本日のスバル弄りは4時間でした。
リヤエンジンフードのサビ取りを追及です。見えている錆びを徹底的にリューターで削りとりました。
概ね錆びは消えたのですが....
ヒンジ金具が接していた部分は大変なことになりました。
まずは、そこそこなダメージ状態の方。
そして、致命的ダメージの方です。
サビ穴貫通はしていませんが、鉄がものすごく薄くなりました。ボルト通し穴から根が張るように伸びていたミミズ錆びくさびが深く限りなく裂傷に近い状態になりました。
具体的には、指で押すと「ペッコン」と音がする状態です。
サビ穴貫通ではないので、ハンダを盛って面を出すことは簡単です。
でもね、ハンダで面出ししたとして、そこにヒンジ金具が常時押し付けられているのはどうかと思います。
ハンダは鉄より柔らかいです。そんな素材の面で、この重たいエンジンフードをヒンジ金具面積だけで押し付けるのです。車の振動で常時揺すられたりします。
そんな過酷な状態をハンダの面だけで耐久があるとは思えません。きっとハンダが陥没していくと思うのです。
どうしようかなー。と、いっても私にはハンダしかする術はないのです。
そもそも、この薄い鉄板で幅の狭いヒンジを面で受け止めているから振動でダメージが来るんですよ。
どうしようかなー。と、しばし邪なことを考えます。たとえば、近所のあの人に「溶接で肉盛りしてー」と甘えにいくとか....
うじうじしながらも、ハンダしかできない私はパッチで対策するしかないのだからと本心に戻りました。
自分でまだなんとかできるのなら、人に頼るのではない。まずは自分でてきる手を尽くすべし。
どうせパッチを貼るなら大きいサイズにしてやれ。すると実質厚みのある面が広くなるので、ヒンジを受け止めている面積部分の振動によるダメージが軽減されるはず。
ということで、かなり大きいパッチ鉄板を切り出しました。
ちなみに鉄板はいつもの廃家電から切り出しました。両面塗装されている状態で0.8mmでしたので塗装を研磨したことで、おそらく0.5mm厚ぐらいになっていると思います。
ここで、時計を確認です。
これから本格的なハンダ作業になるのですが、次の作業区切りはこのパッチ鉄板を貼り終えるタイミングだと思います。今から作業して夜になるかもしれない。
えーい。今日は天気もいいことだし、やってしまえー。
パッチ鉄板、エンジンフード、それぞれに呼びハンダを仕込みます。
貼り合わせてバイスプライヤーで固定して、300Wのハンダ鏝でじんわりあぶって呼びハンダ部分を合体させて貼り合わせる作戦です。
ここからが持久戦です。だってエンジンフードが大きいのでハンダの熱が逃げるのです。ハンダが溶け出すまで待つのが大変です。
ちなみに呼びハンダどうしが貼りつく目安としては、300Wのハンダ鏝をずっとあてていると合わせている鉄板からチリチリといった音がするのです。サンドイッチしているハンダが溶けて逃げ場がなくなっている音なんですよ。
その音がしてから10秒ほどそのまま炙りまして、次は5mmほど隣へハンダ鏝を移動して、チリチリの音がするまで辛抱。これをパッチ鉄板全面に施していくという作戦です。
そして、日没になり周りが暗くなり始めたときにパッチ鉄板貼り付け完了です。
スクレッパーでガシガシと剥がそうとしてみてもびくともしないので、とりあえず今日はコレでOKとします。
明日に、太陽の明かりの下でよーく確認してみないとパッチがしっかりしているかはまだ判断できませんよ。
ついでの作業分です。
本日最初にサビ取りしている間に、昨日にサビ止め塗料を塗ったリヤフードバッフルへプラサフを吹きました。
なんで白色のプラサフなのかについては....
そりゃー、なんか変な色を塗ってみよう。という考えがあるからです。
以上が本日のスバル弄りでした。