失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「恋のキュート・ビート」 スーパー・モンキーズ 1992年

2009-04-04 | アイドル系
17年前、この「スーパー・モンキーズ」名義のシングルで、安室奈美恵は世に出た。まだまだ「未完の大器」だった時代。

先日、直枝さんが横浜アリーナ公演を見にいき、感動したって話をしてた。「ライバルはアムロ」って、どこへ行くんだカーネーション。大田さんの「ええっ!?」と半笑いで驚くリアクション、ナイス。


①恋のキュートビート 日本テレビ系「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」エンディング・テーマ
作詞・作曲・編曲:小森田実
元気いっぱいのカラッとしたファンク。アイドルグループのデビューシングルとしては申し分ないクオリティだろう。当時15歳の安室の歌声は、当然未熟だけど今より伸びはいいかも。高音部でちょっとしゃくりあげる(慶一系?)のスタイルは、この時点ですでにでき上がっている。安室がリーダーの位置にいることは誰が聴いても明らかだが、この曲ではわりと民主的に他のメンバーも数小節ずつリードをとっている(4人ともなのかどうかは自信ない)。
安室の魅力はひとことで言って「マイケル」。あんまり身もふたもないか。あ、ジャクソンファイブのリードシンガーのことね。念のため。変声期直前シンガーの、「半年後にはどうなってるか分からない(だから今のうちに稼いどかなくちゃ)」って緊張感が奈美恵さんの声には、ある。でも女性だからその声が長持ちするってところがミソ。本家マイケルのようにファルセット多用や妙な叫びを編み出してみたりして生き残る、というのも見事だが。

②ミスターU.S.A. ロッテシリアルアイスCMイメージ・ソング
作詞:売野雅勇、作曲・編曲:小森田実
すごいタイトルだが、「沖縄=>アメリカ」みたいなイメージを背負わされていたのか。内容も「キャデラック」「ジミーの映画」など超ベタなアメリカンアイテムが散りばめられた西海岸の雰囲気。安室の声が活きる、元気でちょっとおセンチなナンバー。間奏のブラスのリフは「ダンシング・イン・ザ・ストリート」の引用かな。

③④カラオケ

定価1000円、レンタル落ち10円。
ジャケで確認できるとおり、この当時のスーパーモンキーズは5人組。天久美奈子、沢詩奈々子(ジャケ前列。このふたりはMAXへ)、新垣寿子、牧野アンナそしてリーダー安室というメンバーであった。

こののち、4枚目のシングルからは「安室奈美恵 with スーパーモンキーズ」にグループ名が改められ、安室リーダー体制がより明確化。5th「TRY ME ~私を信じて~」でブレイクしてからの活躍は誰もが知るとおり。

関連安室
TK時代


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ドラム猫)
2009-04-04 06:53:50
なんか名曲キターーー(゜∀゜)ーーーッ!!!!(笑)。

これ大好き!てゆーかリアルタイムで新譜で買いました!(笑)

σ(^&^;)。。。

特に「ミスターUSA」は傑作ですよッ!(゜u゜)

ハウスとラテンとビーチボーイズがミックスされて最高ですなッ!

\(^&^')/

ちなみに牧野アンナは沖縄アクターズスクールの校長の娘さんでドラクエのテーマでソロデビューもしてましたな!(友達がファンでした!笑)
返信する
をー (nakamura8cm)
2009-04-04 15:03:02
んーこれをリアルタイムで買っているとは!!!
アイドルマニアとしてもそこそこ濃い部類に入ると思いますが、ポップマニアとしては底知れぬ深みにはまってる人しか手にしないようなシングルでしょう。
さすが、としか言いようがない!

「ミスターUSA」もいいですね!
返信する
Unknown (まとめ)
2013-01-30 19:49:31
べ、勉強になります!!
返信する
まだまだ (nakamura8cm)
2013-02-01 00:26:04
勉強中ですっ!
返信する

コメントを投稿