曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

草薙神社にて

2012年02月16日 | 樹木
友達とのウオーキングの第一目標は、草薙神社

入口の大鳥居は見つけたものの、なかなか神社の姿は見えません。狭いのに車通りの多い、坂道をくねくね登って、20分ぐらいで、やっと分岐点。右に行くと県立美術館、直進草薙神社。

この後大きくカーブするところで、一部歩道がなくてちょっと歩くのが危ないところを通りすぎると、こんもりとした、木々が見え、そこに草薙神社がありました。



その昔、日本武尊がこの地で、襲われて、草むらに火を放たれた時、(八尾の大蛇を退治した時尾から出てきた剣)剣で草を薙いで、火から逃れたと言われのある、この草薙神社。

鳥居もそれなりの風格。その左後ろに日本武尊(やまとたけるのみこと)の像も見えています。

参道をあがっていくと左に御神木がありました。





樹齢1000年と言う大楠の大木です。看板を見ると、木の幹は空洞だけれど、ちゃんと葉が茂りとありました。

中が空洞?

よく見てみました。わかりますか?透けて向こうが見えていますね。

     



樹の肌一枚残して、空洞なんです。一番右の写真に樹肌をアップで写してあるんですが、なんていいましょうか、縮緬のようなしわがぎゅっと寄っているんです。

内側から見てみました。

      

高さ6m胴周りが(洞と言った方がいいかもですが)25mもあるそうです\(◎o◎)/!

なんとですね、

  

空洞の樹の幹の真ん中から、まっすぐ伸びた幹。これは元気に葉が茂っています。他にも空洞の幹の横からも何本も枝が伸び、葉が一杯茂っているんです。

写真はクリックで拡大できますので、せひ、1000年の歴史、そして、生命力、感じて下さいね。

その昔(っていつかはわかりませんが、江戸時代ぐらいでしょうかねえ)「おこり(今のマラリアではないかと言われています)」と言う熱病に掛かるとこの樹の皮をはいで服用したら、たちまちのうちに治ったと言われているそうです。

嘘か本当かはわかりませんが、でも、治りそうな気がします。

ちょっと見逃してしまいそうな位置というか、向きにあります。もし、草薙神社に行かれることがあったら、この樹をじっくり眺めて下さいね。樹の精がそれも、とてつもなく大きな樹の精霊が下りてきてくれそうですヽ(^o^)丿

草薙神社、またまた続きます。(^O^)


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6 コメント

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Unknown (tomoko)
2012-02-17 09:36:54
すごい生命力ですね!!
パワースポットになっても良さそう!!
いえ、本当はそんな事にならずに、ここでゆっくり長い歴史に想いを馳せるのが良いですね。
続きも期待しています。
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tomokoさんへ (よしこ)
2012-02-17 21:10:59
ちょっとびっくりでしょ?こんな樹の皮が一枚綺麗に残っているのも初めてみたし、なにより、まだまだ元気に葉が生い茂っているっていうのに\(◎o◎)/!ですよ。この神社、龍勢花火が有名です。そこそこ人は訪ねてきますが、気がついている人はあまりいないように見えましたよ。もったいないですね~~。ま、気づいた人だけにご利益で、よろしいんじゃないでしょうか。
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Unknown (オラケタル)
2012-02-17 21:59:49
草薙神社のすぐ傍の危ない道路。
その近くで、幼稚園児の列に車が突っ込んだことがあり、全面改修されたことと思っていましたが、まだ残っていたのですね。
なんだか、一部を修繕して終わりというつぎはぎ行政でこまりますね。
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オラケタルさんへ (よしこ)
2012-02-18 08:55:08
私たち、JRのさわやかウオーキングの資料で歩いたんですが、そこまでの道は右側を通って、3叉路から左手を歩き、この手前で大きく左を迂回となっていたんです。なんでわざわざ迂回しなくてはいけないの?短い距離なのにと思って道路わきを通ってしまったんですが、歩道がないだけではなく道にかぶさるような植え込みがあり、しかもカーブですから、かなりあぶないなと感じました。家に帰って夫に草薙神社に行ったよと言ったら、夫の友達がそこでオートバイに乗っていて追突されて、大けがをしたことがあると言っていました。どこの区画整備でもそうですが、必ず地権者の反対がありますから、ここもそうかなと感じるような場所でしたよ。
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Unknown (エフ・エム)
2012-02-18 11:47:07
なんとすごい年齢、生命力ですね。源氏物語は1004~1012年頃成立したといわれているので、その頃にこの木が誕生したのでしょうか。口があれば、ずっとなにを見て来たか、聞いてみたい気がします。
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エフ・エムさんへ (よしこ)
2012-02-19 00:15:03
これぞ、本物の御神木ですよね。皮だけになっている株から脇芽が出てそれが大きくなっているようで、真ん中が空洞というか、その、側になる部分も部分的にしかないんです。でも外から見るとこんもり樹があるんですよね。近くに寄ってよくよく見ないとただの大きい樹だなって思ってしまうかもしれないです。芯がなくなってその洞に入ると上が見えると言う樹は、近くの神社にもあったんです。でもその樹は先日見に行ったら切り倒されていました。もしかしたら、そんな空洞になってしまったような樹も、この樹のように、生き続けることが出来たのかもしれません。仙人のように。
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