平和教育をより充実して頂けるよう、議場で賛成討論しました。
以下、その文面です。
4番 無所属 橋本尚美です。
平和事業の実施を求める決議に、賛成の立場で討論します。
これまで2か年、二度、実施された平和大使事業がもたらした
成果はとても大きなものでした。事業の内容に関しましては、
一年に一度、中学生ひとり、おおよそ30万円の経費をかけて、
4人を長崎に派遣することのみにとらわれず、今後は、
見直しも図りながら、引き続き、平和をかかげた事業や教育を
継続する必要があると考えています。その中で、筆舌に尽くしがたい
被爆地の悲惨さからは目をそむけず、同時に、ここ青森市自体が、
大空襲の被災地であり、中心地が一面焦土化し、一千人以上もの
尊い命が失われたことも忘れてはなりません。
この悲しく辛い歴史を子どもたちに教え、思いを共有しながら、
次の世代へと語り継いでいかねばなりません。
ふるさと青森市で起きたこと、我が国全土で起きたこと、
そして全世界で起きた、全体像を俯瞰した学びの機会が重要と
考えます。何故、今も争いが無くならないのか、衝突を防ぎ、
紛争を解決するには、何を、どうしていかねばならないのか。
南北問題を始めとする国際関係など、広い視野を持って学ぶことが
必要と考えます。
戦争への怒り、憤り、そして平和の尊さ、大切さを心ひとつに、
これまで築いてきた平和に対する子どもたちの思いや活動をもとに、
より効果的な方策を模索しつつ、一層の平和教育の充実と、
平和事業の推進を強く求めて、賛成討論とします。