなっている可能性もあるかもしれないのです。
このイタチごっこをずっと繰り返し、結果、最近では、エイズ、結核など免疫細胞自体に取り付くものも増えてきています。人類はDNAレベルでの進化の限界に来ているとも考えられています。
今後、人類はどのように免疫・ウィルスと付き合っていくのべきなのでしょう?その答えはきっと生物史の中にあるはずです。次回のなんで屋劇場も楽しみですね!
ちなみに次回のなんでや劇場は6/22です!みなさんどしどし参加してください!
読んでくれてアリガトウ m!sh!
ところで、冒頭の画像の緑のクリクリしたものはなんですか?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=177962)には、しびれた!
>人類はDNAレベルでの進化の限界に来ているとも考えられています。
今後の可能性は、観念進化!
観念は無限に塗り重ねられて、進化(変異)していく。
考えてみると、旧観念等に洗脳されて、一時固定化(常識化)された時期もあったけど、本来の人類の認識機能は、無限の柔軟性=進化可能性を備えているんだよね!
ありがとうございます!こうやって記事にしてみると改めて、劇場は素人でもわかる内容になっているんだなぁと気づかされますね。
↓のブログもっと追求されているので、ぜひ読んでみてください!
http://www.biological-journal.net/blog/
>一文字さん
そうなんですね~。この複雑なメカニズムが成立していることに感動しますよね!
>しゃけんさん
>本来の人類の認識機能は、無限の柔軟性=進化可能性を備えているんだよね!!
この認識自体がなるほど~ですね!
この柔軟性をもっているのに生かしきれないのはとてももったいないと感じますね。みんなでどんどん認識を塗り替えていきましょう!
これは抗体の作用に関係するタンパク質だそうです!
詳しいことはちょっとわかりません…ゴメンナサイ。
DNAレベルでの進化が限界にきている理由が、良く分かりますねだからこそ
>今後の可能性は、観念進化!
観念は無限に塗り重ねられて、進化(変異)していく。(しゃけんさん)
私も、ここが響きました
この『観念進化』の可能性に、全力で向ってきましょう