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【艦これ】艦載機熟練度システム実装に伴う今後の艦載機運用について

2015-08-26 03:52:51 | ゲーム
艦これの話。
先日から始まった2015年夏イベントと同時に、新しい仕様が実装された。
艦載機熟練度システムだ。







簡単に言えば、こうだ。

・何度も戦闘に出た艦載機はいつもより強くなる。
・撃ち落とされれば練度は下がり、全滅すれば練度はリセットされる
・艦載機の練度が従来のステータスよりもマイナスになることはない。


最初はコモン艦載機の救済施策かと思っていたのだが、それが勘違いだと夏イベントの空母運用や周りの情報で気付いた。
今回は、この熟練度システムに伴う艦載機運用について書いていくことにする。


■烈風キャリアー時代の終焉

従来の空母運用は、制空値の高い海域は基本的に艦戦、とりわけ烈風を積み込んでいく戦い方だった。
極端な場合、烈風をガン積みする烈風キャリアーという戦い方も常態化していた。
烈風キャリアーの場合、制空権を優勢以上にすることで、他の艦が弾着観測射撃を使えるようになり、敵の殲滅は弾着観測射撃によって行われた。
言い換えれば、難関なマップにおいて空母は制空権奪取の為の戦力であって、ダメージソースの役割としては、優先度は低めであった。
そもそも装甲空母を除けば中破すれば置物と変わらないので、この戦術も一理ある。

だが、今回の艦載機熟練度システムによって、烈風キャリアーの時代は終わる可能性がある。
いや、終わると僕は思っている。

まず、艦載機熟練度が上がると、艦戦の場合、対空が上がっていく。
言い換えると、「熟練度を上げれば、烈風キャリアーにしなくても、高い制空値を獲得できる」という事だ。
この事が意味するところは、これまで艦戦に使っていた枠を、攻撃機に使うことが出来るという事だ。

熟練度のお陰で搭載数が少ないスロットでも制空を取りやすくなった。
また、最少スロットでも艦戦は全滅しにくいのも良い要素だ。
少ないスロットで制空権を取れるのであれば、艦攻艦爆を多いスロットに載せ、開幕航空戦の火力向上を狙うことが可能なのだ。

2014年春に弾着観測射撃が実装されたことで、制空権の重要性が爆発に上がる。
その煽りを受ける形で艦攻・艦爆の優先度が低めになっていたが、今回の熟練度システムは、再度艦攻・艦爆の重要度が見直される形となったと思う。


■五航戦・大鳳の躍進

熟練度システムの情報を漁っていたら、面白い情報にたどり着いた。
艦攻・艦爆において、一番上の装備スロットがクリティカル補正の恩恵があるという内容だ。
現在では検証が進んでおり、自分でも試してみるつもりだが、これが本当にあるとすると、1スロット目に沢山の艦載機を積める空母が爆発的に強くなる。

その筆頭が、1スロット目の艦載機搭載数が30の大鳳だ。



そして、大鳳の強みは装甲空母である点だ。
つまり、中破状態でも艦載機を飛ばすことが出来る。
1スロット目の恩恵を一番享受していると言えるだろう。

次に、五航戦の存在も忘れてはならない。





安定感のある20超えの艦載機搭載数を3つも持つバランス型の空母が、ここへきて活きた。
画像では3スロット目に艦戦を入れているが、制空値調整に余裕があれば1~3スロットに艦攻をガン積みさせれば、素晴らしい火力を発揮してくれそうだ。

軽空母枠としては、1スロット目が多いのは隼鷹や千歳・千代田だろう。







元々性能自体が良い3隻だったが、今回の艦載機熟練度システムでも、良い恩恵を受けていると感じる。

このように、艦攻・艦爆の重要度が上がり、制空権も比較的取りやすくなった。
この傾向は加賀頼みだった空母運用に対して、かなり幅が広がったのではないかと思う。
勿論加賀の艦載機搭載数も健在なため、加賀自体も強くなっている。

一方であまり恩恵が少ないと感じたのは雲龍型。
だが、それでも底上げには十分なっている。
また、雲龍・天城・葛城の魅力は正規空母でありながら燃費が良いという所だ。
掘りや任務消化などの周回前提とする攻略では、彼女たちの力が必要不可欠である。


■ツ級の脅威とその対策

前述のとおり艦載機熟練度システムによって、艦攻や艦爆に光明が見えた。
一方で、より注意しなければならない敵もいる。
重要度が上がったのはツ級だろう。
とりわけ恐ろしいのがツ級eliteだ。

コイツがいるだけで艦載機の取り扱いが180度変わる。
それくらい、ツ級は艦載機を撃ち落としてくる。
下手をすると、ツ級eliteが荒ぶっているときは、加賀の46スロットでさえ全滅の憂き目にあうことだって有りうるのだ。

これに対する対策としては、艦攻・艦爆のスロットを最大スロット1つに集中させるのではなく、複数に置くという事だ。
1スロットのみに艦攻の編成の場合、落とされたら置物同然になってしまうからだ。
複数積んでいれば、攻撃は行ってくれる。
エリツの存在は、熟練度システムを含めると、艦載機運用がかなり複雑になってくる。
この辺りは今後要検証といったところだろう。

また、今後実装される新海域やイベント海域では、ツ級は当たり前に出てくると想定した方が良い。
それを踏まえたうえで今後の空母運用を考えるべきなのは間違いないだろう。


以上のように、艦載機熟練度システムの登場で、空母の艦載機運用は大きく変わった。
「とりあえず加賀で烈風キャリアーにしておけば良い」という時代は過ぎ去り、制空値を調整しながら少ないスロットに高い熟練度の艦戦を置いて制空権を獲りに行った上で、艦攻・艦爆による先制攻撃や砲撃戦のダメージソースとする。
このダメージソースの部分が、より強まった。
そう感じるシステムである。

とは言え、弾着観測射撃は依然重要な部分であり、従来通りの制空権優先という部分は変わっていない。
通常海域の攻略やイベントの丙難度辺りであれば、そこまで深く考え込まなくても大丈夫だろう。
艦載機熟練度システムがまだ把握できない場合は、「何度か使っていればいつもよりも強くなる」くらいの認識でも問題ない。

艦これにおける艦載機運用の奥は深い。
今後も検証を続けていきたい。

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