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~いつも心に「MELON'S NOT DEAD」~

第9回 八木橋おやじバンド大会 来年で終わり?!

2012-07-20 01:35:20 | イベントレポート
2012年7月16日

3年連続で八木橋のおやじバンド大会に行ってきた。

自転車で行こうと思ったけど予報では熊谷の予想最高気温が38℃!
これはヤバいと思い、本当は使いたくない車で八木橋へ。

ふと気が付くと「キッチンママ」の前

22日のコレクターズの熊谷ライブはやっぱりここの弁当を注文するのかな?


まずはこの温度計にあいさつ。

今回は朝から並べなかったので、開場のちょっと前に到着して整理券をもらうと、270番配布予定のうち263番だった。
やっぱりこのイベントは人気あるんだな。


遅く入ったけど意外と下手の前の方は空席があったので前から2列目に座る。
そこで気づいたのがこれまでと違ってゲスト席が最前列に用意されていた。

これは演奏する人緊張するじゃないか?!



司会は毎度おなじみ「主夫で芸人」の中村シュフさんとふりかけ部長

今回のおやじバンドはビートルズデビュー50周年にちなんで、必ずビートルズの曲を1曲はカヴァーしなくてはならない。

ふりかけ部長によると「ビートルズしばりでベンチャーズバンドが1組も応募してこなくてよかった。ベンチャーズは選ぶの大変なんですよ」w


バンドが既にスタンバイしてたが、この後2組のゲストが呼び込まれる。


妻沼出身の森圭一郎さんと

熊谷(本町)出身、熊谷親善大使でもある俳優の相島一之さん率いる「相島一之&THE BLUES JUMPERS

このバンド、ドラムが女性ということもあり、私はそれだけでもうワクワク!



ゲストが席に着き、早速ライブが始まる。



最初のバンドは「カメレオンズ」


ラッツ&スターの曲「ハリケーン」「街角トワイライト」「ランナウェイ」と3曲した後、
ドラムの人が前に出てきてクラップのレクチャーし課題のビートルズカヴァー曲、
彼らは「Ob-La-Di,Ob-La-Da」演奏した。
最後は「め組の人」

小さな男の子も一生懸命踊って歌ってたw

ところで一番左のバスボーカル役の若い人、どこかで見たことあると思ったら、昨年あるバンドでギターをやってなかったか?!
ドゥービー・ブラザーズの曲をやった時に、コータローさんから「コードが違う!」と指摘されたんだけど、
片付けで忙しくて誰も聞いてなかったというw(違ってたらごめんなさい)

シュフさんも言ってたけど「何年も来てるとよく見る人がいる」というのもこの大会の楽しさなんだな。


続いては「ジュリービーンズ」
沢田研二のコピーバンド。「フリは完コピ」と強気のボーカル(普段はツェッペリンとかを歌ってるそうだ)

と言いながら、いきなりビートルズの「Get Back」から。

強気な割に意外とあがってるのか? 少々歌が硬いw
「危険なふたり」を演奏した後、“ゲストコーラス”としてある高校のOGという3人の女性が呼び込まれる。

その中の一人に客席から「なおちゃん!」と声が上がり、その方が笑顔で応える。
私はすぐにその方がどなたかわかってしまいましたw

で、このコーラスが入って雰囲気が一変! 硬かったムードが和らぎ、すごくいい感じになった!
ゲスト席の相島さんも盛り上がってるw

「サムライ」そして「勝手にしやがれ」
“あぁあ~あぁあ~あぁああ~あああ~”でコーラスの方々も両手を上げてあのフリをw


演奏後、次のバンドとの転換の時にふりかけ部長より
「誰とは言えませんが、昨年ゲストだったバンドの方の奥さんがいらっしゃいました。」
「その方から『妻をよろしく』とメールが入りました」
とご説明がw


ところでこのバンドについての感想で相島さんのバンドのYASSさんが、「ギターの方がクラプトンにしか見えなかった」
と言ったのには笑った。

確かに似てるw

そして最初にやった「Get Back」を選んだ理由は、1977年に「銀座NOW」と言う番組で、
なんとあのイアン・ギランと沢田研二が一緒に歌ったからだそうた。
ふりかけ部長はなんとその番組を観ていたらしいw


3組目は「FREE BEE」
何と5年前におやじバンド大会に客として来ていたボーカルの方が、どうしても出たくて組んだバンド。

写真がピンボケですみません。

レベッカのコピーで「Raspberry Dream」「フレンズ」など4曲を演奏。

そしてビートルズの曲は「Eight Days A Week」
この曲の「Hold me, love me」で手拍子を入れてたら、何か相島さんに見られちゃったw

ゲストでドラムの“けっちゃん”こと高橋結子さんがコメントの中で、
「私がバンドでドラムを始めたの15歳の時で、まさにレベッカのコピーだった」
と言ったのを聞いて、自分がバンドをやってた頃もレベッカのコピーバンドが結構いたな、
なんて思い出した。「フレンズ」は自分もやったことがある。

「学生時代にはやっていたんだけど、おやじバンドを見てやりたくなった」という気持ちはよくわかるな。



前半の3組を終えたところで、森圭一郎さんのゲストライブ。

ケーナ&サンポーニャ奏者の山下“Topo”洋平 さんと2人での演奏。


「アンデスの風になりたい」「光と闇」など力強く印象的な曲を聴かせてくれた。
ケーナやサンポーニャの音色もすごく印象的で、2人の演奏に本当に簡単に引き込まれてしまった。


実は森さん、車いすでステージに上がっていて自分は全く予備知識がなかったのでちょっと驚いた。

何でも若い頃は(今でも若いけど)そうとう悪かったらしい。
16歳の時にバイクの事故で下半身が不随になったそうだ。
(詳しくは彼のHPをご覧ください)

彼のHPにもあるけど、近々アメリカ横断の旅に出るとのこと。


後半戦。

4組目のバンドは昨年も出演した仙台のビートルズのコピーバンド「THE BLUE」


昨年、メンバーの方が被災された話をされていたのだけど、今回メンバーが揃わずポールとリンゴが他のコピーバンドからの助っ人。

なんでも東北で12組のビートルズコピーバンドでビートルズのチカラ!なるイベントを開催していて、このバンド間でメンバーの貸し借りが行われているらしいw

ゲストのコメントでも言われていたけど、ドラマーの方(The Foresailというバンド所属)は本当にリンゴの叩き方そっくりだった!

「She Loves You」から始まり、3曲演奏したところでゲストが呼び込まれる。

登場したのはふりかけ部長!w

「Roll Over Beethoven」を演奏。




4人に戻り「You Can't Do That」、最後は「I Saw Her Standing There」だった。

当然だけどビートルズのコピーバンドだから「ビートルズしばり」は全然関係ないw


続いて5組目は館林の「ローカルシティーボーイズ」
館林も暑さで有名で「熊谷には負けたくない!」とw

「想い出の渚」「イムジン河」、「雪が降る日に」(かぐや姫の曲)を演奏。
12弦ギターがいい音してました。


で、ビートルズのカヴァーは編成を変えて12弦を弾きながら歌っていた方の息子二人と「Here Comes The Sun」を演奏。

ゲストのコメントは「なんか別のバンドになっちゃったけど」w
右の息子さんの子どもがおじいちゃんに一生懸命声援を送ってました。


そして最後のバンド「パワーパフノリピーズ」


このバンドはすごかった!
まあボーカルのアンジーさんという方の手作りの衣装(皮製)もすごかったんだけど、
なんと言ってもドラムの女性、ノリピーさん!
アップした画像ではほとんどわからないかとは思うけど、
確かに「八木橋の地下にいそう」なほんとうに普通のおばさま(失礼!)

なんでも「50の手習いでドラムを始めた」という方だということはわかったけど、

1曲目ツェッペリンの「Rock and Roll」のあのイントロのドラムが始まった時の興奮たるや!!

相島さんを含め最前のゲストの方が両手を突き上げて「うお~っ!!!」と叫ぶw(もちろん自分も!!)

自分的にこの日最大の盛り上がりだったw

いやこのおばさま(失礼!)、ただ者ではない!


他にドゥービーやモトリークルーの曲なんかを演奏して、
ビートルズのカヴァーは「A Hard Day's Night」だった。
アンジーさんは「ビートルズは難しい」と言っていた。

ハードロック系だと「Helter Skelter」をカヴァーするバンドが多いよね。
(浜田麻里さんもやってた)


ゲストの女性ドラマー高橋さんも「自分はいつ引退しようかと思ってたけど、これからはノリピーさんについていきます」と。


実は最後にふりかけ部長が指でノリピーさんの歳を会場のお客さんにみせたんだけど、還暦超えてるの?!
自分は乱視で指の数がよくわからなかったことにしておきますw



最後は熊谷親善大使でもある相島一之さん率いる「相島一之&The Blues Jumpers」のゲストライブ。

相島さん、ふりかけ部長と同じ歳とのこと。

すごくよかった!
ほとんと高橋結子さんばっかり観てたけどw


「BLUESが好きだ」「器」(でいいのかな?)、「謝罪の歌」「下北沢のバラッド」等々を。
演奏された歌の歌詞にもあったけど、清志郎さんとかヒロトにも影響を受けたようだ。
これは本当に楽しかった!
正直過去2年はゲスト目当てで行ってたし、正直全く聴いたことがなかったので「どうなんだろう?」って思ってたけど、
こんなライブを無料で見せていただけるなんて、なんて八木橋さんは太っ腹なんだろう!

アンコールにも応じてくれて(ふりかけ部長の粋な計らいとのこと)最後までたっぷり楽しませてもらった。


ところでこのバンドの“人見知りが激しく、最後までに心を開いてくれるかどうか”心配されたベースのYAN-Gさん、
八木橋のHPにあったゲストの紹介文の中に「元レプリカ」と書かれていてすぐに思い出したことがある。

ユニコーンの奥田民生氏が手島さんたちに「一緒にやらないか?」と加入をすすめられていたのを、
奥田氏は当時他の人とバンドを組もうとしていたために断っていた。
ところがその人がレプリカをやることになってしまったので、他にやることがなくなりユニコーンに入ることにした、
というユニコーンムービーの中で語られていたエピソードだ。
(何度も観たから覚えていた)

どうやらYAN-Gさんがそのご本人らしい。


13:00から17:30過ぎまでの長丁場もあっと言う間だった。


今回ふりかけ部長から「このおやじバンドも来年の第10回をもって一区切り」という重大なことがサラッと発表された。
これにはこの仕事をあてにしている(?)中村シュフさんも驚いていた。

「中年バンドに演奏する場所を提供する」という趣旨で始めたイベントだけど、「それぞれのバンドが他の場所で集客できるようになった」
という説明があった。

でも自分にとってみれば、ゲストを含めて「何に出会えるかわからないワクワク感」はやっぱり「八木橋おやじバンド大会」という形でなければ考えられない。


相島一之さんが、最前列から後ろの客席の方を向いてリサーチしたところ、
「知り合いのバンドが出ているわけではないけど、楽しみにしてきた」
という方が間違いなく多かった。


運営する方からすれば、色々困難なこともあるのかも知れないけど、
やっぱりなくなってしまうのはちょっとさびしいかな。


来年までの1年じゃ自分も挑戦するのは難しいしなぁ・・・。


いや、最後だから応募するだけしてみようかな。
誰か一緒に挑戦してみますか?



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