「桜っ子クラブさくら組」のグループ内ユニット、キー・ウェスト・クラブ(中谷美紀&東恵子)のコンプリート・シングル・ディスコグラフィー。
左上、デビューシングル。
①お誂え向きのDestiny
作詞・作曲:川島だりあ、編曲:池田大介
90年代初期に一世を風靡したビーイングサウンド。ビーズ、ザード、ワンズなどほぼ興味を持てず、自分とは関わりのない世界で鳴っている音楽というイメージだった。まさか20年近くたってビーイング系を、そこそこ真剣に聴くことになろうとは。
ユニット名が物語るように、ラテン歌謡の系譜。扇情的なジャカジャカリズムに、和の心に訴えかける哀愁のメロディ。桜っ子クラブの学園ノリとは明らかに異質な「お姉さん系」のユニットなのだった。「心ならずも下世話な歌を歌わされてる感」が萌えポイントかねえ。
②あした天気になぁれ
作詞:KEY WEST CLUB、作曲・編曲:寺尾広
これもラテンロック歌謡。まあ、サンタナ歌謡とも言う。一応、おふたりの自作詞のようだ。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
左が中谷美紀、右の東さんはなぜか顔を伏せたショット。どうしてこの写真選ぶ!と東ファンからのクレーム必至だろ。
右上、いかにもビーイングぽいセピアカラーのジャケが1992年のセカンド。
①UNBELIEVABLE
作詞高:高樹沙耶、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫
3枚の中ではラテン度低めのロックナンバー。女優・高樹沙耶が詞を書いているのがこの曲の特徴。
②LAST SUMMER DAYS
作詞:小田佳奈子、作曲:栗林誠一郎、編曲:池田大介
これが意外といい。アレンジの軽さがやや気になるが、全体としては完成度の高いシティ・ポップスに仕上がっている。アルバム未収録曲。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で400円。
いやあ、ちょっと高かったけど、あと1枚でコンプリート、と思って買ってしまった…
下、ラストシングル。これも1992年。
①夢はマジョリカ・セニョリータ
作詞:川島だりあ、作曲:小諸鉄矢、編曲:寺尾広
タッキー&翼にシングルのカップリングでこっそりカヴァーしてもらったらハマりそうな、ベタなラテン歌謡。「ところが 気づいた時に あの人が牛だったの」「男上がれば 頭が下がる アタシはパセリじゃない」など、狙いまくった謎歌詞が繰り出される。こんなある意味「ヨゴレ」な仕事も不発に終わり、ユニットは終焉を迎える。
ところで作曲の「小諸鉄矢」って川島だりあのペンネームらしい。どうしてそんなややこしいことするんだ。TKに対するリスペクトなのか、コケにしてるのかよく分からんし。ファーストシングルと同じ「作詞・作曲:川島だりあ」でいいじゃないの。
②LOVE・Secret Version
作詞:小田佳奈子、作曲:多々納好夫、編曲:葉山たけし
セカンドアルバム『UNBELIEVABLE』(1992)収録曲。一番アイドルらしい曲かな。これもわりといい出来。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
最後のシングルで、ようやくアイドルらしく顔面アップ写真。
①がアルバム未収録で、今後ベストアルバムの予定はどう考えてもなさげなので、中古屋市場ではとんでもない値段がついていることが多い。ちなみにAmazonで1万円超。
3枚ともテイチクの「Bi-tam-ing」レーベルから。すべてビーイング代表長戸大幸によるプロデュース。
KWC解散後のふたりについて。
東恵子は「Aisha」のアーティスト名でシングル「Basic Mind~Darling! Let' s take a chance~」(1997)をリリース。その後の足どりは不明。
中谷美紀はシングル「あなたがわからない」(1993)でソロデビュー。そのまま(シンガーとしては)フェイドアウトでもおかしくなかったのに、3年のブランクのあと坂本龍一プロデュースのシングル「MIND CIRCUS」(1996)で復活。その後わりと恵まれた音楽活動を展開した。2001年からは女優に専念?
関連中谷
「いばらの冠」
「砂の果実」
左上、デビューシングル。
①お誂え向きのDestiny
作詞・作曲:川島だりあ、編曲:池田大介
90年代初期に一世を風靡したビーイングサウンド。ビーズ、ザード、ワンズなどほぼ興味を持てず、自分とは関わりのない世界で鳴っている音楽というイメージだった。まさか20年近くたってビーイング系を、そこそこ真剣に聴くことになろうとは。
ユニット名が物語るように、ラテン歌謡の系譜。扇情的なジャカジャカリズムに、和の心に訴えかける哀愁のメロディ。桜っ子クラブの学園ノリとは明らかに異質な「お姉さん系」のユニットなのだった。「心ならずも下世話な歌を歌わされてる感」が萌えポイントかねえ。
②あした天気になぁれ
作詞:KEY WEST CLUB、作曲・編曲:寺尾広
これもラテンロック歌謡。まあ、サンタナ歌謡とも言う。一応、おふたりの自作詞のようだ。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
左が中谷美紀、右の東さんはなぜか顔を伏せたショット。どうしてこの写真選ぶ!と東ファンからのクレーム必至だろ。
右上、いかにもビーイングぽいセピアカラーのジャケが1992年のセカンド。
①UNBELIEVABLE
作詞高:高樹沙耶、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫
3枚の中ではラテン度低めのロックナンバー。女優・高樹沙耶が詞を書いているのがこの曲の特徴。
②LAST SUMMER DAYS
作詞:小田佳奈子、作曲:栗林誠一郎、編曲:池田大介
これが意外といい。アレンジの軽さがやや気になるが、全体としては完成度の高いシティ・ポップスに仕上がっている。アルバム未収録曲。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で400円。
いやあ、ちょっと高かったけど、あと1枚でコンプリート、と思って買ってしまった…
下、ラストシングル。これも1992年。
①夢はマジョリカ・セニョリータ
作詞:川島だりあ、作曲:小諸鉄矢、編曲:寺尾広
タッキー&翼にシングルのカップリングでこっそりカヴァーしてもらったらハマりそうな、ベタなラテン歌謡。「ところが 気づいた時に あの人が牛だったの」「男上がれば 頭が下がる アタシはパセリじゃない」など、狙いまくった謎歌詞が繰り出される。こんなある意味「ヨゴレ」な仕事も不発に終わり、ユニットは終焉を迎える。
ところで作曲の「小諸鉄矢」って川島だりあのペンネームらしい。どうしてそんなややこしいことするんだ。TKに対するリスペクトなのか、コケにしてるのかよく分からんし。ファーストシングルと同じ「作詞・作曲:川島だりあ」でいいじゃないの。
②LOVE・Secret Version
作詞:小田佳奈子、作曲:多々納好夫、編曲:葉山たけし
セカンドアルバム『UNBELIEVABLE』(1992)収録曲。一番アイドルらしい曲かな。これもわりといい出来。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
最後のシングルで、ようやくアイドルらしく顔面アップ写真。
①がアルバム未収録で、今後ベストアルバムの予定はどう考えてもなさげなので、中古屋市場ではとんでもない値段がついていることが多い。ちなみにAmazonで1万円超。
3枚ともテイチクの「Bi-tam-ing」レーベルから。すべてビーイング代表長戸大幸によるプロデュース。
KWC解散後のふたりについて。
東恵子は「Aisha」のアーティスト名でシングル「Basic Mind~Darling! Let' s take a chance~」(1997)をリリース。その後の足どりは不明。
中谷美紀はシングル「あなたがわからない」(1993)でソロデビュー。そのまま(シンガーとしては)フェイドアウトでもおかしくなかったのに、3年のブランクのあと坂本龍一プロデュースのシングル「MIND CIRCUS」(1996)で復活。その後わりと恵まれた音楽活動を展開した。2001年からは女優に専念?
関連中谷
「いばらの冠」
「砂の果実」
驚きです!KWCはどれも高値になっているので、なかなか手が出ません。
2ndのみ所有しておりますが、3rdが欲しいですね。
3rdはかの有名な「セーラームーン」の主題歌の原曲と言うか何と言うか・・・。
ややこしいので詳細はWikiでという感じですが、これはなかなか入手困難でしょうねぇ。
本当に幅広いコレクションに圧倒されております。
でもちゃんと聴いてなかったのでKWCと繋がってませんでした!
教えていただき、ありがとうございます!
いずれ並べてレビューせねばなるまい。
そうそう、KWC結構な高額で取引されているようですね。
1stと3rdはそれぞれ100円で入手できたのは嬉しかったです。