タイで心温まるお話です！

　今後　新しいカテゴリーを加えますネ、それは「ちょっと良い悪い、気になる報道」です。
今日はその第一弾！

　バンコク週報にこんな記事が掲載されていました！　ワタクシの涙腺が震える記事でしたので、
其の儘　抜粋します。題名は　“国籍不明の物乞い少女、大学進学を目指して勉強中！　
将来の夢は先生になること”　・・・　です。

　「痛いよ！　怖いよ！」バンコクのクロントイ・スラムにあるドゥアン　プラティープ財団が運営する
「生き直しの学校」カンチャナブリ校の寝室から静まり返った深夜、泣き声が聞こえてきます。
職員が慌てて駆けつけてみると、やはり小柄なナーンちゃんが泣いいます。職員はその都度に怖い彼女の夢を
見ている彼女の目を覚まし強く抱きしめていました。

13年前、路上の物乞いを補導中の警察官がナーンちゃん（当時6歳）を保護しました。そして警察署からの
連絡を受け、プラティープ理事長、ミンポン先生が彼女の身柄を引き受けることにしました。小柄で色黒の
ナーンちゃんの全身は火傷でただれており、強く叩かれたらしく鼻の骨が折れていました。

　しばらくは殆ど口をききませんでしたが、施設の環境に慣れてきた頃、ナーンちゃんは自分のことを語り
始めました。「私の他にも多くの子供達がカンボジア国境の村から連れてこられ、物乞いを強要されました。
一日に500バーツ稼がないとタバコの火を身体に押しつかれるなど折檻されました。だからどんなに
雨が降っていても暑くても寒くても、必死になって物乞いをしました。

たとえ50サタン、25サタンのコインでも貰って、何とかして500バーツを稼がなければならなかったのです。
皮膚はタバコの火でいつもただれており、とても痛く保護された時は耐えるのも限界にきていました。
また　病気で身体が動かない時も、ボスは容赦なく物乞いを強制し、嫌がろうものなら、鼻を力いっぱい
殴るのです。目の前が真っ暗になり、鼻血が出て泣き出すと「泣きと止まらないと殺す」と脅かされました。

　ナーンちゃんにとって忘れられない出来事があるそうです。それは、プラティープ理事長がクロントイ港湾
警察署にやって来て、彼女を温かく抱きしめてくれたことです。生まれて初めて得た人の愛により、彼女は
微笑みを取り戻しました。幸せを感じ希望も湧いて来たのです。6歳で「生き直しの学校」カンチャナブリ校に
入所し、新たな生活を教職員や友達と共におくり、近くの小学校に通学するようになりました。

しかし、出生証明書も無く、国籍不明の彼女は当初　何の権利も行使することが出来ませんでした。その為
プラティープ財団では彼女が法的に許可されるまで奮闘。そしてナーンちゃんはやっと「一人の人間」として
認められるようになりました。現在19歳の彼女は、バーンガオウィタヤー高校二年生として学んでいます。
芸術的センスに優れ、仏教国タイでは必要不可欠な花輪づくりでは県大会で優勝し表彰されました。

　また　責任感も強く思いやりもあり、年下の子供達から慕われています。でも　19歳ともなれば容姿が
気になってくる年頃です。彼女が鏡の前で変形した鼻をじっと見つめて、考え込んでいる姿を教職員は、
よく目にしていました。残酷なボスから虐待されてきた当時のことを思い出して悲しんでいる彼女が過去の
ことを少しでも忘れることが出来るようと、プラティープ理事長が彼女に鼻の手術を勧めました。

そして、去る4月30日、チュラロンコン病院で手術を行いました。彼女の夢は、高校卒業後、ラチャパット
大学の教職課程に進学し「生き直しの学校」母校の教師として子供達の指導に当たることです・・


ワタクシ、タイでゴルフをエンジョイさせて頂いているだけで無く、プラティープ財団に何か出来ることは
無いか真剣に考えるようになりました！！



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