「悩んで学んで/Hey Bulldog」奥田民生 1995年

奥田民生のシングルのカップリングは、だいたいアルバム未収録曲ということになっている。さすが、分かってらっしゃる。この３枚はいずれも横型のデザインという共通点を持つ。

上から紹介。
①悩んで学んで
作詞・作曲：奥田民生＆アンディー・スターマー。元JELLYFISHのAndy SturmerとのコラボレーションはPUFFYの作品群でも続いていく。ラウドで重いロックンロール・ナンバー。
②Hey Bulldog
作詞・作曲：J.レノン＆P.マッカートニー。The Beatlesのアルバム「Yellow submarine」の一曲。もともとレノンらしいかっこいい曲だが、このカヴァーは原曲のテンポを落とし、①と対応させるかのように重たい演奏になっている。
定価800円、レンタル落ちで100円。


真中は1996年作品。定価の800円で買った。
①イージュー・ライダー（正確な表記は「ュ」にマルがついている）
作詞・作曲：奥田民生。言わずと知れた名曲。
②ルパン三世主題歌Ⅱ
作詞：東京ムービー企画部、作曲：山下毅雄。ある種の勢いがない人以外には許されないような、禁じ手ギリギリの選曲だ。TVアニメ「ルパン三世」の第一シリーズのエンディング・テーマ。これがとてつもなくカッコいい！ルパンファンも押さえておくべき名カヴァーだろう。しかし「作詞：東京ムービー企画部」って考えてみると凄い。何人かでアイデア出し合って書いたのかな。

下は1998年の作。定価816円、レンタル落ちで100円。
①さすらい
②雨男
２曲とも作詞・作曲：奥田民生。ジャケットも自筆。①はまたもや矢野顕子がカヴァーした曲だ。②はシンプルな弾き語り。「モノラル」との表記アリ。

いい意味でB面ぽいカップリング曲といいい、2曲のみのシンプルな構成といい、アナログ・シングルっぽい8cmCDシングルと言えそうな奥田民生３作品。

本当にどうでもいいことを一つ指摘しておくと、横型デザインの場合左開きと右開きがありうるが、この３枚の中では「悩んで学んで」のみ左開きで、あとの２枚は右開きである。みんな適当にデザインしてるのだろう、他の横型CDを見ても特に決まりはないようだ。