今日から米国女子ツアーの新規大会 「LPGAボルヴィック選手権」 が始まります。 気の早い
メディアは 「注目は3戦連続優勝を狙うタイのアリヤ・ジュタヌガーン」 なんて騒いでいます。
23日付の世界ランキングは8つ上がり13位になって、20歳で 生涯獲得賞金は117万ドル
(約1億2千9百万円) になったと ・・・ タイのヒーロー誕生ですネ。 昨日からの続きです。

タイは何事も女性パワーの方が優っていますが、男子プロは 後に続く選手はいるんでしょうか ・・・
アリヤ・ジュタヌガーン選手に続くタイの男子プロは、17歳で今年の全英オープンに出場するパチャラ・
コンワットマイ選手でしょうネ。 タイのゴルフ業界は、ジュニアからプロになっても継続される大企業と
ゴルフ場のサポートのお蔭で 「高校生プロ」 が、早い時期から国内外のツアーに参戦してキャリアを
積むことができます。 現在、その代表格が タイでツアー最年少優勝ギネス記録も持つパチャラ選手です。
タイの男子ツアーには、「シンハ オールタイランド ゴルフツアー (アセアンPGAツアー 」 というローカル
ツアーがあり、タイの国内各地で年間10試合前後開催されています。 いつもプラヤド・マークセン選手も
参戦する 「シンハ パタヤ オープン 賞金総額 300万バーツ (約930万円) 」 などが有名ですネ。

彼はまず 14歳の時、同ツアーの 「ホアヒンオープン」 で アマチュアとして出場し優勝。 その後、
プロに転向して 「ADT(アジアンディベロップメントツアー = アジアンツアーの下部ツアー」 でも
16歳になったばかりの昨年の3月に 最終日を 66 で周り、20アンダーで最年少優勝しています。
そして今年の3月に開催された 「イーサンオープン」 で、ツアー3度目の優勝を果たしました。
まだ17歳のバチャラ・コンワットマイ選手には、現在 もう一つの褒賞を持っています。 昨年12月
予選会のマンデーから本選出場したアジアンツアーの 「タイランド ゴルフ選手権」 も最終日を 66 で

<全英オープンに出場するバチャラ・コンワットマイ選手(左)>
ラウンドして13アンダーで6位に入りました。 同ツアーは欧州ツアーとの共催試合であり、7月に
開催される 「全英オープン」 に有資格者2名を除く4位入賞に入り、同オープンに出場できます。
今年の1月に行なわれたアジアンツアーのQT戦でも、60位ギリギリでシード権も獲得しています。
まさに実力と強運の持ち主で、プロとは言え アジア最強のジュニア。 これからが非常に楽しみです。

<タイの女子ナショナル代表チームのメンバー>
タイのジュニアは 富裕層の子が多く、勉学の方もインターナショナルスクールに通う子が多いようです。
英語を初等教育から学び、中学を卒業するころには英語を話せ外国人にも抵抗感がなくなり、アジアだけでなく
欧米のツアーにも挑戦する機会もたびたびです。 英語を使いながら場慣れもして堂々と戦えます。
アリヤ・ジュタヌガーン選手も17歳から欧州ツアーを主戦場としていました。 ですから日本のジュニアとは
環境が まったく違い、タイでは生まれるべくして こうしたスーパージュニアが誕生しているんですネ。
バチャラ選手は今後、アジアンの注目選手の一人です! 皆さんも 是非 覚えておいて下さいな。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



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