まぁ、そういう訳で、MSVはミリタリー色が強いのである。我々軍事オタクは、「Ⅳ号戦車にも色々種類があってー、A型が先行量産型でD型は後面と側面装甲が20mmになって後期型は更に増加装甲がついて48口径砲になってー、F型はFとF2があってF2はG初期型とも呼ばれててー」といった感じの薀蓄を溜める事に言い表しようのない至福を感じるのだが、それと同じである。
ガンダムはよく元祖リアルロボットと言われるが、ロボットを本格的に兵器として、工業製品として扱ったのは確かに本作が初めてである。んで、男の子はやっぱりアニメの内容もだがロボットにとびつくものであるから、そこに、子供の喜ぶ要素その2ミリタリーをくっつけた訳だな。
で、これが物凄い当たった。
どれぐらい当たったかというと、まぁこれも難しいのだが…そうだな。ガンダムの次はZだった訳だが、Z放映直前は主人公はジョニー・ライデンって噂が立ったレベルで当たった。常識的に考えてニュータイプでもないキャラが主役張れる訳がないのだがそんな噂が立ったのである。
しかしこれによる弊害も生じてしまった。つまるところ、ガンダムのえせミリタリーアニメ化である。もっと言えばガンダム=ミリタリーという幻想の誕生だ。
ガンダムは前にも言った通りSFである。んでSFはSFでも科学考証とか細かい事を考えないSFであった。こういうSFも王道SFの一つである。ここの読者はSFの作品名を言ってもよくわからんと思うので、さっきから何度も言ってるスター・ウォーズを例にとろう。
あれは宇宙戦争ものだ。宇宙戦争ものである。宇宙戦争もの。もう一度確認する。宇宙戦争ものだ。しかし、アナキンとかルークとかオビ=ワンを見よ。チャンバラしておる。それに主力機であるXウィングとか、アレ、どこをどうやったらそれが大気圏で飛ぶのかという形状である。大体翼がX字描いてるって色々おかしいだろうが、という話だ。
勿論、ガンダムにしろスター・ウォーズにしろある程度の設定はある。しかし、それは考証というよりでっちあげに近いもので、例えばジェダイの騎士がチャンバラするのは銃技を無効化する剣技を身に付けているから、ガンダム世界で有視界戦闘するのはミノフスキー粒子のせいでレーダーが利かないからである。
しかし、SFというのはそれでいいのだ。レーダーが利かないからって何故ロボットになるなんていう愚かな突っ込みはどうでもいいのである。取り敢えずレーダーが利かなくて、ロボットがいる世界。そんでもって世界規模で戦争していて、ニュータイプという人類の革新の可能性がある世界。そんな世界の中で、ホワイトベースという戦闘艦で戦わざるを得なくなった少年少女達の青春成長記。
それがガンダムという作品だったのである。
しかしながら、そこにミリタリーが入り込んでくると色々問題となる。端的なのが、ジオン脅威のメカニズムたるドップとかマゼラアタックである。例えばドップだが、これはジオンの主力戦闘機で地球の制空権確保に貢献した機体だ。んでどんなんかってこんな機体である。これをミリタリー的に考えてみよう。
飛べるか、ボケ。
そう、初代ガンダム否定に繋がってしまうのである。Gアーマーなんかは玩具を出すために登場したっていう要素の強い機体だったが、それ故により「リアル」を追求していた劇場版では消えた。しかしドップは相変わらず出ている。もしガンダムの目指した「リアル」がミリタリーであれば、ドップも消える筈だ。しかしそうではなかった。
スタッフ自身、ロボットが戦場で使えるなんて思って作ってはいないのである。あくまでロボットは「嘘」であり、その「嘘」を本当っぽく見せる手段がミノフスキー粒子とかリアルロボット志向だったのだ。「本当っぽい」のと「本当」は違うのである。
これがメカデザインだけの問題で終わっていれば良かったのだが、このミリタリー志向は話の内容にまで顔を出した。Zとかはまだ人類の革新としてのニュータイプが主題になってたが、そのニュータイプってのも時代が下るにつれファンネルが操れる人とか単純に強い人程度の意味になっていった。
戦争も初代ガンダムからの主題だったが、宇宙戦争系SF(銀河英雄伝説とかな)的なものだった。が、時代が下ると、どちらかと言うと戦争映画的な作品が増えていった。ガンダムの本質がだんだんと変わっていったのである。その流れを一段と強めたのが、「機動戦士ガンダム0083-stardust memory-」であった。
これは、MSVから綿々と受け継がれたガンダム式えせミリタリーの集大成である。ジオンは一年戦争で敗れた訳だが、どっからどうみてもドイツ軍にしか見えないジオン軍残党の皆さんが最後の一花を咲かせようと奮闘するのを無能な主人公が結果的に助ける話主人公達が阻止しようとするが失敗する話だ。
当時、ガンダムは富野が作ったF91とこのOVA0083の二正面作戦で展開されていた。当然F91はニュータイプとか一応あるにはある。一方0083はそんなもん一切ない作品で、ジオン軍のおっさん達が「天佑は我にあり!」とか「我々はスペースノイドの真の解放を掴み取るのだ!」とか「哀れ! 志を持たぬ者を導こうとした我が身の不覚であった!」とかひたすら言ってるアニメである。
どう考えても何かずれてる筈なのだが、こっちの方が当たった。
しかしまぁ、私はえせミリタリーガンダムそのものは否定しない。嘘じゃないぞ。えせミリタリーとてガンダムの一部である。ガンダムを構成する様々な要素の一つがえせミリタリーである事は間違いなく、そのえせミリタリーに正面から取り組んだ初の映像作品として0083が誕生した事自体は喜ばしいと言える。出来が悪いのは別として。
しかしながら、問題はその後の展開だ。0083系のガンダムこそ真のガンダムと祭り上げられたのである。つまりえせミリタリーこそガンダムの本質という事になってしまったのだ。
さっきも似たような事を言ったが、私は様々なガンダムが存在して良いと思っている人間である。故にえせミリタリーガンダムもあっていいと思う。しかし、えせミリタリーガンダムを信奉する連中は全く逆でえせミリタリーガンダム以外を全く認めないのである。
その典型が種である。種はとても叩きやすい存在で(種以前はWが叩きやすかった)、何でかと言うとアレは基本的に21世紀のスタッフでファーストガンダムを作ろうというアニメであるから、大体に初代ガンダムに忠実なのである。ただまぁMSVとか小説版も含めて「ファースト」として定義しておるので、えせミリタリーも一応内包はしてるんだが、ともかく。
言ってみれば、種は、ガンダムが初代からえせミリタリー万歳に絞られていくまでに絞りカスとして取り除かれたのが全部入ってる訳だ。それなら初代ガンダム叩けばいいじゃないかという話だが、言ってみれば初代は旧約聖書であり0083が新約聖書みたいな関係なので叩けない。彼らにとってどんなに問題があってもな。
しかしながら、旧約聖書と同じ内容でありながら違う作品として作られた種は好きなだけ叩けるのである。ちなみに、種は前半好きで後半嫌いって奴も多いんだが、それは後半の種の内容は初代ガンダムをなぞってる訳ではないからである。
前半は完全に初代をなぞってて、小説版のセイラがアムロを誘って寝た上で「兄を殺しなさい」ってシーンまで再現されてるが、後半からは00とかWとかに近い展開になるからな。以前も言ったが、種の後半はアムロに対してそんだけ強いんだったらお前他にやる事あるだろって言ってみた内容なのだ。
話が逸れた。
ともかく、ガンダムとは本来SFなのである。にも関わらず、えせミリタリー色ばかりが強まっていってしまった。その集大成がMSIGLOOであり、私はこの作品が大っ嫌いなのだがこの辺についてはまた別の機会に語るとしてだな。この作品ではついにアニメである事をやめた。ネタバレが多いのでアレだがまぁここの写真だけ見てくれ。
なんかもうアレだな。色々と。
勿論、さっきから何度も言ってる通り私は「こういうのもアリだな」という形でなら、こういったタイプのガンダムも歓迎したい。しかし現実には、えせミリタリー信奉者によってMSIGLOOは0083に代わる新たなる聖典として祭り上げられており、とてもではないがそんな扱いではない。むしろこういうガンダムこそが本来のガンダムみたいな扱いを受けておる。
そんな風潮の中でなのだ、00の劇場版が出たのは。これには大変大きな歴史的な意義がある。何故なら、SF風戦争ものと戦争映画はどこかしら似ているところはあるが、戦争映画にゃ異星人なんて絶対出てこないのであり、これは明らかに「SF」であると言わざるを得ないのである。
しかもそれが未知との遭遇系SFでありながら、SF風戦争ものとしてのTV版と無理なく繋がっている。元々初代ガンダム自体、ニュータイプっていう名のエスパーが出てくるアニメである。正直言って異星人が出てきてもあんまり驚かない。と言うか、ジオンの首都ズム・シティとかなんかガミラスっぽいし。舞台装置とかは、正直00の方が余程異星人とか出てこなさそうな感じである。
結局初代はZ以降歴史が続いてるし、OVAとかMSVで周辺をガチガチに固められてるから異星人とか出てこなさそうなだけで、初代の次のアニメになんか出てきても私はそこまで驚かないと思う。要は、異星人が出てきても「頑張れガンダム! 地球を守れ!」とかならなきゃいいのである。その点を00はきちんと抑えていた。
主役機00クアンタも殆ど戦闘しなかったが、あれでいいのである。だってアレは、「最強の戦闘力を備えた和平と対話を求める機体」なんだから。TVでソレスタルビーイングがやってた「平和の為に武力を振るう」為の機体である「ガンダム」、あれと本質は変わらん。
ともあれ、00はガンダム本来の原点であるSFに回帰し、その一つの可能性である「未知と遭遇するガンダム」を見事にやってみせた。私はそこを大きく評価したい。勿論、(確実にそんなことにはならないが)これを起点に未知と遭遇するガンダムが大流行したらそれはそれで嫌である。あくまでガンダムが持つ無限の可能性の一つとして未知との遭遇をやって見せた、私はこの劇場版のそこを評価しているのである。
長々と話したが、まぁ難しい事を考えんでもちゃんと面白い映画である。テレビを見た人ならオススメできる。
ガンダムはよく元祖リアルロボットと言われるが、ロボットを本格的に兵器として、工業製品として扱ったのは確かに本作が初めてである。んで、男の子はやっぱりアニメの内容もだがロボットにとびつくものであるから、そこに、子供の喜ぶ要素その2ミリタリーをくっつけた訳だな。
で、これが物凄い当たった。
どれぐらい当たったかというと、まぁこれも難しいのだが…そうだな。ガンダムの次はZだった訳だが、Z放映直前は主人公はジョニー・ライデンって噂が立ったレベルで当たった。常識的に考えてニュータイプでもないキャラが主役張れる訳がないのだがそんな噂が立ったのである。
しかしこれによる弊害も生じてしまった。つまるところ、ガンダムのえせミリタリーアニメ化である。もっと言えばガンダム=ミリタリーという幻想の誕生だ。
ガンダムは前にも言った通りSFである。んでSFはSFでも科学考証とか細かい事を考えないSFであった。こういうSFも王道SFの一つである。ここの読者はSFの作品名を言ってもよくわからんと思うので、さっきから何度も言ってるスター・ウォーズを例にとろう。
あれは宇宙戦争ものだ。宇宙戦争ものである。宇宙戦争もの。もう一度確認する。宇宙戦争ものだ。しかし、アナキンとかルークとかオビ=ワンを見よ。チャンバラしておる。それに主力機であるXウィングとか、アレ、どこをどうやったらそれが大気圏で飛ぶのかという形状である。大体翼がX字描いてるって色々おかしいだろうが、という話だ。
勿論、ガンダムにしろスター・ウォーズにしろある程度の設定はある。しかし、それは考証というよりでっちあげに近いもので、例えばジェダイの騎士がチャンバラするのは銃技を無効化する剣技を身に付けているから、ガンダム世界で有視界戦闘するのはミノフスキー粒子のせいでレーダーが利かないからである。
しかし、SFというのはそれでいいのだ。レーダーが利かないからって何故ロボットになるなんていう愚かな突っ込みはどうでもいいのである。取り敢えずレーダーが利かなくて、ロボットがいる世界。そんでもって世界規模で戦争していて、ニュータイプという人類の革新の可能性がある世界。そんな世界の中で、ホワイトベースという戦闘艦で戦わざるを得なくなった少年少女達の青春成長記。
それがガンダムという作品だったのである。
しかしながら、そこにミリタリーが入り込んでくると色々問題となる。端的なのが、ジオン脅威のメカニズムたるドップとかマゼラアタックである。例えばドップだが、これはジオンの主力戦闘機で地球の制空権確保に貢献した機体だ。んでどんなんかってこんな機体である。これをミリタリー的に考えてみよう。
飛べるか、ボケ。
そう、初代ガンダム否定に繋がってしまうのである。Gアーマーなんかは玩具を出すために登場したっていう要素の強い機体だったが、それ故により「リアル」を追求していた劇場版では消えた。しかしドップは相変わらず出ている。もしガンダムの目指した「リアル」がミリタリーであれば、ドップも消える筈だ。しかしそうではなかった。
スタッフ自身、ロボットが戦場で使えるなんて思って作ってはいないのである。あくまでロボットは「嘘」であり、その「嘘」を本当っぽく見せる手段がミノフスキー粒子とかリアルロボット志向だったのだ。「本当っぽい」のと「本当」は違うのである。
これがメカデザインだけの問題で終わっていれば良かったのだが、このミリタリー志向は話の内容にまで顔を出した。Zとかはまだ人類の革新としてのニュータイプが主題になってたが、そのニュータイプってのも時代が下るにつれファンネルが操れる人とか単純に強い人程度の意味になっていった。
戦争も初代ガンダムからの主題だったが、宇宙戦争系SF(銀河英雄伝説とかな)的なものだった。が、時代が下ると、どちらかと言うと戦争映画的な作品が増えていった。ガンダムの本質がだんだんと変わっていったのである。その流れを一段と強めたのが、「機動戦士ガンダム0083-stardust memory-」であった。
これは、MSVから綿々と受け継がれたガンダム式えせミリタリーの集大成である。ジオンは一年戦争で敗れた訳だが、どっからどうみてもドイツ軍にしか見えないジオン軍残党の皆さんが最後の一花を咲かせようと奮闘するのを
当時、ガンダムは富野が作ったF91とこのOVA0083の二正面作戦で展開されていた。当然F91はニュータイプとか一応あるにはある。一方0083はそんなもん一切ない作品で、ジオン軍のおっさん達が「天佑は我にあり!」とか「我々はスペースノイドの真の解放を掴み取るのだ!」とか「哀れ! 志を持たぬ者を導こうとした我が身の不覚であった!」とかひたすら言ってるアニメである。
どう考えても何かずれてる筈なのだが、こっちの方が当たった。
しかしまぁ、私はえせミリタリーガンダムそのものは否定しない。嘘じゃないぞ。えせミリタリーとてガンダムの一部である。ガンダムを構成する様々な要素の一つがえせミリタリーである事は間違いなく、そのえせミリタリーに正面から取り組んだ初の映像作品として0083が誕生した事自体は喜ばしいと言える。出来が悪いのは別として。
しかしながら、問題はその後の展開だ。0083系のガンダムこそ真のガンダムと祭り上げられたのである。つまりえせミリタリーこそガンダムの本質という事になってしまったのだ。
さっきも似たような事を言ったが、私は様々なガンダムが存在して良いと思っている人間である。故にえせミリタリーガンダムもあっていいと思う。しかし、えせミリタリーガンダムを信奉する連中は全く逆でえせミリタリーガンダム以外を全く認めないのである。
その典型が種である。種はとても叩きやすい存在で(種以前はWが叩きやすかった)、何でかと言うとアレは基本的に21世紀のスタッフでファーストガンダムを作ろうというアニメであるから、大体に初代ガンダムに忠実なのである。ただまぁMSVとか小説版も含めて「ファースト」として定義しておるので、えせミリタリーも一応内包はしてるんだが、ともかく。
言ってみれば、種は、ガンダムが初代からえせミリタリー万歳に絞られていくまでに絞りカスとして取り除かれたのが全部入ってる訳だ。それなら初代ガンダム叩けばいいじゃないかという話だが、言ってみれば初代は旧約聖書であり0083が新約聖書みたいな関係なので叩けない。彼らにとってどんなに問題があってもな。
しかしながら、旧約聖書と同じ内容でありながら違う作品として作られた種は好きなだけ叩けるのである。ちなみに、種は前半好きで後半嫌いって奴も多いんだが、それは後半の種の内容は初代ガンダムをなぞってる訳ではないからである。
前半は完全に初代をなぞってて、小説版のセイラがアムロを誘って寝た上で「兄を殺しなさい」ってシーンまで再現されてるが、後半からは00とかWとかに近い展開になるからな。以前も言ったが、種の後半はアムロに対してそんだけ強いんだったらお前他にやる事あるだろって言ってみた内容なのだ。
話が逸れた。
ともかく、ガンダムとは本来SFなのである。にも関わらず、えせミリタリー色ばかりが強まっていってしまった。その集大成がMSIGLOOであり、私はこの作品が大っ嫌いなのだがこの辺についてはまた別の機会に語るとしてだな。この作品ではついにアニメである事をやめた。ネタバレが多いのでアレだがまぁここの写真だけ見てくれ。
なんかもうアレだな。色々と。
勿論、さっきから何度も言ってる通り私は「こういうのもアリだな」という形でなら、こういったタイプのガンダムも歓迎したい。しかし現実には、えせミリタリー信奉者によってMSIGLOOは0083に代わる新たなる聖典として祭り上げられており、とてもではないがそんな扱いではない。むしろこういうガンダムこそが本来のガンダムみたいな扱いを受けておる。
そんな風潮の中でなのだ、00の劇場版が出たのは。これには大変大きな歴史的な意義がある。何故なら、SF風戦争ものと戦争映画はどこかしら似ているところはあるが、戦争映画にゃ異星人なんて絶対出てこないのであり、これは明らかに「SF」であると言わざるを得ないのである。
しかもそれが未知との遭遇系SFでありながら、SF風戦争ものとしてのTV版と無理なく繋がっている。元々初代ガンダム自体、ニュータイプっていう名のエスパーが出てくるアニメである。正直言って異星人が出てきてもあんまり驚かない。と言うか、ジオンの首都ズム・シティとかなんかガミラスっぽいし。舞台装置とかは、正直00の方が余程異星人とか出てこなさそうな感じである。
結局初代はZ以降歴史が続いてるし、OVAとかMSVで周辺をガチガチに固められてるから異星人とか出てこなさそうなだけで、初代の次のアニメになんか出てきても私はそこまで驚かないと思う。要は、異星人が出てきても「頑張れガンダム! 地球を守れ!」とかならなきゃいいのである。その点を00はきちんと抑えていた。
主役機00クアンタも殆ど戦闘しなかったが、あれでいいのである。だってアレは、「最強の戦闘力を備えた和平と対話を求める機体」なんだから。TVでソレスタルビーイングがやってた「平和の為に武力を振るう」為の機体である「ガンダム」、あれと本質は変わらん。
ともあれ、00はガンダム本来の原点であるSFに回帰し、その一つの可能性である「未知と遭遇するガンダム」を見事にやってみせた。私はそこを大きく評価したい。勿論、(確実にそんなことにはならないが)これを起点に未知と遭遇するガンダムが大流行したらそれはそれで嫌である。あくまでガンダムが持つ無限の可能性の一つとして未知との遭遇をやって見せた、私はこの劇場版のそこを評価しているのである。
長々と話したが、まぁ難しい事を考えんでもちゃんと面白い映画である。テレビを見た人ならオススメできる。
コードギアスR2終わった後に惰性で見てました。2期からなので初めは話の内容分からなかったけどw
1人で映画行く度胸はないので、DVDでもでたらTUTAYAで借りてきまする
DVDは27日に発売らしいです。レンタル開始がいつかは知りませんが。と言うかDVD化早杉。銀魂とかマクロスFはDVDになるのに一体どれだけかかったと…
ソレスタルビーイングが何か分からなかったけどwww
アニメとかほとんどみないんで、千と千尋の神隠し以外の映画のアニメはお初です・・・