札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

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新しい医療・・・

2012年06月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 医療が進歩しても、病気になる人は一向に減らないです。

平均寿命が伸びても、単に生きているだけで最期まで人生を楽しんで、まっとう出来る人も減って居ます。

 私も、そんな医療の最先端で仕事をしております。

いつも、疑問を持っていました。

 単に、病気になった人に治療をするだけで良いのか? 病院で治り難い、治らない人を治療して、治したとか、医者が言った寿命よりも元気で長生きをする事が出来たと言うだけの仕事で良いのか・・・

 本当は、病気にならない、なっても早く治って、自分たちがやりたい事、しなければならい人生を送れるお手伝いをする方が大切ではと、いつも思っていました。

 医療では、病気になっても健康維持の為にも、食が大切と言います。でも、その食を具体的に示し、その方法と手段まで提案している処は皆無です。

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 それと、有機野菜、オーガニックを標榜している処も、実は、裏から見てみると、有機やオーガニックを看板にするとお客さんが来るので金儲けが第一の目的でされている人やお店が多いですし、ほとんど有機やオーガニックを置いて無くとも、そのお店のイメージをそんな風にする事で消費者が錯覚して買われる様にしている所が殆んどです。つまり、偽者の有機やオーガニックの自然食品屋さん、レストランが本当に多い!

 でも本当に有機やオーガニックが体に良くって美味しいのでしょうか?

日本では、古来から食事を頂く時に、「頂きます」と言います。

それは、食事の素材にあります「イノチ」を頂き、それを自分が生きる為に頂く、そのイノチを私に差し出してくれた感謝の気持ちに思います。

 その食べ物のイノチは、健康な元気な植物や動物、魚達なんです。

もし、有機であろうとも、オーガニックでも元気でない卵や野菜等の素材であれば、駄目だと思います。逆に最低限の農薬や肥料を使って元気で健康になっている食材の方が良いと思います。元気や健康は、数値で判るでしょうか?

 有機やオーガニック食材等に付いている、経歴や薬の使用の有無。これを人間に当てはめてみるとどうでしょう?

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 家系・経歴や学歴が優れている人は、立派な人でしょうか?

 どんなに具合が悪くとも病院に行かずに薬を飲まず治療を受けないで頑張っている人が偉いでしょうか?

野菜も人間も同じだと思うんです。見た目がきれいで、経歴も立派であるよりも、中身が輝いていて、元気で健康な心を持っている方が、何倍も立派に思います。 野菜やニワトリ、家畜の健康に気遣い、ちょっと具合が悪いと気になってちょくちょく見に行く。皆さんも小さな時、思い出しませんか?風邪で熱を出して寝ている時、両親がそーっと見に来て、自分のヒタイに親の手が・・・。そんな野菜を育てる農家さんを、見つけて、皆さんに体験していただきたく思っております。

 マスコミには、そんな農家さんは出ませんし、もちろん取り上げてもくれません。だって、マスコミにも業者にも利益が出ないからです。

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 私達は、医療や健康、食に携わる仕事をしているメンバーで、その為の会社を立ちあげました。株式会社 マカリイ MaccaLi です。

 自薦他薦も構いません。お待ちしております。

 


余市の薬草園

2012年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 もう少しで7月ですね。春から不順な天候で農作物の成長にも影響が出てきて居ます。

 昨日は天気が良く、患者さん家族も遊びに来てくれました。海の青さもきれいで、もう最期になりつつあるワラビをダンボールで収穫してくれました。もちろん、満面の笑顔♪ お食事も持参で、とても気に入ってくれました。

 私の薬草園にありますサクランボは、雨と湿気で割れている物が多く、本格的な収穫は来週からですね。

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桑の実も、もう少しで黒く完熟予定です。

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自然を相手に、薬草などと対話をして居ると、色々な事を教えてくれるのです。

農作物は、一年に一回の収穫です。失敗をすれば、その年の収穫は断念です。豆やトウキビを植えるとします。早く植えて早く収穫したいと考えても春先の低温で発芽しても駄目になる事もあります。逆に慎重になりすぎて温かくなって植えますと収穫は寒くなっていて上手く完熟していない事もあります。

 こちらが気を付けても自然相手で天候が気になります。長期予報から週間予報、明日の天気予報・・・。 どんなに頑張っても気を付けても農作物は1年に一回のチャンス。 そして、太陽の周りを私の寿命と同じ回数しかまわる事が出来ません。そうです。数十回しか体験できないのです。

毎年、毎年が真剣勝負の農作業は、人生にも通じる部分がありますよね。


新しい農業

2012年06月04日 | 本と雑誌

マイファーム 荒地からの挑戦: 農と人をつなぐビジネスで社会を変える マイファーム 荒地からの挑戦: 農と人をつなぐビジネスで社会を変える
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-05-01

 私も社会貢献型、NPO型の会社を作りたく思っていました。

個々人の利益や企業の利益もですが、それよりも社会に、その企業が存在する意味じゃないかと思うんです。

 私のやりたい事と似ている事をされている人が居ます。西辻君です。

きっと、彼と一緒に仕事をする事になるかと思います。

その彼の本です。久しぶりにワクワクしながら読んでいました。


初夏を思わせる季節

2012年06月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 晴天に恵まれた余市町の薬草園。海も空も抜けるような青でした。

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 それにしても雑草の伸びるのは早いですね。人間の都合で収穫したい植物が中々成長していかないのに、その横では、雑草がたくましく、物凄い勢いで増えて行きます。不思議です・・・・。天候不順であろうとも、冷夏でも、長雨でも、ちゃんど雑草の成長は凄いです。

 草刈をしてきましたが、2週間前にした処にも、あっと言う間に雑草だらけです。 でも、雑草って、人間の都合なんですよね。人間が食べれない、役に立たないものを雑草と言って居ますが、ヤギやヒツジ、牛達にとって見ると、とびっきりのご馳走なんです。

 また、雑草も生き物ですよね。それを人間の都合で、切ってしまって良いのか考えながら草刈を4時間していました。

 作業の中、色々な花達を見つけました。

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野イチゴの白い花、フキの下に群落を作っていたクルバマソウ、それと野生のリンゴの白い花。夫々に素敵ですね。

 人間も植物も、だれかの為に利用されやすい様にするよりも、雑草のように生きていけたら心も体も健康的で、生命力が輝いて人生を送れるのかもしれませんね。