失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

10x10その5 8㎝親子・洋楽編

2015-07-08 | 8cm論
気づけば3カ月ぶりの10x10シリーズ。

このペースじゃ今年中に終わらなくなっちゃうのでがんばる。

その5は「8㎝親子」。親子でそれぞれ8㎝を残しているペアを並べてみる。今回は5組を洋楽編として紹介。

左上から。

父と娘。フランク・シナトラとナンシー・シナトラ。
大御所の父は、非売品サンプラー「J-Ladies Vol.4」に「オール・オブ・ミー」収録。
やんちゃな娘は、代表曲「にくい貴方」など4曲を収録した「Lil' Bit Of Gold」シリーズの一枚。父とのデュエット「Somethin' Stupid」も入ってる。
意外と娘も8㎝CD再発があるくらいのメジャー。

となりも父と娘。ナット・キング・コールとナタリー・コール。
こちらも父はサンプラーの中に1曲。「J-Ladies Vol.3」収録「スターダスト」。
娘、ナタリー・コールは1991年のシングル「アンフォゲッタブル」。亡き父のレパートリーをカヴァー。ていうか共演。歌い出し親父だもの。

①アンフォゲッタブル UNFORGETTABLE NATALIE COLE with NAT "KING" COLE
(Irving Gordon)
オリジナルはナット・キング・コール、1952年。1965年に亡くなったナット32歳時の声と、娘ナタリー41歳がデュエットする。娘も普通に上手なシンガーではあるが、ナットの声の圧倒的な艶の前には分が悪い。いや別に親父に勝とうとか思ってないからこれでいいんだろう。

②コテージ・フォー・セール COTTAGE FOR SALE NATALIE COLE
(Larry Conely-Willard Robinson)
こちらも父の曲をカヴァー。ナタリーのソロで。

定価医900円、中古で100円。
バッチリメイクで微笑むナタリーさん。


そしてまたもや父と娘。どちらもグループ。父はザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン、娘ふたり(カーニー&ウェンディ・ウィルソン)とママス&パパスのジョン・フィリップスの娘と組んだトリオがウィルソン・フィリップス。
ビーチボーイズは「Lil' Bit Of Gold」シリーズ。「カリフォルニア・ガールズ」「ヘルプ・ミー・ロンダ」「素敵じゃないか」「グッド・ヴァイブレーション」って最強すぎる4曲入り!
ウィルソン・フィリップスはデビューヒット「ホールド・オン」ほどは売れなかったけど、全米20位と健闘した1992年の「涙にさよなら You won't see me cry」を。
ママス&パパスの8㎝はなかった。


下段のふた組。

父と息子。ジョン・レノンとジュリアン・レノン。
父は「スターティング・オーヴァー」。
息子は景山民生映画「COO 遠い海から来たクー」テーマ曲「Children Of The World」(1993)。
「バロッテ」とか結構よかったけど、90年代にはかなり地味な活動になっていたジュリアン。歌声、歌唱法ともに父親に似すぎていたが、才能までは受け継げなかった。

最後は父と息子&娘。フランク・ザッパとアーメット、ドゥイージル&ムーン・ザッパ。
父のは1988年の3インチ「SEXUAL HARASSMENT IN THE WORKPLACE」。
横型のが多人数チャリティ企画盤、ピース・クワイアー「平和を我等に」(1991)。ザッパの子供たち3人の他、ショーン・レノンとヨーコ・オノも参加してるので下段内で入れ替え可能。

最後のはやや苦しかったね。


次回、邦楽編につづく。


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