【ストーリー】
鶴の御料地・浅芽ヶ原へやって来た一行。
しかし、野宿をしていた一行の目の前で、いきなり一人の男が侍たちに斬殺された。
男は殺される直前「鶴…」と言い残したのだが、広重の絵でも鶴が赤く染まっていたこともあって、お艶は両者に何か繋がりがあると睨む。
翌日、宿場へ着いた一行は一人の女と知り合うが、その女は浅芽ヶ原で殺された男の話を聞かされると突然自殺を図った。
幸い一命を取り留めた彼女は、事の次第を話しはじめる。
彼女の名はしのと言い、殺された男・伊川小一郎の妻であったが、小一郎の父が不忠義の罪で切腹させられて以来、伊川家は取り潰しとなり、小一郎も心が荒んでしまった。
小一郎を疎ましく思い始めたしのは、御膳奉行の前沢と不貞を働くが、その時に義父の切腹の真相を知る。
義父は鶴を巡る陰謀に気付いてしまったがために、前沢にハメられて切腹し、また夫の小一郎もそれに気付いたために、口封じのために浅芽ヶ原で前沢一味に殺されたのだった。
夫の死により、不貞を悔やむしのは、お艶に前沢たちの仕置を頼む。
【知ってるゲスト】
今出川西紀、草薙幸二郎
【名シーン】
①豆知識
↑タイトルを見て「まだ(東京の)原宿辺りをうろうろしてるのかい?」と思ったんですが、
東海道五十三次の原宿は東京の原宿じゃなくて、現在の沼津のことらしい。
ちなみに次回の府中も東京の府中かと思ってました…^^;
②今回の仕事は?
↑広重は絵を渡し、お艶たちは現場で鶴が赤くなるのを確認。
だけど、どうしてお艶は切腹の件まで知っているんだろう?
まさか広重のナレーションが聞こえているんだろうか?
ま、ドラマだからあまり深く突っ込まない方がいいか。。
③ラスト
復讐は終わった…燃える小屋を背にお艶にお礼を言うしの。
しの「お艶さん、ありがとうございました。
もうこれで、何も思い残すことはございません…」
おしのは突然燃える小屋に走り出す。
お艶「あ…おしのさん!」
止める間もなく炎の中に飛び込むおしの。
ブラ平「待て!どこへ行くんだ!」
もはや助けることもできず、呆然とするからくり人たち。
がっくりと肩を落とし去っていくお艶…仲間たちもそれに続く。
場面は変わって旅に出る一行、そしてお艶の締めのナレーションが入る。
お艶「広重さん、原の宿の仕事がすみました。
一羽の雌鶴が火の中に飛んでいきました。それは美しいと言うのには、あまりにも悲しい光景でございました。
では、次の宿場からまた…お艶、他一同」
↑今出川西紀さん。必殺常連の演技派の女優さんだ。
↑すでに一度自殺未遂してて、BGMに「女の血、そして涙」が流れれば、こうなっちゃうね…。
↑今にも泣きだしそうなお艶さん。
ちょっと話がごちゃごちゃしてて分かりにくかったけど、ラストは心に残る回でした。