「夢ロケッツ／バンビDO！」 遠藤久美子 1999年

エンクミこと遠藤久美子の4thシングル。中古屋でエンケンの隣に置いてあるのでなんとなく親近感は持っていた。

①夢ロケッツ　NTV系「Pocket Music」テーマ曲
作詞：遠藤久美子、作曲：石井竜也、編曲：松任谷正隆、プロデュース：遠藤久美子（ニコニコ生命）
リードギター：遠藤久美子＆CHAR
とりあえずセルフプロデュースということになっている作品。見てなかったけど「Pocket Music」という番組中で作られていったようだ。このページによると、番組中でエンクミは「ニコニコ生命」に勤めるセールスレディ－という設定だったらしい。手堅い作・編曲は、エンクミの（事務所の）自力を見せ付ける布陣だが、ちょっと詞がねえ。まあカワイイからいいか。ギターも（多分CHARに教えてもらいながら）弾いてる。

②バンビDO！　TBS「未来ナース」エンディングテーマ
作詞・作曲：上田ケンジ、編曲：十川知司・上田ケンジ
こっちが名曲！ストレートなロックンロールに、どっちかというと無表情なエンクミのヴォーカル。何かに似てるなあ、と思ったらパーランマウム。ブルーハーツを歌うぺ・ドゥナの雰囲気と、かなり近いのだ。こちらにはプロデュースのクレジットがないけど、おそらくウエケンこと上田ケンジだろう。1999年といえば、ウエケンはカーネーションと組んで超名盤『Parakeet & Ghost』を仕上げた年。そんな勢いが感じられるアイドル・ロックの名作になった。ライブではファンの男どもが狂ったように跳ねていたに違いない。間奏で繰り広げられる、ギター＆キーボードによる不協和音の混沌が『パラゴー』的。サビはカーネーション『LOVE SCULPTURE』(2000)収録の「FUNNY」の感触あり。

③④カラオケ

定価1020円、レンタル落ち100円。
この間のベストテンに入れてもよかった隠れた名曲。バンバンバンバンビDO！