失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「硝子の少年」 1997年 「ジェットコースター・ロマンス」 1998年 KinKi Kids

2007-07-21 | タツローまりや
デビューシングル「硝子の少年」から始まり、20何枚連続オリコンNo.1という、息づまるギネス認定記録を更新中。もう10年経ったんだから、そろそろ誰か止めてやれよ。達郎作のシングルは、1st、3rd、5thの3枚。

左、デビューシングル。

①硝子の少年
作詞:松本隆、作曲・編曲:山下達郎
リリース当時から「古臭い」と批判されていた。けど、見事にNo.1をゲット。打ち込みダンスビートにスパニッシュ・ギターが効いた、哀愁のメロディ。地味に刻んでるリズムギターは、達郎かな?まあ、達郎が狙って昭和チックな歌謡曲路線を追求してみたというのは分かるが、やっぱり個人的には今ひとつ魅力を感じない楽曲だ。

②カラオケ

定価500円、中古で52円。
今から10年前のふたりの写真。剛くんの変わりっぷりにも驚くが、光一くんの変わらなさのほうがコワイかも。

右、3rd。

①ジェットコースター・ロマンス ANA「'98パラダイス沖縄」キャンペーンソング
作詞:松本隆、作曲:山下達郎、編曲:船山基紀
夏は、こっちでしょ。「波はジェットコースター」のサビで始まるサーフ歌謡。Wikiによれば、「達郎自身がアレンジのイメージを船山に伝えるため渡したデモテープのアレンジと、実際に船山から渡されたアレンジが全く異なっていたため、達郎自身がその変わりようにびっくりした」らしい。イントロから吹きまくるサンバホイッスルがちょっとうるさいけど、全体としてはデビュー作より弾けていて、いい感じ。何より曲が達郎節全開過ぎて、笑えるくらい。やっぱ夏はタツローだなあ、とか言ってしまいそうになる。あまり好みではない堂本くんたちの歌唱も気にならないほどに、爽やかな青春アイドル歌謡だな。

②HELLO
作詞:山本英美、作曲:寺田一郎、編曲:船山基紀、コーラスアレンジ:岩田雅之

③④カラオケ

定価1000円、中古で50円。
ジャケに「Produced by TATSURO YAMASHITA」の文字あり。当然、①のみのはず。
この2枚を含め、彼らのリリースしたすべての8cmシングルは、当然のように現在マキシ化されて発売されている。

さらに達郎色が強いかもしれない5th(名曲)もいずれ、適切な時期に。



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3 コメント

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達郎バージョンもあるらしいです (ヒロシ)
2007-07-22 10:06:44
硝子の少年(達郎版)はサンデーソングブック内でも何度か流れました。
ジェットコースターは聴いた事ないけどあるらしい。レアリティーズ制作時にホントはこの曲をセルフカバーしようとしたけど上手くいかずお蔵入りしたそうです。
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Unknown (ヒロシ)
2007-07-22 10:08:53
ちなみにタツローが作曲時に意識したのは筒実京平さんだそうです。歴代のジャニーズ歌謡を聴いて作ったらしい。本当はジェットコースターがデビュー曲になる?とかいう話もあったそうな。
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達郎のデモ (nakamura8cm)
2007-07-22 11:19:05
聴いたことないです。どっちも達郎がセルフカヴァーするには詞が若々しすぎますよね。「ジェットコースター」がデビューになったとしたら、爽やか過ぎたかも。好き嫌いはともかく、「硝子の少年」の妙なインパクトがデビューとしては正解だったような気もしてきました。
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