【民進、迷走の１カ月 消えては浮かんだ「候補」１０人以上 最後は“素人”頼みでドタバタ劇 産経2016.7.13 07:10更新
（前略）さらに民進党の枝野幸男幹事長と共産党の小池晃書記局長は１１日夜、「野党系」で出馬を表明した弁護士の宇都宮健児氏を訪ね、分裂を回避するために不出馬という形の「協力」を求めるドタバタ劇も演じた。（後略）】
【野党共闘に宇都宮健児氏が不快感 「候補者をなんだと思っているのか」 産経2016.7.12 21:59更新
野党統一候補に選ばれた鳥越俊太郎氏。既に出馬を表明している元日弁連会長の宇都宮健児氏（６９）が、“急転直下”となった野党４党の対応に不快感を示すなど波紋が広がった。
「市民の声を一つに集めるのが一番大事だ」。民進党都連が擁立を模索し、１１日に立候補を要請した元経済産業省課長の古賀茂明氏（６０）は１２日、鳥越氏の出馬会見に登場すると、そう訴えて“野党勢力の団結”をアピールし、鳥越氏と握手を交わした。
古賀氏は既に出馬辞退を決定。立候補を表明している宇都宮氏と元ジャーナリストの上杉隆氏（４８）の名前を挙げ、「立派な方なので、都民の声が集約できればと思う」と出馬撤回を促した。
一方の宇都宮氏は、野党４党の鳥越氏の擁立に不快感を示す。宇都宮氏は１２日午前、報道陣に「（鳥越氏は）大変知名度のある方だとは思うが」とした上で、「（野党の対応に）違和感を持っている。候補者のことをなんだと思っているのか」。野党が鳥越氏を担いだ経緯についても「不透明だ。どういう議論がされているのか伝わってこない」と疑問を示した。
宇都宮氏は平成２４、２６年の都知事選に共産党などの支援で出馬し、いずれも１００万票近くを獲得した。以前の選挙で推した共産党の都議は「（推薦は）中央で決めることなので、なにも答えられない」。別の共産党関係者は「そのまま出馬すれば、票が割れる恐れもある」と述べた。】
【宇都宮氏「現段階では出馬」…今夕、正式決定 毎日新聞2016年7月13日 12時48分（最終更新 7月13日 12時57分）
東京都知事選への出馬を表明し、野党側から辞退を要請されている宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長（６９）は１３日、「現段階では出馬して戦うつもり」と改めて立候補の意思を強調した。ただ、支援者には出馬に慎重な声もあり、同日夕に支援者と協議して正式に態度を決定するという。
野党４党は統一候補としてジャーナリストの鳥越俊太郎氏（７６）を支援すると決めている。宇都宮氏が予定通り出馬すれば、野党票は割れることになる。
野党側は鳥越氏の出馬意思を確認した１１日、宇都宮氏に「大局的な判断をしてほしい」と出馬撤回を要請したが、宇都宮氏は「透明性を欠いている。とにかく勝てる候補というなら自公と同じで野合と言われても仕方ない」と反発した。
宇都宮氏は１２日、鳥越氏と面談して自身の政策を手渡したものの、鳥越氏から具体的な政策は示されなかった。面談後、宇都宮氏は「都政についての考えをまだ十分に持っていないようだったので、私が引き下がることを考える段階ではない」と話していた。【高橋昌紀、円谷美晶】
●鳥越氏は宇都宮氏に非礼であってはいけない！都政策も練り上げなければならないのは当然
（ＧＧ：正論だ。宇都宮氏が鳥越氏を訪ねたのか、鳥越氏が宇都宮氏を訪ねたのかは重要。どうも共産小池が宇都宮氏に意向を聞くこと無く枝野の誘われ鳥越氏を訪ね、宇都宮氏の了解は後になったようだ。これでは宇都宮氏は一言いいたいのは無理が無い。まして、鳥越氏から政策を聞けなかったなら出馬意向に疑問を生ずるのは当然だ。共産小池も民進枝野も鳥越氏から政策は聞かなかったのだろうか？鳥越氏の知名度に飛びついたのだろうか？
今夕結果は出て、鳥越氏で決まり、宇都宮市と鳥越氏で握手する写真が載せられるだろうが、紛糾は措くとして戦後民主主義者の深淵を鳥越氏にも共産小池にも民進枝野にも見た気がする。
一連の流れに戦後自民党が支配できた構造を見た気がする。都民・国民がしっかり監視しなければ政党段階では政治は危うい。戦後民主主義は「ともかく民主主義的に」が通り相場だが、戦闘性に乏しい。あまりにホンワカだ。鳥越氏のポリシーもＧＧに言わせれば日本ジャーナリズムの中の上、65点だ。70点には届かない。日本のジャーナリズム平均は35～40点だ。政策より気分・雰囲気で踊っている。声が阿諛追従の響きがする。営業だから無理もないが…。
民主主義はある意味で混乱の元になる。この混乱をじっとこらえて議論を積み上げる覚悟はあるか？混乱が増幅すれば民主主義=イージーなポピュリズムから独裁が生まれてしまう。逃げたいだろうしかし政治から生涯だけでなく子々孫々逃げることはできない）