里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

ようやく当たり前の季節らしくなりました

2023-10-28 12:38:34 | 晩秋

 今朝は 乾いた日が続いてたわりには 靄が掛かって、露も一杯で 畑の辺りはこんなに 煙った感じでした。

 暑く乾いた日がつづいたんで 大豆は全く実が入らず 刈って始末するだけのYさんの畑も、放棄された下の畑の跡も 柔い朝日にこんな具合に溶けてます。

 

 木更津から来て 作っていたOさん達の 畑の土手、草藪になってましたが、草が枯れ始め 残っていた朝顔の藍色が目立ってます。

 

 放置されている畑に 我が物顔でのさばっているセイタカアワダチソウの花が盛りです。切り花としても使われただけに 花は見れます。

  

 家の庭では 秋明菊が涼しくなった所為か 盛んに咲いてます。

 

 涼しくなった所為で 元気になったのは 畑にも居ます。インゲンです。朝夕の気温が下がった この2週間ばかり、次々花の後に莢が伸びて来るようになりました。一月前は 花が咲いても全く莢が着かなかったのに、片付けようかと諦めていたのに、有難い収穫です。

 

 落花生を掘り始めました。端の方 道際は少し草を抜いてたんで 中々の出来です。が 奥の方は 草に埋まってしまい 株も貧弱で 収量は大減。

 それでも 獣やカラスなんかの食害で 作らなくなったKさんや他の仲間には 上げて喜ばれます。

 

 冬野菜の白菜です。ここまで来れば 夜盗虫の食害よりは 育つ方が勝って、物になりそうです。出来た白菜には 夜盗虫が穴を喰い開けて住んでますが、引っぱり出してしまえば 穴が残るだけ。食うには支障ない、殺虫剤漬けよりは良いと 瘦せ我慢です。殺虫剤も高価で そんなに買えないのが本音。

 

 早生の玉葱が着いて育ち始めました。晩生の玉葱2種は 未だベランダで待機です。今度は春の草取りを頑張って 確り作る、の意気込みは有ります、が 今年みたいだと また 草に負けそう。

 

 仲間の苗床では 蚕豆がこんな具合になって来ました。

 

 地主のYさんが 耕して呉れる筈だったんですが 遅れてます。仕方が無いんで、家の小さい耕転機を引っぱり出して 3畝ばかり耕しました。Yさんが 久しぶりに出てきて、週末にトラクターで遣っ付けてくれることになりました。

 来週には 種蒔きが出来ます。この遅れが 出来にどれ位効くか、逆に良い方に働くか、これも賭けです。

 来週は 落花生や薩摩芋、長芋なんかを掘ります。その後は冬野菜で漬物なんかを作り始めます。

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里山は晩秋の気配

2023-10-21 11:44:05 | 晩秋

 昨日は前線の通過で 酷く吹きました。今朝アパートへ帰ってきましたが、ベランダの 大きな蘭の鉢が吹き倒されたり バケツとか如雨露なんかが飛ばされたりの惨状でした。

 里山の方は 急に秋が深まって、晩秋の気配です。畑の土手際の菊や吾亦紅なんかの辺りは 赤の飯が入り込み 花穂を負けずと挿し伸ばしてきて かえって風情が増した感じになりました。 

 放棄された畑の縁の藪は 蔓草やなんかの葉っぱが 黄色くなってきて なんだか寂しくなってしまいます。

 Kさんの 畑の土手、刈った草が乾いたのを掻き分け 露草がしぶとく 青い目立つ花を咲かせてます。

 その奥の土手の藪では ‘’狐の孫” が花を終わり 種で膨らんだ穂を立ててます。種を一杯撒いて 来年も酷い藪になって 手こずりそうです。

 一番奥の畑の境のお茶の木の生垣、今や生垣以外の役に立っていません、茶の花が盛りです。隠れるように咲いてるんですが 花が多いもんで 目についてしまうんです。秋が行ってしまう 挨拶みたいなもんでしょうか、

 畑は すっかり冬野菜モードです。大根の1回目です。蒔く前に しっかり防虫したんで 葉先は喰われましたが 芯は喰われなかったので ここまで来ました。Kさんでさえ 蒔いた内 かなり食われてしまい畝が空いてしまってます。とにかく今年の害虫、ハスモンヨトウ等の夜盗虫の類、は半端じゃない!

 白菜です。巻き始めました。こっちは 苗を作って植えましたが 1/3は喰われて 植え直しました。先に出た葉っぱは 食われてぼろぼろです。食われるより育ってくれる方が勝ってるようなんで、何とかなりそうです。2回目、3回目と苗を続けて植えてます。そっちは未だ幼いんで 虫の被害は重大です。

 長ネギです。こっちも夜盗の類の虫に遣られっぱなしです。青い葉の先の方を喰い、穴を開けたら そこから葉のチューブの中に入り 食い続けます。食い物の中に住んでるんで 天敵も来ないし、大きく育ちます。

 食われて 穴の開いたのや 半分になってしまった葉を 外から潰すように下たから抓んでいくと 中に住んでる夜盗虫を潰せます。かなりの指応えですよ。

 夏野菜の冬瓜を始末しました。未だ雌花も結構着いてるし 蔓も伸びてるし、で この株には申し訳ないんですが あんまり蔓延って 大きな面積を藪にしてるんで、思い切って抜いて 蔓を剥がしました。残骸は1輪車に山盛り2杯にもなりました。藪の中から 大きい奴だけでも8本ばかり ゴロンと出て来ました。

 冬瓜を剥いだ跡は 取り敢えず2畝作って、片っ方には スナック豌豆とグリーンピースを一袋づつ蒔きました。もう片方は 菜っ葉を蒔きます。

 畝は 相変わらず 真ん中をスコップで溝にして 刈って何日か経って乾いた草を持ってきて踏み込み 肥料を入れるやり方です。歳の所為でだんだん溝堀の勢いは衰え、腰を伸ばし伸ばし遣ってます。

 獣はいまや 同居してるみたいなもんで、トラクターで耕して均した畑を 我が物顔で大きな足跡を残して行ってます。家の裏の藪も掘り返してくれてるし、柿は 朱くなった奴から食い散らかしてるし、遣りたい放題、皆はもう慣れたもんで 一寸の事では魂消なくなったみたいです。 

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2度目の金木犀が香ってます

2023-10-16 17:57:07 | 

 昨日はかなり降りました。気温も下がって 寒いくらいでした。その中を里山から帰ってきました。

 里山の方でも船橋の町の方でも冷たい雨の中ながら 金木犀の良い香りに包まれます。

 2度目で本番の開花です。金木犀の枝が黄金色の 小さい花の塊で一杯です。

 裏の柿の木が 今年は’なりどし’で 沢山成りました。

 

 甘くなってきたんで ヒヨやカラスが煩い事、もうかなり齧られ啄まれてます。虫が付いて 早く熟んでしまい 落ちた奴がいっぱいある筈ですが 小さいのやでっかい獣に食われたようで、見当たりません。

 ここに来たばかりの20何年か前には 落ちた柿が臭かったんです。僅かの間に ハクビシンやアライグマなんかの外来獣に 狸やマミなんかの昔からの小さい獣だけでなく、猪迄も増えたんです。

 今では 家の周りは 猪の穿り痕だらけだし、土手には 上り下りの獣道が何本も出来てます。先日も箱罠に3匹も入ってたそうです。

 電気柵で囲んだ 畑では、冬野菜が育ってます。今度帰る前には 3度目の大根と2度目のホーレンソウを蒔いてきました。この雨で上手く芽を出してくれそうです。

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モッテノホカが咲き始めました

2023-10-07 13:33:54 | 秋の走り

 湿気が無くなって 過ごしやすくなりました。今朝は草叢を歩いても びっしょりにはなりません。

 蒸し暑く昼間なんか とっても外仕事なんかできなかった一寸前迄とは 様変わりです。

 食用の菊、以ての外(モッテノホカ)が咲き出して 秋になるんだ、と知らされました。

 クリックで大きな画面に

 何年か前、新潟の兄嫁さんに苗を送って貰ってから、毎年 秋の楽しみを味合わさせてもらってます。来週には 摘める程に 花弁が育ってくれます。

 草共は夏の間 熱と強い光を受けてため込んだエネルギーを 込めて種作り、腰位の草葎になってます。畑の道も この状態になってました。

 昨日、朝から刈払い機を振り廻し刈っておいた 畑の道です。草は土手の高さの半分以上は有りました。

 昨日、半日の日照りで見事に 干し草になりました。

 

 もっとも この道の草は 殆どイネ科の 蛇草、チカラシバやネコジャラシなんかで 乾き易かったんです、が それにしても 見事な干し草になりました。

 この夏の暑さで 隣畑のYさんの豆は 実が入らない状態。種を分けて貰った 本職の味噌屋さんのも全くダメだそうです。莢は枝に着いてはいますが 莢は育たず 豆も入りません。

 

 小豆もダメ。家のと Yさんのと 全く実が入らないんで、刈り倒しました。株は とっても 大きく育ったんです。

 

 爺さんが遣れなくなって 放置された Wさんの畑です。セイタカアワダチソウが 黄色い花盛りに、こうなると 茎は太く硬く成るんで 倒すのも苦労です。こっち側の畑のKさんには 迷惑な事です。

 このままでは 後何年もしないで 山に還ってしまいます。

 家の前庭?もこんな状態になってしまいました。暑い間、手抜きしたツケが回ってきました。

 猪小槌(イノコズチ)の藪です。この種は 何にでも食いつき ひっついて、あとで除くにも面倒な 困った奴なんです。ここまでになられたら 刈り倒して焼くしかない。手抜きがえらいしっぺ返し、来週にはきれいさっぱり 刈り払います。

 

 畑は ハスモンヨトウの大発生で 冬野菜が困った事になってます。今朝も Nさんが通って 大根も白菜も他の菜っ葉類も 食い尽くされたとの事、見に行くと 植えた後には 茎が残ってればいい方、の状態。薬は使いたくないと 言ってたんで、仕方ないか。敵は飛んで来て卵を産んで行くんじゃ手に負えんとぼやくぼやく、 

 Kさんとこも 大根や白菜にキャベツも酷い目に遭ってます。薬を撒いたのが 遅かった、こんなのは今迄 無かった、と。

 家も菜っ葉にはネットを掛けて 薬を撒いて対策してたんですが かなり遣られてます。

 気候がこんなんでは 品種も変えていかなくちゃいかんようです。

 

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草共は秋の支度追い込み、紫蘇は穂の装い

2023-10-01 13:11:26 | 

 この処の暑さと湿っぽさで 草共の勢いが加速されてます。子孫を大量に残すべく物凄い勢いで茎を伸ばし、沢山の穂を更にその先に掲げてます。蛇草に藜、風草や猫じゃらし迄。

 紫蘇はすっかり穂紫蘇になり、軟らかく良い香りだった葉は 穂の方に養分を送って小さいのしか出て来ません。草共の秋は深まったようです。

 穂紫蘇は少し扱いて 漬けました。秋の味を暫くは楽しませてもらいます。

 手が回らないで 半分草に占領された落花生です。占拠してきた草共は 来年も栄えようと、せっせと種の着いた穂を伸ばしてます。

 

 前にここを作っていた M婆ちゃんが 草は種を落とさせちゃなんね!とよく言ってましたが その通り、これでは 来年も草に蹂躙されます。

 庭の柊に こんなのがぶら下がってました。黄カラスウリです。こいつに入り込まれると 蔓を伸ばし葉で樹を覆ってしまい 始末に負えなくなります。見つけ次第抜いてたんですが やっぱり 取り切れなくてこの始末。株元には芋が残り、この実からは種が広がってしまい 煩い事です。株元の芋を掘り出し、実と一緒に焼いて処分します。

 

 畑には夏野菜の残党が未だ頑張ってます。この花は冬瓜です。大きな実が 霜が來る頃まで有ります。瓜類を特に酷く痛めつけて来た ウリバエが未だこんなに 作物を食い荒らしてます。今年の暑さがこの虫を勢い付けたようで いろんな作物が痛い目に遭わされました。

 捕殺するにも 飛んで逃げるんで 手に負えません。薬はあんまり使いたくないんで、ネットを掛けたりしてますが、大きくなる株ではそれも無理、お手上げです。

 お茶の花が咲いてきました。先代の爺ちゃん婆ちゃん達迄は 茶摘みを遣ってんですが、今はそれが 垣根になって残ってます。

 花は咲き始めたばかりですが、蕾がいっぱい、それに実も一杯成ってます。

 

 いつもは 茶の花は 寒くなって見たように思いますが、植物はもう秋が進んだと 感じてるようです。

 猪は今日も 車で通った道の横断歩道を歩いてました。村のお寺には アライグマに遣られた穴を塞ぎ 荒らされたところを手当てする業者が 今朝、来てました。

 相変わらずの被害続きです。耕作放棄してる畑に 設置してる大きな箱罠です。

 

 何頭か 捕まった罠です。が 敵は1回に何頭も子供を産むんで、少々の捕獲では追いつきません。人が捕って食うのが一番の策なんでしょうが 猟師が居ないんでは そうもいかず、人の方が逃げ出す他無いようです。

 ふあっと 香った気がして 覗いたら、金木犀の一番目が咲いてました。

 

 枝が黄金色に飾られるのは もう少し先になりますが、秋が確実に進んで来てるようです。

 いつもはもっと前に咲いていた 台湾蘭の素心が咲きました。もう何十年も前に 台湾へ行っていた頃 持って帰って以来、毎年 夏の終わりに咲いてきました。

 その頃お世話になった人達は 思い出の中だけになってしまいました。が、この花は 懐かく思い起こさせてくれます。

 良い香りで頑張ってくれてます。

 畑は1回目の大根と白菜が どうにか虫共の攻撃を逃れて 育ってきました。来週は 菜っ葉類を蒔いて、豆類の畑の準備に掛かろうと思ってます。

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