ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

劇団木花「ロミオとジュリエット」仕込み編

2006年07月19日 | 韓国語
7月19日(水)

その話が来たのは、あれは青い鳥の何度目の稽古の時だったろうか。
「劇団木花の仕込みに通訳として入ってくれませんか?」

ああ、ありがたい。
片言の韓国語が話せるとは言え、とても現場で役に立つとは思えない私にお声がかかるとは・・・。
「私でやれる範囲なら頑張ります」と言う事で、今日は朝から劇場へ。


初手からテンパる私に
「大丈夫ですよ」と劇場スタッフのS藤さん。
(いやーダメっスよ)と心の中でつぶやく私。
「とりあえず舞監のM下さんについていて下さい」との事で仕込みが始まりました。

まずトラックから荷を降ろし劇場へ搬入。
トラックの貨物室を開けるや否や漂ってくるキムチのニオイ。
おお、キムチまで積んできたか・・・。
さすがは大韓民国国民。テーハミングッの皆さんね。

搬入を眺めていると、一際目立つお兄ちゃんが・・・。
思わず「間違いなくパジャマだよね、ソレ・・・」とツッコミたくなるようなナイスコーディネート。

「他に着てくるモノなかったの?」
「まさか韓国で流行っているのか?」
「イケてると思っての所業か?」  等等
恐らく日本人スタッフの全員が心の中でツッコんだに違いない彼の服装。(隠し撮りの為、画像荒し)
   
作業確認するパジャマな彼             のこぎりを操るパジャマな彼

まあ、彼が気にしてなきゃいいのか。いいのかっ?

それから気になるのが劇団員の98%がビーサンな事。
君達っ、危険だという認識はないのかっ!
まあ、劇場の人も雪駄履いてるから、似たようなもんだけどさ。いやいやそうか?
ああっ、こっちには裸足でうろうろするお姉ちゃんまで 
さすが安全と清潔に鈍感な国からいらっしゃっただけの事はある。

舞台を建て込み始め飛びかう怒声、なぐりの音、懐かしい仕込みの風景。
彼らは割とその場その場で物事を決める事が多く、
日本人スタッフも、
「まあ彼らなりにやってもらえばいっか。異文化コミュニケーションね」と諦めムード。

しかしビニテを噛み切る荒技には、さすがに目を剥く。
カッターと言う選択肢はないの?ないのね。はいはい。

建て込みも終わりシュート→リノ貼り→稽古と流れて行く時間。
19時過ぎからはリハーサルも始まり、私もやっと落ち着いて役者の皆さんを眺める事が出来始めた頃、プロデューサーのHさんが一言。

「ここのお膳のシーン、ワークショップでやってもらうと思うから。」

ああっ、そうだった。私、ワークショップにも参加しなくちゃいけなかったのだった。

芝居を辞めて約3年。
果たして体は動くのか?
その模様は明日に続くのであった。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんて (tanise)
2006-07-20 01:59:28
えきさいてぃんぐなんだ・・・。
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まあ、 (きたむー)
2006-07-20 21:25:21
tanise様

日本の劇団の仕込みでは味わえない味でしたね。
返信する

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