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七里GGウオッチ7/1⑶:HSBCは英EU離脱の陰でAIIBに比重 アホノミクスはアホに任せた世界金融寡頭勢力

2016-07-01 20:43:56 | 日記

 
【コラム】人民元、グローバル通貨への最終段階へ  2016年6月30日 13時54分 中央日報
国際化発展過程で人民元は今、完全な兌換が可能で米ドルのように通用する「一般」通貨として定着するための「最終段階」に近づいている。
昨年12月、中国は他のいくつかの通貨に対する人民元の変動量を比較する新しい指数を発表し、人民元が今後ドルに固定されないことを強調した。5カ月前には市場で人民元の需要供給状況をより正確に反映するため、人民元-ドル固定為替レート制度に対する変更計画を発表した。今年10月1日に人民元は国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)に採用される。SDRで人民元より比率が大きい通貨は米ドルとユーロだけであり、これは人民元がすでに世界3大主要通貨になったことを示している。
人民元の国際化には2つの原動力がある。一つは中国当局が資本の流出入に対する規制緩和意志を見せているという点であり、もう一つは中国経済の持続的な成長だ。
ここ数年間、中国は外国の投資家に資本市場を開放してきた。2月には中国当局が外国の銀行、保険会社および年金ファンドなど中長期機関投資家に中国銀行間の債券市場の開放を拡大する政策を発表した。27日には中国内のウォン-人民元直取引が始まった。
人民元国際化の最終段階入りにおいて2番目の要素は中国経済だ。高度成長をしてきた中国経済はもう「正常」な速度で成長しつつあり、昨年は6.9%の成長率となった。成長の勢いはやや弱まったが、これは依然として高い数値だ。中国が最近発表した第13次5カ年計画は2020年まで年成長率6.5-7%を目標にしている。これはインフラ投資のための一帯一路政策、中国企業の海外市場進出努力とともに、グローバル貿易と投資で人民元の役割をさらに強化することになるだろう。
すでに中国貿易の約26%が人民元で決済されている。人民元貿易決済のための制度が2009年に始まったことを考えると、これは相当な発展といえる。いま人民元で決済される貿易の大部分は中国本土と香港の間の取引だ。中国の他の貿易国が中国との取引を人民元で決済し始める時、人民元国際化の次の段階が始まるだろう。域外市場の成長は、グローバル支払い決済から一般投資家のための投資商品にいたるまで人民元の使用を幅広く増進させる基盤になるため非常に重要だ。
中国と関係のない取引でも人民元が使用され始める時、人民元は広く通用する「一般」通貨として定着するだろう。
まだ前途は残っているが、人民元はすでに一般的に通用するグローバル通貨に向けた旅程の半分以上を終えたも同然だ。この人民元国際化の過程で韓国は目を引くほどの成果を出し、大きな役割をしている。人民元の国際化を推進することは韓国がアジアの金融ハブに発展するうえで独特かつ唯一の機会かもしれない。マーティン・トリコードHSBCコリア銀行長】

●アホノミクスどころではない 日本は自衛を急がなくてはならぬ
(GG:HSBCコリア銀行長の寄稿であることに注目すべきだ。おそらく英国のEU離脱も織り込んだ発言で、歴史のあるイギリスの最大級金融機関HSBCの本音だ。HSBCは、英国のEU離脱の陰ではAIIBに比重を移している。日本ではこんな議論が出てこない。ドル=アメリカ政府とFRB=に日銀や政府をはじめ大手メディアも完全に支配されているからだ。AIIBへの参加も鳩山由紀夫氏は準備しているらしいが日本政府や日銀はおと無しでシカトを決めつけている。韓国はこの記事で最後に「人民元の国際化を推進することは韓国がアジアの金融ハブに発展するうえで独特かつ唯一の機会かもしれない。」と指摘するように臨機応変だ。ここ数日英のEU離脱で為替が乱高下しており、いったんは治まったかに見えるが、今後の波及度合いに委ねられている。ドル基軸通貨圏の宿命だともいえよう。
 ではどうするか?①内需主導経済志向に切り替えること②リスクヘッジのためドル一辺倒ではなく、元基軸経済にも軸足を半身移すこと③今からでも遅くはない。円基軸経済圏を準備してAIIBやBIS・ADBとそれぞれ補完的に為替のポートフォリオを組みつつ円を強化することーーが欠かせない。
 日本がFRBに従属してドルを支える構造はすでに破綻の兆しが少なくなく、BISやグリーンスパンですら警鐘発言をあちこちで鳴らしている。戦後一貫してドルと核の傘で経済成長してきた日本だが世界は多極化し、BRICsの隆盛の中で戦後のアメリカという覇権国家が綻びを見せ始めた。BRICsも原油の値下がりの煽りを受け直進発展ではなくなっている。
 最近ニュースにされないがアメリカの財政の崖は今でも厳然と存在し、10月が近づけば再び紙面を賑わすだろう。現在のFRBの処方箋も財政の崖を念頭に置いた金融政策なのだ。おそらくジャンク債から始まる債権の格付け引き下げ→米国債の引き下げ=金融破綻の綻びの激化。これを防ぐためにFRBはいち早くQEから抜け出し、ドルを比較強化して備えようとしている。FRBは日欧の金融を緩和しジャブジャブマネーにして日欧の国債を毀損させ、経済を犠牲にして自国=ドルを比較強化しようとしている。そこにきて英のEU離脱と言うアクシデントが起きた。これはドルへの信認とはたらくが、米経済にもダメージだ。
 HSBCコリア銀行長の議論に倣って、幅広く議論すべきだ。アベノミクスなどとすでに破綻した議論にシガミツイテ強弁している暇はないのだから。
 時あたかも韓国の洪起沢AIIB副総裁が就任4カ月で突然休職した。辞任するだろうとの観測が後を絶たない。まだ決定的な休職の理由はわからない。後任はすぐには決まらないだろう。しばらく空席にして後釜を競わせて中国はここでも主導権を握るだろう。意外にアメリカ・日本のために空けてあるのかもしれない)  


GGニュースウオッチ7/1⑵:韓国が独島=竹島で囲碁対局の政治性満艦飾演出の時代錯誤 嫌韓ではないヨ!

2016-07-01 19:18:24 | 日記

【独島:李世ドル九段、キム・ジャンフンらとペア碁対局   2016年7月1日 8時15分 朝鮮日報   
 
独島:李世ドル九段、キム・ジャンフンらとペア碁対局(写真掲載できず)

 世界トップクラスの韓国人囲碁棋士、李世ドル(イ・セドル)九段と歌手キム・ジャンフンがの主催で「独島ナヌム杯特別対局」が、先月30日正午から2時間にわたり、独島(日本名:竹島)の望郷台で行われた。今回の対局は、韓国棋院の広報大使でもあるキム・ジャンフンが、「囲碁の普及と分かち合い」を目的に、1カ月前に李九段に対し提案し、李九段が受け入れたことで実現した。
 今回の対局は「ペア碁」方式で行われ、李九段はアマ六段で女性のチャン・ヘヨン棋士と、アマ六段の実力を持つキム・ジャンフンは広州アジア大会2冠王のイ・スラ四段とペアを組んだ。後手の李九段側が202手で勝利し、当初の約束に従って、負けた側が1000万ウォン(約89万円)、勝った側が500万ウォン(約45万円)を寄付することとした。李九段とキム・ジャンフンは「意義深い対局を無事に終えることができて喜ばしい。寄付金の使い道については二人で相談した上で決定する」と話した。】

●韓国がアメリカ戦争勢力の草刈り場から主権を取り戻す困難さ
(GG:写真を見れば分かる通り、岩だらけの島での開催だ。雨が降ったらどうするつもりだったのだろうと余計な心配をしてしまう。「独島」での開催。いかにも政治的な演出満艦飾の地だ。こんな演出を見せられる囲碁フアンも堪らないだろうが、それが現実の韓国だ。GGは韓国に対して何の偏見もないし、ヘイトスピーチは厳しく禁止すべきと思っている。日本の戦前の「植民地支配は良い事もやった」かも知れないが、それは余計なおせっかいと言うだけではなく朝鮮の主権侵害には違いないーーと認識している。たとえ朝鮮に主権と言えるほどの主権があったのか、と反論があってもだ。

 韓国の人々にはいまだ勤勉さと素朴な人情が残っておりウソを言う事に対する恥の感情も強い。良い意味での儒教思想も残っているようだ。
 しかし、竹島=独島でこの政治演出満艦飾の囲碁大会は韓国政治のイデオロギー優先を見る思いがして、韓国政治の歪みを覚えずにはいられない。こんな演出で竹島=独島は韓国領だと主張する韓国の政治感覚を疑う。ショーで支持を得ようとするイージーなポピュリズムを煽っている。前世期のやり方で、領土問題解決のルールを逸脱している。韓国がこのようなイージーポピュリズムでの抗争を繰り返す政治手法が罷り通るなら、今でもアメリカ戦争勢力の草刈り場だが、そこから脱するのは大変だろう)


七里GGニュースウオッチ7/1⑴:公明党凋落の始まり 日蓮宗の怪しい民族主義的側面とノリシロ山口の岐路

2016-07-01 10:11:51 | 日記

   
【公明党まさかの大苦戦 比例区に手回らず支持者離れも深刻   日刊ゲンダイ2016年7月1日
  支持者を裏切った結果か。公明党が真っ青になっている。参院選で予想外の苦戦をしているからだ。
  今回、公明党は選挙区に過去最多の7人を擁立し、比例は前回と同じ7議席を目標にしている。ところが、選挙区で「当確」はまだ5人、比例は前回を下回りそうだという。これまで公明党は、どんな選挙でも「全勝」するのが当たり前。地方選挙でさえ、全勝できないと責任問題になってきた。
 「公明党は定数が増えた選挙区に次々に候補者を擁立しています。愛知は9年ぶり、兵庫と福岡は24年ぶりに立てた。パワーが分散されたためか、埼玉と兵庫は大苦戦している。埼玉は最後の1議席を共産党と争い、兵庫は民進党と競り合っている。焦った公明党は、安倍首相に泣きつき、埼玉と兵庫の公明党候補の応援演説をしてもらっています。もし、2つの選挙区を落としたら、山口那津男代表の責任問題になるでしょう」(公明党事情通)
  7選挙区の全員当選を最優先しているために、比例区に手が回らない状況のようだ。悪循環に陥った格好だが、それ以上に、古くからの支持者が離れているのが決定的だという。
 「公明党の支持者は、公明党を“平和の党”“福祉の党”と信じて支持し、選挙になれば知り合いに投票をお願いする、いわゆる“フレンド票”を集めてきた。ところが公明党は、“戦争法案”成立に突っ走った。あれで、熱心な支持者ほど離れてしまった。今回、“自分は公明党に一票を入れるけど、フレンド票は集めない”と口にする人も多い。比例票が激減する可能性があります」(公明党関係者)
  山口代表は今頃になって、自民党の改憲草案について「いろいろ課題がある」と言い出すなど、慌てて「平和の党」を装おうと必死だ。 】

●庶民の生活感覚残る創価学会と山口の右翼的発想はいづれ乖離
(GG:公明党関係者の「公明党の支持者は、公明党を“平和の党”“福祉の党”と信じて支持し、選挙になれば…」という発言は公明党関係者の発言であるだけに深刻だ。これまでの公明党支持者が公明党から離れつつあるようだ。山口が何を言おうと、後講釈の二股膏薬であることは永年言われるままに公明党を支持してきたマジメナ党員、支持者ですら距離を置きつつある。
 公明党にも転機が訪れつつあるがどんな形で現れるか。選挙ので集票力がまず最初になるだろう。そしていずれは「教義に戻れ」という内部での異見噴出、悶着。公明党ですら民の意見は黙っていない大波に襲われる。指導部を動かす。山口那津男はどう出るか?しょせん妥協方策で能を出した山口だ。丸く収められると自負しているに違いないが、そう問屋を卸せられるか?山口那津男の本心は池田と対照的な日本的右翼発想だ。創価学会指導部を丸め込む才には長けているかも知れない。「糊しろ山口」にして成せる業だ。しかし右翼的発想では学会員は丸め込めないだろう。創価学会内部には庶民の生活感覚が残っているからだ。
 日蓮宗の怪しい民族主義的一面は池田会長の国際的な外交で均衡を保ってきた。たとえそれがノーベル賞狙の通俗的なものであるとしてもだ。しかし安倍に追随する山口那津男の外交は歴史修正主義追随と取られている。世界に通用しない安倍に引き回された山口路線の結果が破綻を引き起こしている。公明党の独自性が外からは見えない、単に補完勢力に堕している。公明党に独自性を求めること自体が無いものねだりかもしれないが。かつて創価学会・公明党の一部にあった健全性はどこかへ行ってしまって久しい。遅すぎるほどの創価学会の民心離反だ。創価学会も日本的イージーポピュリズムの一形態だから)