党内「無党派」宣言

多くの方からご心配をいただいた風邪も治り、仕事に復帰してから数日が経ちましたが、どうしてもエントリーする気持ちになれず、ついに1週間もサボってしまいました。この間、温かい激励や、離党勧告や、新党立ち上げのアドヴァイスや、代表選挙への立候補の勧めや、痛烈なご批判など、本当に多くのコメントを寄せていただきました。ただただ感謝です。すべてに目を通させていただき、民主党の置かれた惨憺たる現状と向き合ってきました。

まさに、党存亡の危機です。
しかし、「党を存続させるには」などというケチな了見で代表選挙を実施しても、国民世論との溝は深まるばかりでしょう。桜に囲まれた音羽御殿での歓談のシーンが何度もテレビで流れていましたが、なぜか空虚な印象が拭えませんでした。

国民は、政治家に、覚悟を問うているのだと思います。私利私欲を超えてどこまで国家社会に奉仕できるのか! パブリック・サーヴァントとしての純粋な覚悟を。私は、一人の駆け出し政治家として、政治に一身を捧げる己の覚悟を改めて自問自答してみたいと考えています。

私は敢えて今回の代表選挙からは距離を置き、この党の再生を賭けて、敢えて火中の栗を拾う決意を示した先輩政治家たちの言動をじっくり見極めさせてもらうことにします。7日には、立候補者による立会演説会が行われます。どういう政見を掲げ、いかなる覚悟を持ち、どうやって失った信頼を回復し、この党に託された使命を果たす気概を示すのか、真摯に耳を傾けたいと思います。前回のように、前原選対の只中にあって仲間への働きかけに奔走した自分とはまったく違った姿勢で臨むことになります。ずいぶん受け身だなとも感じますが、しかし、こういう時も必要ではないか、と思っています。

この党に対して国民の皆さんが期待するものがあるとすればいったい何なのか、この党に所属する国会議員の使命は何なのか、じっくり見極めてみたいと考えています。その上で、自分の持つ議員としての一票を投じたいと思います。
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